補修(リペアー)の限界

2025年01月31日 08時08分15秒 | 補修技術について
補修という技術

フローリングの傷を修理したり

建具や枠 カウンターや階段

木製品からアルミ

うちの場合はゴムや樹脂や

ジプトーン(天井材)

いろんなものを修理してます

交換したら高額なので補修(修理)するということですか…

新車なら考えられないことですが

住宅の場合には修理は当たり前のように行われています

傷を補修して見た目は全くわからなくなります

でも耐久性は元の状態ではありません

劣化していきます

その劣化の速度は使った材料や室温なり気温

水気や紫外線のあたる量

摩擦や衝撃の度合いと力を加えるものの材質なり性質で

劣化の度合いは変化します

たとえば塗料などで無黄変タイプのものが出ていますが

紫外線など光線にあたり

必ず劣化しないというものではありません

ですので

たとえば新築の場合

あまりにも広範囲の補修や

使用環境が厳しい場合は

わたしは、交換できませんか?と確認するようにしています


補修屋なんだから黙って修理しろという向きもありますが

それでも確認します

入居されてからでは交換工事が大変な場合もありますし

補修した箇所が広範囲で劣化が広範囲に及ぶ場合には

ご入居された方も驚かれるでしょうし

建てたメーカーさんなり工務店さんの信用の問題にもなるかも知れないと思うからです


補修というより広範囲で塗装することがありますが

白木に戻して塗る塗装とは違いますので

長い間、テーブルなど塗り替えてる私としては

現状の製品の上に下塗りなりカラーなり上塗りを塗るという塗装は

耐久性に劣ると考えております


補修は劣化するものとしての御理解がない方もいますので


補修は遅かれ早かれ劣化するものと


お考え頂ければ幸いです。


彩生工房



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