オカズ釣師の戯言

自らの行動を考える。

覚悟を決める

2006-12-28 17:39:30 | 不整脈
病気の続,,,(11)


ホルターの結果を持って専門病院を再度受診した。
ホルターだけでは、特定できないが、「左室起因の特発性心室頻拍と期外収縮」と判断された。左心室に原因があるらしい。
左心室から全身に血液が送られるので、左心室が心室頻拍を起こすと脳への酸素供給が足りずに失神することが良くある。
なるほど、だからこれまで「失神したことは?」と聞かれた訳だ。

失神して心室頻拍であれば、自然回復する場合もあるが、心室細動(痙攣)だと心臓のポンプ機能が停止するため、脳への酸素供給が行われない。心停止と同じ状態であると分かった。
Webで調べればわかることかもしれない。しかし、当時の私はこの手のWebを見ていると確実に不整脈を起こしていたので、見るに見れなかったのです。

また、医者は嬉しいことも不安なことも言った。
私の不整脈の根源は、左心室にあるが、特発性なので、ICDの必要性は、極めて低い。だがしかし、左心室の上部にあるので、アブレーションで焼けるかどうか微妙である。根源が、心臓弁にあったり、大動脈にくっ付いていたりすると焼けない。また、カテーテル治療なので、根源が心臓の外皮(外側)にあると、内側から焼いても熱が届かないかもしれない。
それらの可能性がある位置だと思われると。
通常のアブレーションの成功率が90%以上であるのに対して、私の場合60~70%だとも。

もう大概のことでは、驚きません。
これまでICDは覚悟してたので、「パッ」と明るくなりました。
是非ともお願いしますと回答。
手術予定日を聞くと、早くて9月とか言われた。
9月,,,2ケ月も待てるのだろうかと不安になったが、オペ室に確認してもらうと7月24日の週にキャンセルが出たとのことで、思いの他、早くなりそうだった。
この不整脈が発覚して以来、初めて良い方向に賽の目が出た。

大学病院に断りを入れて、MRIやRIの検査のキャンセルを行う。
意外とスンナリと聞いてくれた。
セカンドオピニオンや患者の選択の権利などと聞いていたが、日本人気質なのか、なんとなく気後れしていた。
しかし、医師は「ご自分が納得して治療を受けるのが一番です」と快く接してくれた。

もうアブレーションを受けるしかない。
絶対に成功してやる!
絶対に良くなる!!
絶対に元気になる!!!
そんな思いで、入院までの日を自宅で過ごした。

しかし、深夜の不整脈は続く。
眠るのが怖いのは変わらず、寝不足とストレスは限界に近かったように思う。
そして、不意に、明日から入院するので準備をするようにとの病院から℡があったのです。
オーバーでなく、「助かった」と思いましたね。


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