identity in 神子

釣りの対象魚ってなんでしょう。
磯の上物釣りなら、チヌ、グレが１番。
底モノなら、石鯛、石垣鯛か。
少し変化球でタイとかイサギ、青物、クエ。
さらに変わってコロダイ、タマミとかも…。

このブログってか、自分の釣りのアイデンティーは、そんなメインの釣り物は釣れない時でも楽しもうって事なんですよね…。
自分への戒めです。
最近、尾長・オナガ・おながって言いすぎじゃないのか？
今、紀東に行っても尾長の確率は少ないだろうし、久し振りに若狭に行くかなぁ～。
ちょっとグレには早いだろうけど、イカは釣れるだろうし、チヌや鯛も狙えるだろう。
まさしくオカズ野郎にはうってつけではないか！

そう言えば、若狭行ってねえなぁ。
去年の１１月か？
もう１年行ってないのか。
心の故郷なのに…。
昔、太平洋のグレ釣りで「ボ」喰らって、若狭で癒されてたのに…。
波も落ち着きそうだし、若狭いくぞ～♪

で、神子した。
千島群礁に行きたい！
鯛が釣りたい！
グレを釣りなら半夜で地方磯を狙うべきだろうけど、千島に鯛を狙いに行くなら早朝未明だな。
４時半出船だ。

えっ！？
なんで、千島になのに神子なのか？
よく、気付きますね～！
小川にも電話したのですが、出船が５時で千島は行けるかどうか微妙と言われたからです。
神子は、出船が４時半で千島に行ってみると答えたからですね。
若狭の沖磯は、仕組みはよー分かってないのですが、千島には小川と神子から船が出ます。
昔、矢代の船頭から聞いた話では、沖の石と千島群礁には渡船区が無いのだとか…。
小川の江むら渡船も神子の大観渡船も馴染みなのですが、千島に行き出したのが、江村からだったので、なんとなく千島には江むらから行ってたんですが、この朝の30分はデカイ。
この30分ですべてが決まると言っても良い程ですね。
若狭の秋は、エサ盗り山盛りで本命の時合いはマズメの一瞬の事が多く、夜明け前の30分でその日の勝負が着く事が多いのです。
グレにしてもチヌもタイも夜明け前が最大のチャンスで、最後のチャンスですね。
半夜なら、日没から納竿までの30分が勝負ですよ。
上手くハマるとこんなことも！
そんなわけで、千島狙いなのに関わらず、大観からです。

最近は、紀東ばかりでボイルオンリーでしたが、若狭では生オキアミにアミエース（若狭堂オリジナル）です。
エサ屋で混ぜてるとその臭いにえづきそうになります。
この臭いに活性が上がって頃もあったのに、すっかりボイル派になってしまいました。


港は、イカ狙いの釣人で山盛りでした。
駐車スペースに困るほど…。
　ちょっと船が揺れているのが気になります。
　千島は微妙やなぁ。。。
　地方磯に乗るなら早い方が良いなぁ。
　地方の白グリに暗い打ちに乗れば、グレの２・３枚は確実なんやけどなぁ。
　でも、千島行きたいなぁ。
４時半の１番船は、１２人。
めっちゃ多い！
大観でこんなに居るのは、初めてです。
最初に平岩にエギンガーを３人下して、進路を変えます。
三ツ石かサザエに向かうのかと思いきや、沖へ！
千島や！！！！！
マダイ！貰った！！



そんな感じだったんドエスが、やはり波はありますね～。
白グリ、黒グリは無理でしょう。
黒の高場は行けるでしょう。
オモグリの高場、馬の背も大丈夫。
オモの西や窓ウラ、窓チョボも行ける。
もちろん、恋月も！
釣人は３名が２組と２名が１組と僕。
３名組を恋月と高場に下してから、船頭は２名組に窓チョボを勧めたのですが、ちょっと波気があったので、暗闇の窓チョボに躊躇する２人。
「地方磯で良いです…」とコメント。
らっき～、「僕、行きますわ」と訴求したのですが、船頭からは１人やしＮＧだと…。
なら、黒の高場は？・・・・駄目。
え～！？

船は地方に帰りました。。。
終わった・・・。
もう、港に帰っても良いでしょ。。。
だって結果は見えてます。
すでに東の空はうっすらと明るく、これから地方まで帰れば完全に夜明けです。
恐らく渡礁するタイミングまでが最大の勝負時間帯なのですよ。
船頭の言う事には絶対に従う主義なのですが、流石にこの日は堪えました。
地方に乗せるなら千島に向かう前に聞いて欲しかった。
まぁ、みんな千島を要望してたから向かって当然何だろうけどね。。。
なんか、愚痴っぽくなってスミマセン。
大観渡船の船頭は、良い船頭さんですよ。

で、降りた磯は三石。
憧れの千島は遥か沖。。。
それでも一分の望みをもってタックルを用意して見ましたが、、、。
予想に反してサシエが残ります。
？？？？？
なんで？？
こりゃ、期待出来るかも！
と思うとシャイニングが沈む。
こりゃグレや！
と合わせるとまずまずの手応え。
軟調の竿が曲がって楽しい・・・。
足元まで寄せると茶色い。
はっ、イサギ？
と思って抜き上げたのは、28㌢のメバル。
こりゃ、また微妙な魚。
メバルはオカズ的には非常に美味しい魚であるが、この魚は本命への距離を感じさせる。
湾内磯ならいざ知らず、メバルが釣れた日は大概苦戦する。。。
それでも当然、キープですよね。

で、想定通りの大苦戦。
この時期ならオセン・アジ山盛り、コッパは入れ食いと思いきや…。
超、渋い。
サシエを掠め取るのは、マッチ箱のようなマイクログレ。

こんな25㌢が限界でした。

完全に明るくなればミドリ色の濁り潮。
しかも逆潮…。
こりゃアカン。
25㌢グレでも釣れただけマシでしょう。
たぶん、千島はもっと酷いでようね。
あそこは、潮次第。
この潮では魚は釣れませんわ。
グレは諦めて、チヌ狙いでサナギを付けますが、ベラのアタリのみ。

イカの道具も持ってますが、磯の周りには10隻以上のマイボート。
みんなエギングです。
しかし、釣れている様子はありません。
イカとてこの潮ではだめでしょう。
試しに何投かしましたが、ついてくる姿すら見えません。
早々に諦めました。
このまま釣れないチヌ・グレを狙うのも…。

そう！
僕のアイデンティーは、こんな時こそ粘らねば！
目線変更ですよ♪
エギからジグヘッドに！

オカズ釣り楽しいですよ。
頑張ったらこいつも！
ちょっち小型ですがね。。。


途中、逆潮ですが流れだしたので、フカセもしたのですが、チャリコ１匹でした。



◆タックル
竿：1号
リール：3000番LBD
ミチイト：ザイト・磯の白1.75号
ハリス：ザイト・磯フロロ1.25～1.75号
ハリ：オーナー・カットスーパーチヌ3号、速手グレ5～6号
ウキ：釣研・ZECTのG5～2B、全遊動X-HのG2、LFシャイニングの3B
サシエ：生オキアミ、粒サナギ
マキエ：オキアミとアミエース（若狭堂オリジナル）

■釣果
メバル：28㌢１尾
アコウ：23㌢１尾
チャリコ：22㌢１枚
ガシラ：～18㌢７尾（リリース多数）
コッパ、ベラ、フグ

追伸
晩飯は、アコウの魚飯とメバル・アコウの刺身、ガシラの唐揚げに味噌汁。
満足でしたけどね…（汗）