さくさく日記

本、映画、朝ごはん、仕事
などなど
日々過ごしていて思ったことや気づいたことを徒然なるままに書いています。

映画化が決定した朝井リョウ著「正欲」、何が正しいのか考えさせられるシリアスな作品

2022-09-29 10:53:02 | 日記

こんにちは!さくちゃんです。

 

9月中旬に映画化が発表された、朝井リョウさん著の「正欲」。

皆さんはこの作品を知っていますか?

 

「正欲」は朝井リョウさんの作家10周年記念作品。

2021年3月に発売されてから本屋大賞など数々の賞を受賞しており、昨年には10万部を突破したそうです。



このように、以前から話題になっていたので私も読みました。

世間にとっても、もちろん私にとっても衝撃的な作品だと言えます。

 

なので、今月の映画化についての発表を聞いて「この作品が映画化!?」と、驚きを隠せませんでした...!

 

映画には元SMAPの稲垣吾郎さんと新垣結衣さんの出演が決まっているそうで、どのようにこの衝撃的な作品を演じていくのか、予告編もすごく楽しみです。



映画化も決まり、更に話題を読んでいるであろう、朝井リョウさん著の「正欲」。

今日は私が読んだ感想と共に、本作品を紹介していきます!

 

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目次

■朝井リョウ著「正欲」、作品内容

■小説なのに考えさせられる、登場人物それぞれの「欲」

■最後に

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■朝井リョウ著「正欲」、作品内容

「生き延びるために、手を組みませんか。」

 

私が買った本の帯に書いてあった文章です。

この物語はどんなことが起きるのだろうと引き寄せられますよね。

 

多様性が受け入れられるようになってきた世の中ですが、

その中で、もがきながら生きる各登場人物のそれぞれの視点が描かれます。

 

「生きる」ことへの向き合い方や考え方がところどころに現れます。

「生き延びる」という言葉もどういうことなのか考えながら読むのもいいかもしれません。

 

一つの作品を通しても読む人によってそれぞれの感想が出てくる作品だと思いました。



■小説なのに考えさせられる、登場人物それぞれの「欲」

もがきながら生きている登場人物たちは、自分の考えや嗜好と世間体や世の中の常識との狭間にいます。

 

確かに、普段過ごしていて「当たり前」や「マジョリティー」がもたらす強制力のようなものって強いなと感じます。

それが「マジョリティー」側にいるのであれば気づかないまま過ごしていることがほとんどなのですから、無知のパワーもまたすごいなと思います。



私自身は「マイノリティー側にいる」と強く意識したことはあまりないですが、相手の常識からくる、決めつけのような発言を嫌だなと思う時があります。

 

「私や私がこれまで出会ってきた人はこういう考えだからあなたもそうでしょ?」

「みんなそうだから、あなたもやって当たり前」

 

こうやって決めつけられてしまうと、本当にそうなのかな?と反抗してしまいたくなります。

 

「正欲」の登場人物たちの中には世間一般や彼らの周りの人たちの常識によって強制力や押しつけを感じ、その中で彼らなりの「生き方」を探していきます。

 

常識は正しいものとイコールに考えがちです。

ですが、私はこの作品を読んでこれまでの自分の中での良し悪しを「本当にそうかな?」と考えさせられました。



■最後に

映画化が決定し、近頃再び話題を読んでいる小説「正欲」。

タイトルの意味、世の中に衝撃を与えているのはなぜなのか。

そしてあなた自身の「正しい」とは?

 

沢山考えながらも、引き込まれる作品だと思います。

ぜひこの機会に朝井リョウさん著の「正欲」を読んでみてください。


コリアンタウン、新大久保のNEW映えスポット「韓国横丁」

2022-09-27 17:35:45 | 日記

こんにちは!さくちゃんです。

 

ここ数年、日本では韓国人気が根強くなってきました✨

最近ではKARAが再結成し、初期の韓国ブームにもしっかり乗っていた私はひとりでにウキウキしています😁



アイドル、ドラマ、映画、食事と様々なジャンルで注目がとまらない韓国。

 

東京で有名なコリアンタウン、”新大久保”に新しいスポットができたのを皆さんは知っていますか?

今回はコリアンタウンの新スポット「韓国横丁」を紹介します!!

