こんにちは!さくちゃんです。
最近街中を歩いていると、「SDGs」や「Ethycal」とうたっているお店がとても増えたと思います。
5年前はTV CMやYouTubeで言われ始めたくらいでしたが、日常を過ごしていても目に入るようになりました。
こういった”地球にやさしい”とされる製品や活動はどんどん新しいものが出てきますが、たまにふと、こうも思います。
日本の文化ってもともとはとてもエコじゃない?
古き良き文化を踏襲することで、今の時代のヒントがあるかもしれません。
今回は【着物】を通して日本のエコな文化をお伝えします!
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目次
■江戸時代はエコ時代!?地球にも人にも優しかった循環型社会
■作る過程からエコ!着物は布を余すことなく作られている
■着古した後もリユース、日本人のエコな知恵
■最後に
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■江戸時代はエコ時代!?地球にも人にも優しかった循環型社会
日本の江戸時代は衣食住の様々な場面で資源を大切に使い、リユース・リサイクルが徹底的に行われていました。
鎖国国家であったため、現在のように石油をはじめとした燃料に使う資源はありません。
食べ物も他国から輸入することはほとんどないため、全て日本国内で回す必要がありました。
近代化されてよくなったこともたくさんありますが、資源を使いまくってしまった現代の私たちが江戸時代から学べることはたくさんありそうです。
限りある資源を使って生活をする知恵を今回は着物を通してお伝えします。
■作る過程からエコ!着物は布を余すことなく作られている
日本文化の代表格である着物。
実は作る過程からとってもエコだって知っていましたか?
着物は縦0.38m、幅13mの反物から作成します。
これを切って組み立てると次のようになります。
長方形の布からパーツを作成しますが、余る生地がありません。
現在私たちが着ている洋服は、長方形の生地から一部を切り取って作成しています。
引用:baby lock「基本のTシャツ」https://www.babylock.co.jp/gallery/bl_kihon02/
布で余る部分がたくさん出てきています。
洋服屋さんに売り出すために作っているような工場では、こういった端材は捨てられてしまいます。
その結果洋服を作る過程でのゴミは1シーズンで2トンほど出るとのこと。
使い古した服などのリユースが話題になっていますが、工場での廃棄物もなかなかに影響を与えているようです。
これでもみんな洋服を選んでいるのは着物が「とても動きづらいから」だと思います🤣
ぎゅっと帯を閉めるので足が動かせる範囲が決まっていますよね!
また、着物を着ると姿勢が正されますよね!
成人式など、振袖や袴をきたことがある人はわかるかと思いますが、ピンとしていないと苦しいですよね!!
私は普段姿勢が悪いのか、成人式の翌日は筋肉痛だった記憶があります!笑
洋服は動きやすく便利ですが、着物は地球に優しい作り方をされています!
よく知られていないだけでとても考えられた作り方ですよね✨
■着古した後もリユース、日本人のエコな知恵
更に着物は仕立て方だけでなく、その後の利用方法にも工夫が張り巡らされています。
洋服を着ていても、「生地が古くなったわけではないけど着るのに飽きたな」といったことってありますよね。
また、体型が変わってしまって大量に買い直さなきゃいけないという経験がある人もいるのではないでしょうか。
着物は直線縫いをしていることから、調節がとてもしやすいです。
多少の体型の変化にも帯で調節したり、縫い直しをすればそのまま切ることができていました。
着るのに飽きたり、少し生地が古い部分ができた場合にははっぴや子供用の服など、他の着物に作り変えることができます。
着物として使えなくなった後には、雑巾や赤ちゃんのおむつ、下駄のはなおや子供の人形に使っていました。
これだけでもだいぶ使いこなしているように思いますが、雑巾やおむつとしても使い古したあとには、肥料や洗剤・アク抜きとして使えるので最後まで本当に無駄がありません。
江戸の時代には少ない資源を徹底的に使い抜く工夫があったんですね。
着物をすぐに取り入れるというのは簡単ではないかもしれませんが、この時代のアイディアは現代にもヒントとして取り入れられそうです!
■最後に
着物からわかる江戸時代のリユース文化。
着物一つから様々な再利用方法があり、更には一度の再利用だけでなく灰になるまで使い切ることから、徹底的に資源を大切に扱っていたことがよくわかります。
自治体によっては洋服のリサイクル回収があったりしますよね!
また、民間の企業でもリサイクルを積極的に促しているところもあります。
これを機に私も今ある洋服を整理し、リユースにチャレンジしてみます!