リューブログ

雑観 305 カメラの話

オリンパスがカメラ部門を別会社にして売却するようだ。
赤字部門だったので以前から噂があったが、ついにというかとうとうというか、、、。オリンパスに限らずデジカメのメーカーはどこも苦しいだろう。言わずもがな、スマホの脅威に瀕死の重傷という感じだ。
一部の機種は動画撮影に重宝されているが全体としては右肩下がり、一眼への高級化へとシフトするしかないのが現状だ。ソニー、パナソニックがvlog向けのカメラを出したが、旧態然としたカメラの形態から脱し切れていない。動画向けならもっと新しい形を提案できたのではないか?
とはいっても今の売り上げでは安パイな方向へ舵をとるのもしょうがないのだろう。
オリンパスがすぐにではないにしろ消えるであろうことから、今後のマイクロフォーサーズの未来は暗雲立ち込める状態となった。シャープが参入するという話もどうなるか?そうなるとパナしかなくなるが、そのパナもフルサイズを出しており転換する気かもしれない。

他の業界からすればカメラのマウントほど馬鹿らしい規格は無いではないだろうか?各メーカー毎に規格が違い、さらにメーカー内でも規格がいくつもあるなんて、ユーザーをないがしろにしていると言っていい話だ。
マウントの統一ができなかったことは、カメラが一般的になればなるほど新規ユーザー参入の障壁となり、カメラが趣味の道具でしかなくなった今となっては更にユーザーを遠ざける足かせでしかない。

スマホが同じようにカメラ業界を侵食していたとしても、もしマウント統一がなされた世界があったのなら、カメラの本来の画質の良さをもっと手軽に体験できてカメラが広がっていたのかもしれない。それがどういう規格であってもユーザーの参加はもっと気軽にできたはずだ。

今後は良くも悪くもフルサイズに集約されていくのかもしれない。
そこにあるのは高額化高級化少数化なのだろうか?ソニーの次のフルサイズはEVFが無いらしい。シグマfpだって無かったのだから、十分あり得る話だ。これで安くなるなら、レンズ次第では生き残れるかもしれない。


こちらのチャンネルはジャンク系カメラの方だが、デジカメ黎明期にはその形がバリエーションに富んでおりチャレンジブルな製品が多かった。フィルムという呪縛から離れたカメラには様々なチャンスがあったのだ。
しかし結果としてはマーケットが受け入れず、今までのカメラの形に戻ってしまった。確かにカメラにはカメラなりの形があるのだろうけども、新しいカメラの形を受け入れられなかった消費者にもその素養が無かったということだろう。レトロな外見に最新の中身というカメラが受けるのだ。その時点でカメラというのは過去の遺物ということかもしれない。
だからこそスマホやアクションカムに食われていったと入れるのかもしれない。

カメラの未来の話はいつも暗く暗澹たる気持ちになる、、、。
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