 

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目次

■2021年12月にオープンしたばかり、映えスポット「韓国横丁」

■1階は韓国料理屋が10店舗、2階はカラオケ

■最後に

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■2021年12月にオープンしたばかり、映えスポット「韓国横丁」

新大久保には以前から韓国料理が立ち並んでいて、中高生から大人まで、大人気のスポットですよね。

「イケメン通り」という素敵な名前の通りも、韓国の美を意識する文化を感じられます!笑

(実際にイケメンがいるかどうかはご自身の目で確かめてみてください!笑)



そんなコリアンタウン新大久保に新しくできたスポット、「韓国横丁」は2021年12月にオープンしたばかり。

 

新大久保駅の改札を出て右に真っ直ぐ、10分ほど歩いたところに韓国横丁のビルがあります!

 

上野のアメヤ横丁のように街全体にお店が沢山あるというわけではなく、一つの建物の中に沢山のお店が集結しています!

ぎゅっと凝縮されているので、はしご酒にもピッタリかもしれないですね♪



■1階は韓国料理屋が10店舗、2階はカラオケ

「韓国横丁」に出店しているお店を紹介します!

 

「韓国横丁」は奥行きのある、2階建てのビルです。

1階は飲食店街、2階はカラオケになっています。

まさに若者向けという感じがしますね!



1階の飲食店は以下のラインナップ!

  1. チュンヒャンジョン:キンパやチヂミ、トッポギなどが楽しめる屋台風のお店
  2. マポ豚足:韓国市場を彷彿させる、自家製豚足が絶品
  3. 泡包シャンパンマニア:パリパリの羽付き餃子とシャンパンを楽しめるお店
  4. チキン屋:ヤンニョムチキンをはじめ、様々な鶏肉料理が魅力
  5. 漢江(はんがん)の奇跡:80年代の人気が再来、冷凍サムギョプサル
  6. ヨスバンバダ:韓国式の海鮮屋台グルメ
  7. ホンデポチャ:新大久保発祥の大人気店も韓国横丁にオープン
  8. シンサドン ホランイ コプチャン:鉄板ホルモン焼きが楽しめるお店
  9. 第一食堂:韓国家庭料理の専門店
  10. 上海ポチャ:韓国式中華のお店



ひとえに韓国料理と言っても、こんなに多くの楽しみ方があるんですね✨

はしご酒をしてもよし、リピートして毎回違うお店を楽しむのもよし。

飽きずに何度でも通うことができちゃいます!

 

どのお店も世界観がしっかりしていて、なおかつ可愛らしいデザインが壁・天井全体に施されているので、料理以外にも楽しむポイントが沢山♪

インスタ映え間違いなしですね!!



2階はカラオケやスナックがあります✨

1階の料理を持ち込めるスペースもあるので、料理も楽しみながら盛り上がること間違いなしですね!



■最後に

新大久保の新しいスポット「韓国横丁」、いかがでしたか?

女子会にもデートにはもちろん、お腹いっぱい・お酒も沢山堪能できるので男子会にもpピッタリかもしれません!笑

 

新大久保の「韓国横丁」、ぜひ一度足を運んでみてください!


〜アップサイクル〜地球にも人にも優しいアクセサリーを見つけました!

2022-09-24 12:06:18 | 日記

こんにちは!さくちゃんです。

 

台風が来て少し涼しい日がありましたが、この三連休はまだ少し暑いですね。。。

 

近年、東京では最高気温が35度なんて日も当たり前になってきましたね。

私が子どもだった10数年前は30度になっただけですごいことだったのに、

なんだかおかしいことになってきたなと思います。

 

ここ数年に起きている東京の気温上昇は「地球温暖化」と「ヒートアイランド現象」が原因とされているそうです。

実は気温上昇は東京だけではなく世界各地の都市部でも起きていることだそうです。

温度上昇は何かと話題になってきましたが、いよいよ他人事では無くなってきたなと思います。



温度上昇から紐づくものとして、SDGsを私は思い浮かべます。

国連で採択された2015年は日本ではさほど認知されていませんでしたが、今では学校教育に取り入れられ、またスーツの胸元にSDGsのバッジをつけている人もたくさんいるなど、日常的に目にするものとなりました。

 

私は会社で教育系の書籍を担当していることもあり、日々SDGsをはじめとする持続可能な社会を実現するための取り組みに関するワードを目にするようになりました。

その中でも、最近気になっているのが「アップサイクル」という言葉です。

 

少しずつ目にするようになってきたと感じますが、馴染みがない方も多いのではないでしょうか。

今回はサステナブルな取り組みとして注目を浴びている「アップサイクル」について書いていきます。

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目次

■アップサイクルとは?

  • アップサイクルの始まり
  • リサイクルとの違い

■ロンドン発、アップサイクルなアクセサリーを扱う「big metal london」

■最後に

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■アップサイクルとは?

