オカズ釣師の戯言

自らの行動を考える。

後悔先に立たず in 志摩

2020-08-04 00:45:35 | 釣り(実釣編)
船頭多くして船山に上る…ryutoです。
GoToトラブルは、江戸外しでも旅行を勧める…。
GoToイーツは、県間を跨ぐことを促進するからと中止…?
この人ら、自分らの矛盾に気づかんのかな。
俺が正義だと思ってるんかな。
当分は苦しみそうだ。


で、2020マグロチャレンジ2ndです。
ビンチョウをカウントすると7thかな。
梅雨も明けて暑そう、それ以上に熱い釣りがしたい!
そんな思いで出船!
今日は8人満船です。
ジャンケンに勝ってミヨシゲット!
カツオのジャージャー出たらPSLJ(造語:パワースーパーライトジギング)で攻めてやろう!
別にどうってことはない、PE2.5号リーダー10号の不似合いな小さいジグをセットしただけ。


朝日を肴にプシュ♪
たまらんな~。
うとうとしてたら大海原です。
1週間ぶり、わはは!!
鳥いません、ナブラありません。
うーん。

まぁ朝一の時合いに期待だとジグを落とす。
この時、フックを前後にセットした。
これまでビンチョウ狙いは別だが、キハダ狙いではフックは1本としていた。
昨年のキハダは、終盤でヒット率を上げてやろうと前後にセットした直後にヒット!
フロントが閂に、リアが胸ビレにフッキングしていたので、難なく獲れた。
それでもその引きの強さにジグを背負わせてしまったら、地獄を見るなと思ったのを覚えている。
ビンチョウは、15㌔級しか釣った事はないが、キハダに比べればその引きは可愛いい。
さらにここの所、釣れているマグロはメバチが中心。
キハダは半月以上上がっていない。
メバチ、釣った事はないが、丸々としていて重そうだがスピードはない感じ。
スタミナもキハダに比べればないなぁって感じ。
少なくとも前回のメバチはそう思えた。

さらに更に言い訳は続くんですけど、何か?
前回、朝の3流目だったと思うが、メバチが左のアングラーにヒット。
上げのジャークにバイトしてきたらしい。
フロントフックにがっつりバイトしていた。
朝の時合い、やる気のある奴は上げにも反応するのか…。
そんなこんなで、上下のフックシステムで挑戦したんである。
言い訳だが、、、。
出船直後に同船したアングラーにフックは前後ですかと聞かれたが、先週コレコレこんな訳で朝の1流しだけはこれでやる気のある奴を狙ってみますと回答したのだ。
ほんの様子見、運試しのつもりだった。


5分もかからず…。

食ったよ~♪
見てないが、今日の山羊座は1位だろう!
難なく20㍍を巻き上げると重々しく50㍍潜る。
重いが、スピードはないスタミナも無い。
 船長:メバチやね~、30㌔はあるんちゃう。
 ryuto:うれしいわ~、先週からの学習で1発ですわ~。
 船長・ryuto:笑・笑・笑

30分後
未だ50㍍の攻防。

60分後
多少浮いたけどまだ50㍍前後をウロチョロ。
????・・・ちょっと様子がおかしい。
去年の30㌔キハダでももうキャッチできていた時間は経過している。
 ryuto:すみません、ちょっと水ください。

90分後
必死にやってるといきなり走り出した。
100㍍潜ったかと思えば、急に浮き出す。
 ryuto:よっしゃ!へばりよった。
去年のキハダもファイト後半に急に浮いてきて大人しくなった。

100分後
浮いてきたと思ったら海面をどんどん走る、離れる。
ミヨシに移動してタイタニックばりのファイト。
トロ丸が魚に引かれて進む。
船の重さを利用して体力を奪い、間を詰める。
それにしてもオカシイ。
こんなに引くのかメバチ。
先週43㌔のメバチが釣れていたが、ひょっとしてそのクラス?

110分後
約30㍍沖に魚影が見えた!
え・・・、黄色い?
海面に威嚇するようにカマを突き立てる魚…。
き、キハダやん!!
 ryuto:メバチジギングちゃうの?
 船長:キハダジギングで募集してました~(笑)
 ryuto:そんなの聞いてないよ~。
 船長:軽く40、ひょっとすると50㌔近いかも…。
 ryuto:・・・。
その姿を誇示するように悠然と泳ぎ、やがって潜っていく…。
オシアジガー2000フルドラグ。
もちろん指紋が擦り切れるほどにスプールを押さえている。
止まらん…。
なんで?
さっきまでは何とかかんとか止めて浮かせてこれたのに…。

120分後
魚は100㍍ラインに居る。
マジかよ。
申し訳ないが、更なる持久戦を覚悟する。
姿をみた同船のアングラーも絶対に獲ろうと応援してくれる。
 ryuto:み、水ください。
 船長や同船のアングラー:水を取ってくれたり、リンゴを齧らせてくれたり…。
リンゴ、めちゃくちゃ美味かった!

