酒よありがとう~日向市原町編集局(酒乃宮崎)

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ヴァル ド ロワール 赤(EU有機認証オーガニックワイン)

2012年05月20日 | 商品の御案内

美味しすぎて笑顔もグラスも止まりません

※テロワールの香味がそのまま詰まった素晴らしい美味しさです。私がオーガニックワインの凄さを最初に感じたワインです。ほんもののワインとはこういうものだよと教えていただいた1本。

特徴的な香りが癖になる方も多いのもうなずけます。

土壌のミネラルを地中深く吸い上げる樹齢70年超の古木の力は凄い。

一般輸入ワインの同価格帯のものや、更に高いワインと飲み比べてもその差歴然。

価格2,780円(税込)


ベトナム料理と相性ぴったり
生ハムやサラミをつまみながら楽しめるフレンドリーな仕上がり

ブルーベリーのジャムにスパイス、野菜や土の香り。
少し置くと、奥からスミレや、熟したプラムの香りも。
柔らかく広がる若々しい果実味と穏やかでバランスの良い酸味。
樹齢70年超という貴重な葡萄から成る赤。


畑樹齢70年の古木で出来たぶどうをぎりぎりまでおき、完熟する9月末に収穫しました。
ひとつひとつ丁寧に手で収穫し、自身の重みでぶどうがつぶれないよう、手間はかかりますが容量30kgの小さなケースにいれてタンクまで運びました。

軽やかな赤ワインで有名なボジョレー地方でよく見られる炭酸ガス浸漬法(マセラシオン カルボニック)という手法を用いて造られたワインですが、マセラシオン期間は18日、砂利質の土壌で力強く育ったぶどうを使用しているため、「軽い」だけではない、優しい「深み」がじわじわ感じられるワインです。

→「マセラシオン セミ カルボニック」のボジョレーとの飲み比べがおすすめ」


年に一度ずつ、出来立てを数量限定入荷しています。
売切れたら次は翌年まで入荷しません。
人気のリピートワインです。

ヴィエイユ ヴィーニュ


(フランス語; Vieilles Vignes)

樹齢が高いぶどうから造られるワインを指します。
一般的に、若い樹よりも、質の高い果実をつけるとされています。

ぶどうは120年以上生きますが、樹齢20年ほどで果実の収穫量が落ち始め、反比例するように、より凝縮感のある、すばらしいワインを生み出します。

ヴィエイユ ヴィーニュは法規制はなく、ラベルに印字することができるので、定義は生産者によりますが、通常は樹齢30-40年で「古木」と呼ばれます。

ボアザール家のぶどうは樹齢70年を超えていますので、正真正銘の、貴重なヴィエイユ ヴィーニュです。

それをマセラシオン カルボニックで醸すところに、彼らの探究心と新しさを感じます。
若く、意欲的なドメーヌのキャラクターが表れた1本です。



【EU認証取得オーガニックワイン】
マヴィのワインは全て無農薬、無化学肥料、無除草剤で3年以上栽培し、遺伝子組み換えを使っていないぶどうから造られ、全て公的に認められた第3者機関の認証を取得しています。選定基準についてはマヴィのオーガニックワインをご覧下さい。

 使用品種

カベルネ フラン

合う食材・料理

和食:きんぴら、春野菜のてんぷら、かぼちゃの煮物、里芋のフライ、鶏とごぼうの筑前煮、照り焼きチキン、茄子とピーマンのピリ辛炒め
洋食:キッシュ、ピザ、サンドイッチなど軽食、胡椒の利いたクリームチーズ、ソーセージ、田舎風野菜スープポーク煮込み
中華:点心(蒸し餃子、しゅうまい、春巻き)、ゴーヤのスープ煮

生産者

ボアザール家
ボアザール家

両親から受け継いだ9haの土地で、2人の息子が1996年からオーガニックでワイン造り。まだ30代のこの兄弟、既にそのクオリティの高さは注目に値する。今後の活躍が大いに期待できる若き生産者。

  • ヴァル ド ロワール(ヴィエイユ ヴィーニュ) 2011 赤  750ml  2,780円 

生産者:ボアザール家

地方:フランス・ロワール

オーガニック歴:認証は1998年よりエコサート
 


夢は全ての生物が調和して生きる大地

ファビアン、シリルのボアザール兄弟といとこのピエールが伝統とテロワールを尊び、力を合わせてワイン造りに取り組む若いドメーヌ。

造るワインの95%はフランス国内で販売し、それもほとんど消費者への直接に近い形(展示会、マルシェ、レストラン、ワインショップ)で販売しています。
つまり彼らのワインは日本はもちろんフランス国外ではほとんど飲むことができない希少なもの。生産数もそれほど多くありません。
フランス国内でも人気があるため、ドメーヌは常に在庫薄だそう。


ラベルデザインには現代的でカジュアルな印象がありますが、どのワインにもエレガンスがあり、口にするとはっとさせられます。

若くして、既にクオリティの高いワインを生み出す彼ら。更なる試行錯誤、工夫や発見を重ねて、今後どのようなワインを届けてくれるのか、全く目が離せません!