アップサイクルとは本来であれば捨てられるはずのものに新たな価値をつけて、別の製品にアップグレードすることを言います。

海外・日本問わず、様々な企業や団体での取り組みとして取り入れられているそうです。

 

  • アップサイクルの始まり

 

アップサイクルという言葉は1994年にドイツのレイナー・ピルツという方がメディアに向けて語ったのが始まりと言われているそうです。

最近聞くようになったなと思っていましたが、意外と前に言われ始めた言葉だったんですね。

 

確かに不要となったものを新たなものとして利用することは最近に始まったことではないかもしれません。

実際に1800年代にはアメリカの思想家ラフル・ワルド・エマソンが「自然界には寿命を終えて捨てられるものはない。そこでは最大限利用された後も、それまで隠れていた全く新しい次のサービスに供される」と語っていたように、名前はつけられずとも昔から人々の生活の中にあったようです。

 

大量生産ができるようになってから、効率性を重視されてきたかもしれませんが、物を大事にするということは常々必要とされてきたことなのかなと思います。



  • リサイクルとの違い

 

リサイクルは廃棄されるものを原料や材料に戻して使うことを言います。

廃棄されるものを再利用する点ではアップサイクルと同じですが、アップサイクルは廃棄されるものの素材そのものを活かして使うことを指します。

 

よりコストをかけずに再度使うことができることから、近年注目を浴びているようです。



■ロンドン発、アップサイクルなアクセサリーを扱う「big metal london」

 

低コストで資源を大切にする取り組み、アップサイクル。

企業でも様々な形で取り入れられているようですが、今回は私が偶然出会ったアップサイクルなアクセサリーを扱うお店を紹介します。

 

紹介するお店はロンドン発のサステナブルファッションジュエリーブランド「big metal london」。

https://midorikashop.com/collections/カタログ商品

※日本語としてはこちらのサイトで扱っているようです。

 

ピアス・イヤリングを中心に扱っていて、絵柄部分はサングラスの端材を使って作られています。

また、耳につける金属部分もアレルギーの原因になるものは使っていないそうで、地球にも人にも優しいですね。

 

上記サイトを見ていただければわかると思いますが、捨てられるはずだったものからとは思えない質とデザインの良さを感じます。

世の中にとって良いものを使って、なおかつおしゃれをできるのはとても素敵なことだと思います。



■最後に

 

今回はサステナブルな取り組み、アップサイクルとアップサイクルなアクセサリーブランドについて紹介しました。

持続可能な社会を実現するというのは大それたことのように感じていましたが、「big metal london」が扱っているような製品は手軽に取り入れることができますね。

 

人ごととして過ごすのではなく少しでも力になれるように、他のサステナブルなことに関わるものを更に調べて使っていこうと思いました!


コンビニスイーツの火付け役、ローソンのスイーツがすごい!

2022-09-23 08:18:32 | 日記

こんにちは!さくちゃんです。

 

皆さんはお気に入りのコンビニってありますか?

どの大手コンビニグループもそれぞれ良さがあるかと思いますが、

私はもっぱらローソン派です!😁

 

生活している上でローソンが身近であったことが大きいですが、

ローソンならではの商品が私の心をヒットし続けています!笑

 

今回は私がローソンを好きになった理由の一つである、

ローソンスイーツの魅力について語ります!

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目次

■ローソンのこだわりスイーツがすごい!

■コンビニスイーツの火付け役となった「プレミアム ロールケーキ」

■私のお気に入り「もちぷよ(北海道産生クリーム入りミルククリーム)」

■最後に

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■ローソンのこだわりスイーツがすごい!

ローソンのスイーツはかなり種類が豊富。

他のコンビニチェーンと比べてもスイーツが置かれているエリアが大きいことが多いと思います。

 

「Uchi-Café」という名前をつけてブランド化してるように、ローソンはスイーツに力を入れているとわかります。

「プレミアム ロールケーキ」「バスチー」など、ローソンといえばこの商品、このスイーツというものが頭に浮かんでくるのではないでしょうか。

 

実はコンビニスイーツを流行らせたのはローソンだと言われているそう。

きっかけとなった商品は上記にもあげたローソンスイーツの代名詞と言っても過言ではない、「プレミアムロールケーキ」だそうです!




