母ちゃんは!おたんこナースだ(^∇^ )

おたんこナースな母ちゃんの食べ物だらけのブログです。

願掛け高麗犬は実在だった・・・高麗犬おるん観劇日記

2009年09月29日 | ★日々の事★
昨日の芝居は新宿サンモールスタジオっていうとこでありました。
サンモールスタジオは二回目です。




高麗犬おるん~花モ嵐モ~新潟の花街が舞台の芝居でした
なんと偶然に新宿駅で新潟のパンフレットをゲット。


パンフレットには新潟の花街の歴史も書いてありました



さて回すと願いが叶う高麗犬さま。

この高麗犬(こまいぬ)
実在している願掛けの高麗犬だと知ったのは昨夜なんです

家に帰ってからホームページをみて知りました。
私って観ると決めた芝居はスタッフブログやホームページや観た方の感想とかなるべく読まないようにしてるんです
だから願掛け高麗犬が実際にあるのだ知ったのが昨夜

『港稲荷神社』に実際にある高麗犬で本当に回すと願いが叶うと言われてるみたいね。

新潟市の有形民俗文化財『願掛け高麗犬』

どうやら二代目だとか?

港町新潟
それはそれは賑わい船乗り達は花街へと遊びにいっていました。
花街の女達の願い。
それは風が吹き海が荒れて船が出ない事。

そんな女達の逆風祈願だったようです。

高麗犬をまわすタイプの願掛けは港稲荷神社だけみたいですね。

そんな高麗犬と新潟の花街の歴史と女達の悲しい恋の物語。

でね。いきなりね。
高麗犬が散々な扱いなわけです。
最初のヤンキーの姉ちゃん達登場から浴衣を着た前田彩子さんがマイクで・・・・・

てか…ちょい一瞬ひきました。
なんかヤバい芝居かなと(笑)

大丈夫でした。
ヤバい感じは最初だけではありませんでした(笑)
妹の結婚式のために新潟に帰ってきた姉はなみ。
妹の婚約者は姉はなみの元彼だった。

はなみの願いをいつも聞いてた高麗犬が

突然、はなみに話しかけてくる。

鈴木ハルニ演じるコマイヌ

なんと願掛け高麗犬を擬人化してしまった

今回の舞台は衣装センスが最高に面白い。
コマイヌの衣装(ぷぷぷ
説明出来ないっす。
とにかく鈴木ハルニさんの演技には…まいりました。
ちょい?やりすぎ感は感じられましたがね。

そのコマイヌが姉はなみに昔、新潟の花街で起きた悲しい恋の物語を語るってわけ。

でね。舞台は昔の新潟の置屋に・・・

いや~衣装が可愛いっていうかなんていうか面白かったわ。

置屋の娘(ふえ)
我が儘し放題で男にだらしなくて女将で母親の八重樫にいつも怒られている。

ふえの世話をする絹。

八重樫と絹は姉妹だ。


実は、ふえの母親は八重樫ではない。

昔、芸者だった八重樫と絹は同じ男に惚れた。

男は姉で置屋の跡取りだった八重樫を選んだ。
ところが八重樫には子どもが出来ず…

姉の旦那の子を身ごもったのは妹の絹

絹が姉の旦那を忘れられずにたった一度だけ過ちを犯したのだ


そして出来たのが『ふえ』だったが八重樫が奪って育てる。

現代の姉はなみの話しと置屋の姉妹の話しを少しかぶらせながら話しは展開していく。

だけどね。
色々な話しを詰め込み過ぎかなって思いました。
話しは複雑じゃないんだけどシンプルでわかりやすいんですがね。

八重樫を演じた加藤弘子さん。絹を演じたキキコロモさん

なんか存在感がありました。
しかも?どっかで観た事あるようなないような

メインの話しはね。

当代一と言われた芸者おるん。


その人気に嫉妬した置屋の娘ふえ。

先輩芸者の珠尾は、おるんに冷たくあたる。

おるんは代議士が連れてきた医者の羽山に恋をする。羽山には妻がいた。

おるんって芸者は美しさだけではなく
芸にも恋にも真っ直ぐに向かっていくひたむきな女性。
叶わぬ恋と知りながら許されない恋と知りながら燃え上がる。


とまあね。
ありがちな昼ドラみたいな展開なんですがね。

役者がいい。
これ役者さんの力ですね。
おるん役の松永かなみさん
本気で美しいし立ち居振る舞いが綺麗なこと。

ほ~っとため息が出てしまうほどでした。

ふえ役の方も綺麗でした。この二人はテレビでも観た事ある的な感じ


先輩芸者役の田端玲実さん。最高っすとにかく最高っす。めちゃくちゃ最高っす惚れました

コマイヌ鈴木ハルニさんと二人がいたから
この芝居が寒い感がありながらググッと締まった感じがしました。


羽山の妻役
前田彩子さん。

なんか夫を疑いながらも信じたい妻の切なさを良く現していたと思います。
てか彩子さん
浴衣姿が4回目くらい観てるんですが(^◇^;)

初っぱな浴衣姿で登場して

『また浴衣かよ』と舞台真ん前で軽く突っ込みをいれました私。

さて女の愛憎劇あり切ない女の気持ちあり。

ダンスあり歌ありハチメチャ感あり。

『もういい加減にしてコマイヌ君』と言いたくなるくらいコマイヌ君がメッチャ主役やん。

で最後にエッエえっ~えっえ~って展開に

羽山の妻
真面目で優しい医師の夫を支えていた
真面目で上品でお嬢様な妻が思いもよらない行動を…

そして…置屋の娘ふえにも…


おるんは願掛け高麗犬に最後の願いをする。

『一度でいいから…あの人に会わせてください。それさえ叶えば、もう二度と私の願いは叶わなくていいから』


そして姉はなみも
同じ願いを高麗犬にしていた。

妹と結婚する元彼にもう一度会いたい。

古くから、ずっと女達の願いを聞いてきた高麗犬を鈴木ハルニが好演した『高麗犬おるん~花モ嵐モ』

最後の展開がどうなったか気になる方は…

DVDが発売されるようなので!そちらで確認してみては(^∇^ )


あっという間の二時間でした。

楽しかったわ。

新潟に行きたくなりましたわ。新潟は数回、旅してます。
昨年10月の後半に長野に近い妙高高原に行きました





新潟の郷土料理「のっぺい汁」も食べて美味しかったわ。









彩子さんて新潟出身なんですよね。

昨日は久しぶりにガハハと笑ってガス抜きできた1日でした。

いつも色んな芝居と舞台に出会うキッカケをくれる前田彩子さんに感謝です。


最新の画像もっと見る