■農家としての歴史

1989年にご両親が買われた9haの土地をファビアンたち息子が受け継ぎ、1996年よりワイン造りを始めました。当時の畑面積は3haでしたが徐々に拡大して、2007年には12haとなりました。

・1998年、オーガニック農業開始(エコサート認証)。
・2006年、ビオディナミ農業の調整剤の使用開始。
・2006年、エコロジカルな建築へ転換、お客さんを迎える直売所兼カーヴを自分たちの手で建設。


■やりがい

「自然と共に働くこと。お客さんにオーガニック農業や大地を大切にすることへの関心を持ってもらうこと。ワインとぶどうは私(ファビアン)の情熱であり、毎日新たな発見があります。とても豊かな、とても充足した仕事だと思います。
添加物の入っていない、魂を持った、生きている本物のワインを造ることに誇りを持っています。」


■オーガニック

緑が生い茂る畑自然を守り、ぶどう畑を最良の状態に保つためにオーガニック栽培をしています。ただオーガニックの基準(化学農薬・化学肥料・除草剤・遺伝子組換不使用)を満たすのではなく、ぶどうが自らその土地に存在するオーガニック物質で育つように、伝統に従って土作りをしています。

生まれてからほとんど同じ場所に住み続け、地元を大切にするボアザール家らしい選択です。

「自然に対するのではなく、自然と共にという職業上の哲学から始めました。私たちは農業の経営者ではなく、農民であり、職人であり、ぶどう栽培者なのです。私たち人間は母なる大地に被害をもたらしました。だからこそ、大地を守らなくてはなりません。」

ファビアンたちは、オーガニック農業に取り組むだけではなく、住居を含むドメーヌ全体で環境対策をしています。

・22メートルのソーラーパネルを使用→50%の電力は自家発電
・雨水の回収→25%は自家蓄水
・動物による耕作→全耕作作業の20%は愛馬フィネットが行う
・無水式トイレの使用(排泄物におがくずをかけ、堆肥として使用するトイレ)
ソーラーパネル

ファビアンの夢は全ての生物が調和して生きる大地。人間が、大地や自分以外の者を尊重する責任があると自覚すること。

「私たちは他のたくさんの生物のなかの、人間という生き物のひとつでしかないのですから。」


生まれ変わったら何をしたい?と聞くと、「何か環境に関わる仕事、エコロジカルな建築、または環境計画の開発」とのこと。

趣味も、自分たちの家の建築や、動物を使って畑を耕すこと、動物耕作のための組合、オーガニック農業促進組合、スローフード組合、よい製品や環境にやさしい製品を発掘することと、オーガニック道まっしぐら。
(若者らしく、サッカーやスカッシュといったスポーツも好きだそうです)


■ワイナリー

畑

ボアザール家のドメーヌは、変化に富んだ景観をもつロワール河を中心に広がるロワール渓谷地方にあります。古城がその河岸に点在ずる風光明媚な地方で、美しい森も広がっています。

畑はソミュール近くのトゥールとアンジェの間のサン ニコラ ド ブルグイユにあり、砂質(堆積・ロワールの古い沖積土;サーブル)、砂利質(石灰土とシレントの小石;グラヴィエ)、粘土石灰質(石灰土)の3種類の地質から成っています。大西洋の影響を受けた温暖な気候です。畑は森の南のはずれの斜面にあり、さらに南に3km離れたところにロワール河があります。ぶどう造りに適した土地です。

ヴィエイユヴィーニュ 樹齢70年のすばらしい古樹(ヴィエイユヴィーニュ)があることも、大きな魅力のひとつ。

ロワールではテュフォーと呼ばれる石灰土/石灰岩造りのカーヴや建築も有名で、ボアザール家もそのテュフォーをくりぬいて造った天然の素晴らしい、ワインに最適なカーヴに恵まれています。50樽も保管できるそのカーヴは圧巻です。
カーヴ入り口 カーヴ カーヴ


■ワイン造り

糖分・酵母・タンニン・酵素は添加しません。
発酵はステンレスタンク内において10~15日間、人工酵母を加えずに行われます。二次発酵(マロ ラクティック発酵)はコンクリートタンク内で行われます。
熟成はコンクリートタンク内、もしくはステンレスタンク内で行います。自然に出来る澱(オリ)を除くようなフィルター濾過はしていません。サーブルグラヴィエは、土によって清澄作業を行います。
カベルネ種固有の質と土地の質ととてもよく調和した醸造です。



ファビアンの兄弟シリルと飼っている雌馬のフィネット。


ファビアンのいとこのピエール。今一緒に働いています。

 



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