■コンビニスイーツの火付け役となった「プレミアム ロールケーキ」

今となっては世代や性別に関係なく親しまれているコンビニスイーツ。

 

10年ほど前、コンビニのスイーツというのは大きいサイズのプリンやシュークリームなど、男性向けのものが多かったそうです。

 

スイーツの市場といえば当時は「デパ地下スイーツ」が流行っており、女性の客層はデパートに集中していたそう。

そういえば、その頃の夕方の報道番組には「デパ地下スイーツ」の特集が多かったように思います。

 

男性がメインの客層だったところから、女性の人気も獲得しようと、スイーツの開発が始まったそうです。

人気を博していた「デパ地下スイーツ」に習い、当時流行っていたロールケーキに着目しました。

「デパ地下スイーツ」のロールケーキは大きいサイズのものが多く、一人用のロールケーキを開発することになりました。

 

人気が出ているものからヒントを得て、コンビニだからこそ打ち出せるニーズに答えていて、開発の方の着眼点がすごいですね!✨



こうして生まれた「プレミアム ロールケーキ」は一躍ブームとなりました。

 



横に倒れていて、1カットの食べやすいサイズというのは、従来のロールケーキの形から考えると斬新で話題を呼びました。

更に「スプーンで食べるロールケーキ」というサブフレーズのようなワードも今でも覚えているくらい印象的だったように思います。

 

ロールケーキのクリーム部分は北海道産の生クリームを使用。

スプーンで食べるので、良質なクリームを贅沢にクリームだけで食べられるのも魅力の一つだと思います😊



現在では、ローソンは毎月6日をロールケーキの日としています。

偶数月はいちごが入ったロールケーキ、奇数月は2倍の大きさのロールケーキが販売されるそうです。

毎月月初が楽しみですね✨



ローソンの「プレミアム ロールケーキ」の誕生の年、2009年はコンビニスイーツ元年と言われているそうです。

コンビニのスイーツの常識を変えた「プレミアム ロールケーキ」、10年以上経った今でも愛されている素晴らしい商品ですね。



■私のお気に入り「もちぷよ(北海道産生クリーム入りミルククリーム)」

そんなこだわりにこだわりぬいた、「プレミアムロールケーキ」を皮切りに、豊富な種類のスイーツを揃えているローソン。



ローソンスイーツの中でも”超個人的”にお気に入りで、かつ皆さんにおすすめしたい商品が「もちぷよ(北海道産生クリーム入りミルククリーム)」です!



「プレミアム ロールケーキ」に使われている北海道産の生クリームは他の商品にも多く使用されています。

クリスマスシーズンにはクリスマスケーキのクリームにも使われています。

 

私がおすすめふる「もちぷよ」も、北海道産の生クリームがたんまり入っています!



時たまくる、ど〜〜にも生クリームを味わいたくなるときに「もちぷよ」を食べています!笑

 

といいつつも、まず外側のもちもち生地から心を持っていかれます。

歯がしっかり沈むほどのもっちり生地で、舌触りも抜群。

どこかほんのりチーズの風味を感じます。

 

そして、もっちりもちもち生地を通り抜けた先には、北海道産の絶品生クリームが現れます😊

商品パッケージの写真に「※写真はイメージです」と書いてはありますが、ほとんどそのまま、ぎっしりの生クリームが入っています✨

 

たくさんの生クリームが入っているのにも関わらず、甘さがしつこくない!

多くの人に食べやすい味になっているかと思います!

 

「もちぷよ(北海道産生クリーム入りミルククリーム)」、是非食べてみてください✨




■最後に

コンビニスイーツの火付け役であるローソンのスイーツ。

 

開発者の方の本気がつまっている、ローソンオリジナルのスイーツがたくさん揃っています。

ローソンを見かけた際にはぜひ立ち寄って、食べてみてください!


日本の心がよくわかる、書籍「日日是好日-お茶が教えてくれた15のしあわせ-」を読んだ感想

2022-09-22 13:57:11 | 日記

みなさんこんにちは!さくちゃんです。

 

最近ちょっとばかり涼しくなってきましたね。

ここ数年は暑いか寒いかの1年で終わるような印象ですが、

少しずつ秋に近づいてきているような気がします。

 

日本の特徴は四季がはっきりしていることだと思います。

古くからの詩、行事、料理など、季節を愉しんでいるものが多くありますよね。

 

私は旅行が好きなので、海外のよさなどももちろん感じますが、

やはり日本の良さとして慎ましく季節を味わっていることがすごく素敵だなと思います!



日本の慎ましさをよりわかるようになったのも、

森下典子さん著の「日日是好日-お茶が教えてくれた15のしあわせ-」を読んだことが大きく影響しています。

 

映画も公開されていたので、知っている人は多いでしょうか。

日本の慎ましさ、更には一人の経験から伝わる、人生の大事なことを学んだ作品です。

 

今回はそんな、書籍「日日是好日-お茶が教えてくれた15のしあわせ-」を紹介します!

