SBS月火ドラマ「千日の約束」は、悲劇的な結末で視聴者の涙腺を刺激した。
去る20日放送された「千日の約束」最終回でソヨンは、ますますひどくなるアルツハイマー病の症状の為に異常行動を見せた。最後には夫のジヒョン、従兄ジェミン、ゴモブのおじさんでゴモブいとこのお姉さんミョンフイをおばさんと呼んで見分けがつかなくなった。
結局、自分の弟ムン・グォンだけを認識するようになった。この日の放送では、闘病中のソヨンの症状が最高潮に達した。
ソヨンは、自分の考えと違うように行動するしかない自分を見ながら嗚咽した。治療薬まで拒否しながら産んだ自分の娘イェウンも見分けられない状況になって切なさをかきたてた。
「千日の約束」は、キム・スヒョン作家の存在感が光った作品だった。好評を受けた初盤とは異なり、後半に入り、やや地味で遅い展開のせいで気が抜けた状態だった。
20%に近い視聴率も後半になると16%台を上回った。しかし、最終回でキム・スヒョン作家は、自分の能力を十分発揮した。
特に悲しい状況をより一層極大化させて「キム・スヒョン正統メロ」を改めて立証した。俳優たちの演技力も視聴者の感心をかもし出すことに十分だった。アルツハイマー病と、多少なじみがうすい病気のスエは、闘病の演技を完璧に消化し たし、キム・レウォンは、スエの横を守って一緒に悲しんで喜ぶ姿を見せた。
この他にもイ・ミスク、キム・ヘスク、チョン・ユミ、オ・ミヨン、イ・サンウ、バク・ユファン、ムン・ジョンヒ、イム・チェム、パク・ヨンギュなど大部分の演技者たちが自分の役割移入に成功したという評価だ。
さらに、劇の没入度を加えたのは、ソヨンの異常行動が連続して描かれながら流れるドラマのOSTだった。
ペク・ジヨンの"ここが痛い"、シン・スンフンの"初めて話す言葉のように"このような状況に合わせて流れ、悲しい状況を盛り上げた。
放送直後ネチズンは、「千日の約束」の視聴者掲示板を通じて"本当に美しくて悲しいドラマだった"、 "俳優たちの熱演が引き立って見えた"、"涙をぐいっと取り除いて胸がしびれて作ったドラマ"、"最終回で真価が発揮されたドラマ。サッドエンディングだが、満足だ"などの好評を残した。
去る10月17日初放送された"千日の約束"が20話を最後に大詰めの幕を下ろした。視聴者の涙腺をぐいっと漏らした"千日の約束"は、家族への愛と大切さを残した作品だった。