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晩夏から晩秋まで出来ていたことが、条件が変わっても出来るか、初越冬の挑戦は続きました。チェーン装着走行の難所は、加速を上手くつけて車体を安定させることでした。だから、お母さんに後ろに乗ってもらいながら、補助車役をしてもらい、バランス取りとアクセルグリップの回し方戻し方に慣れるまで教わりました。平型プレスハンドルだったから、楽にハンドルを掴めました。エンストすると左脚を着地させ、休憩しながら粘り強くエンジンの再起動です。
カチッキュドッルカチッドッヒュッ
濃いガソリンがプラグに被ったままだとこんな音がしました。大きな点火音がして、このままかかると思いきや、惰力音とともにカチッと切替器の音が鳴りました。
溜まった混合気を優しく逃がしてあげます。バーンというバックファイヤーを起こさないためだそうです。ガソリンの濃い匂いが、あたりに広がっていました。お母さんに10数えてと教わり、その通り、エンストするたび、セルの音を気にしました。すごくいい音で、振動が股間に伝わり、気持ちよかったです。
ドロドロドロドロ…
残った混合気が燃焼し始め、大きな点火音が蘇りました。
ヒュウォンドッドッドッドッウォンドッドッ
また止まると怖いから、セルボタンを優しく押したままにして、ゆっくりアクセルグリップを開けていきました。キュルキュルが止まり、ヒュッという惰力音になり、点火音がしていきました。高回転になったら、アクセルグリップを繰り返し上下させ、ゆっくり手ブレーキを緩めながら、クラッチを緩め、走りを続けました。チャリンチャリンと車体が上下動して安定したら、お母さんに肩をボンとしてもらい、左脚をフットレストに乗せました。エンストしても飛び出さないと教わり、ギアはローに入れたままにしていたから、発進は楽でした。
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