150分後
30㍍ラインまで挽回。

160分後
20㍍ラインまで挽回。
姿見えた。
異様にデカイ!
ここからのピンク色のPEは永遠に感じた。
 船長:このピンク50㍍あるんちゃうん?
 ryuto:すみません、もう応える余裕はありません。

180分後
それでも皆さんに応援されて死力を尽くして残り10㍍。
ハッキリと見える魚影。
獲れたと思った。
勝ったと思った。
それを悟ったかのように再び頭を下に向けるキハダ。
頭を上に向けられない。
そう、リアフックにバイトしフロントがエラにフッキングしている。
そうだろうと思っていたが、事実を目にすると朝の浅はかな行動が悔やまれる…。
止める、止める、止まれー!

スプールを握る左手に握力がない。
親指の動きが悪くなったので、人差し指をスプールの下部に突っ込んでファイとしていたが、おそらくマメができて潰れているだろう。
右手の動きも悪く、ハンドルが回せない…。
伸びた腕が曲げられない…。
いくらスプールを握っても止まらない。
このままだと100㍍も潜るだろう。
完敗…。
 ryuto:船長、ゴメン無理だ。もう握力がない…。
悔しくて涙が出そうだ。

船長が、ロッドを受け取ろうとしてくれるが、握った掌が開かずに上手く渡せない。
タックルを受け取った船長が、スプールを鷲掴みにしてファイトする。
流石に上がってくるが、それでもジリジリとドラグ音がする。
化け物だ。
船長がファイトする間に私の両腕をアングラーがマッサージしてくれる。
 船長:誰か銛撃ったことある人います?
そんな経験は普通ないよ。
笑うところかもしれないが、笑えない。
 ryuto:最後はやります。やらせて下さい。
 船長:じゃ、リーダー入ったら代わりましょう。

210分後
リーダーが何度も出たり入ったりしたが、何とか銛が決まった。
マッサージのお陰で多少なりとも筋力が回復していたようだ。
皆さんが居なければこのキハダは上がらなかった。
実は、最後の攻防でそれまで散々苦しめられたエラに刺さったフロントフックが身切れした。
まるでスローモーションを見ているかのように外れるフックに叫び声をあげてしまったが、がっつりと閂を捉えたチェイス9/0はびくともせず。
それまでの苦労は何だったのかというほどに楽にフィニッシュを迎えることができた。
では、後は画像で…。





かなり引いてくれたが、コンパクトデジカメのフレームに収まらん。

顔見えへんやん…(笑)。

ひょっこり…。

例のアングル。



長らくお待たせしてしまってすみませんでした。
言いたいことはあったでしょうけど全力で祝福してくれたアングラーに感謝。
ファイトに銛撃ちに活躍してくれた船長に感謝。
メバチ、メバチと浮かれていた僕に激を入れてくれたキハダに感謝。
3時間半を一緒に闘ってくれたタックルに感謝。
志摩の海に感謝。


この後、とうてい釣りにならず日陰で抜け殻のようになっていた。
水を飲むのにペットボトルが口まで運べない状態だったので、やりたくてもできなかったが…。
終盤、このまま終わるのもなんだなと何度かロッドを握ったが、何度も落としそうになり止めてしまった。
このまま終わるのかと思った最後の流し。
大ドモでヒット。
実は、その前にミヨシでもバイトはあった。
魚のやる気が出てきてたんだろうな。
すんなり上がってくるから船長がネットを構えたが、姿をみて銛を用意する。
驚愕のメバチ50.45㌔!!
丸太のような胴をしていた。
スゲー!
追加の流しはバイトなく15時にストップフィッシング。


ありがとう志摩沖。
また来るぜ~!


上:メバチ50.45㌔
下:キハダ44.15㌔


タックル
ロッド:オシアジガーインフィニティB635
リール:オシアジガー2000PG
ライン:オッズポート3号
リーダー:ナイロン80lb
フック:カルティバジガーミディアムチェイス9/0
ジグ:SPY-Cシルバーゼブラグロー220㌘

お約束

クーラーからはみ出るキハダ!

PS.
次は、キャスティングかな~と船長と話していたが、50㌔upのメバチが上がり…。
船長からキャスティングはまだ駄目ですよと諭された…。
はい、50㌔のシングルファイトを目標にします。
ただしフックは1本で!


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2 コメント

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Unknown (ゆたきち)
2020-08-05 08:00:54
激闘!す、ス、凄過ぎます。いや凄過ぎたのかも知れません。
キハダ!ゲッツおめでとうございます!
3時間(>_<)暑い中、想像絶しますね~
お裾分けめっちゃ美味しかったです有り難うございました。
次は50キロアップですね~
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Unknown (ryuto)
2020-08-05 13:40:03
ゆたきちさん
去年から始めたキハダジキング。
多少なりとも経験値が増えて、それなりにヤレルと自信も有ったのですが、木っ端微塵にされました。
次は50㌔!
夢は泳いでいますからね~、泣き言言わないように備えます!
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