消防団の実際に消火活動はどうなのか?
私が入団して20年になるが、本当にホースを持って火を消したことは無い。皆が皆ホースを持つ訳ではないのだが、それでも実際の火事現場において「消火活動」を行うことは最近は特になくなった。
1、消防署が近くにできて、火災現場には本職の方が早く到着する。
2、消防署からの指示で、後方支援、交通整理をやる
こんなとこが理由か。消防団員の怪我と言う面もあると思う。
ちなみに班のその地区で火災による死者が出た場合、その捜索が終わるまで団員は任務に就かなければならない。
最近多い災害での出動。
神戸は特に震災以降、この方面に力を入れているように思う。
台風等で河川の氾濫が予想されるときには、出動して河川の見回りを行う。が、実際に氾濫したら、どうするのかは知らない。決壊したら消防団ではどうすることもできない。幸い、今のところそんなことは無いが、、、。
消火活動にしろ災害による出動にしろ消防団員にとっては普通の活動とはいえ、ほとんどの団員が本業の仕事を抱えながらの活動である。
火事や災害が起きるのはこちらの都合などお構いなしだ。深夜の時もあるし、早朝の時もある。もちろん昼間にも起きる。
私が住んでいる神戸市北区、ほとんど三田市に近いのだが、大阪も通勤圏に入る場所だ。神戸市街に通勤している人も多い。平日昼間はほとんど家にいないのが普通だ。
そこで昼間に火災発生。まさか仕事を放り出して大阪から駆け付ける人はいない。現場に着くまでに消火されている。私は車で30分ぐらいの所で仕事しているが、それでも火事だからと言って仕事を途中で抜け出すことはできない。
これが夜だろうとしても、次の日の仕事を考えたら真夜中に出動できるだろうか?夜勤の人も私を含めて珍しいことではない。
実際に火災が起きた場合、「地元で仕事している自営業」の方が出動することが多いし、団の役職的に上の人は自然とそういう人がなっている。
さらに現実的には火災現場に「来れない」班だってたまにいる。
神戸といえば阪神大震災だが、幸い私が住んでいる地域の被害は非常に少なかった。当時、私はまだ学生で入団していなかったが、我が班も出動して市街地に行ったらしい。聞いた話だが、被害状況もさほどわからず何をしていいかわからなかったとか。無理もないだろう。
阪神大震災に限らず、大規模な災害の場合は消防団員だって被災者のこともある。その状況で団員に出動を求めてもなあ、、、とは思う。無いに越したことはないが、いつ起こるかわからないのが災害だ。
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