花のお山の焼物屋

座主窯押しかけ女房山里暮らし

安らかに・・・

2008年07月17日 | 山里の暮らし
昨日粘土を取りに山形まで出かけ名物の蕎麦を食べ終わった時石巻のT郎から訃報の知らせが入った

石巻に居た頃うちのスタジオによく来ていた子が亡くなった

地震の時に入院していることを教えらていたけれどまさか亡くなるなんて誰も思っていなかったとのこと

私より10歳も若い彼が命を落としたことががショックでならない

以前花山にも来て演奏してくれた・・・少年の時から比べるとだいぶたくましくなっていたけれどその笑顔は初めてあったときのあどけなさが残っていた

人が良く優しさに満ち溢れていた彼は本当に皆に好かれていたが高校生の頃コンサートの主催で世話することに翻弄されていた時があり私も小姑根性で「少しずるくなりなさい!自分が楽しめなくちゃやる意味ないでしょ!」などと余計なことも言ったものだ

音楽に対する純粋さがそう彼を動かしていたんだろう

地震の時は入院中でありながら私のことを案じてくれていたらしい

今はただここから安らかに旅立てることを祈るだけ・・・