 

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目次

■書籍「日日是好日-お茶が教えてくれた15のしあわせ-」はどんな作品?

■書籍を題材に映画が上映されている

■「日日是好日」は茶道の世界がテーマ

  • 茶道の世界から知る、歴史のこと
  • 茶道の世界から学んだこと

■最後に

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■書籍「日日是好日-お茶が教えてくれた15のしあわせ-」はどんな作品?

 

「日日是好日-お茶が教えてくれた15のしあわせ-」は著者 森下典子さんご自身の半生を物語とした作品。

エッセイストとしてキャリアを積むなか、プライベートで続けていた茶道を通して気づいたことなどを記しています。

 

森下さんが主人公”典子”として登場します。

”典子”は20歳の時に親にすすめられて従姉妹と茶道に通い始めます。

最初は訳もわからぬままやっていた茶道ですが、大学を卒業し、仕事や家庭での変化が起きても続けました。

 

茶道の手順の多さと何年経っても必ず同じ手順でやる変化のなさに疑問を持っていた典子ですが、自分の生活の変化とともに、だんだんとその意味を見出していきます。



森下さんが茶道を通して気づいた、言葉にならないけど伝えたい思いがとても素敵だと感じました。



■書籍を題材とした映画が話題となった

本作は2018年に公開された同名の映画作品をきっかけに更に有名になったそう。

 

私も映画の公開があったことから、書籍のほうを読んでみました。

(映画はずっと気になってましたが、当時も今も見損ねています🤣)

 

典子役、主演は黒木華さん。

茶道の先生役として樹木希林さんが出演されたことも話題となっていました。

 

この本をもっと多くの人に読んでもらいたいと思い立った監督の吉村さんが、樹木希林さんに直談判。

お2人のタッグのような形で映画企画がスタートしたそうです。

 

「この本を多くの人に読んでもらいたい」

吉村監督のこの熱い気持ちに、私も強く共感します。

大女優の樹木希林さんを動かしたと考えても、この作品の凄さがわかりますね。



■「日日是好日-お茶が教えてくれた15のしあわせ-」から学んだこと

吉村監督と樹木希林さんを動かすほどの本作品。

ただ物語として楽しめるだけでなく、色々な気づきを感じました。

 

私がこの本を読んで気づいたことを2つ、紹介します!



  • 茶道の世界から知る、歴史のこと

茶道がいつから行われていたのか知っていますか?🤔

 

茶道は鎌倉時代に栄西という僧が中国のお茶を日本に持ち帰った時から始まったんだとか。

茶道を今のような形にしたのは千利休で、織田信長をはじめとした武将を中心に行っていたそうです。

 

確かに日本史の授業で千利休の話ってありましたよね!笑

戦いばかり頭に入れて覚えていたので、本を読んだときにびっくりしてしまいました。笑

現代で言うと、とても繊細な手順ばかりの茶道なので女性の茶道家が多いイメージを持っていましたが、屈強な男性たちがお茶を楽しんでいたと思うと不思議な感じがしますね。



書籍においても、戦国時代の茶道について触れられていました。

茶道は凄まじい戦が続く中の、心を落ち着けるひとときであったと。

また、戦に出るということはいつ命を落とすかわからないので、毎回のお茶会に全く同じ人が参加するとは限りません。

 

どんなに手順は同じであっても、全く同じお茶会はない。

その時々に感じることを嗜むのが当時のお茶会だったそう。

 

私はこれを知って、命を一生懸命全うしているかのようで、その時代の人たちをとてもかっこいいなと思いました。

 

物語の中での”典子は”何回やっても手順が同じことに疑問を持っていましたが、この戦国時代の話を知って少しずつ意味を見出していきます。



  • 茶道の世界から学んだこと

物語の中では茶道と、仕事や家庭でのことを通して”典子”の心情に変化が起きていきます。

冒頭から”典子”が茶道の手順に疑問を持っていると書きました。

 

一つは夏と冬でやることが変わるが、それでも毎年やることは同じで、全く変わり映えなく行うこと。

一つは茶道の手順がものすごく多いのにも関わらず、先生が一つ一つの意味、毎回変わることなく手順をやる理由など、それぞれの意味については全く教えてくれないこと。



戦国時代の話に始まり、”典子”は自分自身の変化も伴い、なぜ上記のことが起きているか”典子”自身が気づく瞬間があります。

この気づきは日本の諺にある、「一を聞いて十を知る」にも近いのかなと思いました。

最初はあれこれ先生に聞いていた”典子”でしたが、それでも10年以上茶道を嗜み続け、自分だけの経験を持って気づきを得た姿に私も「そういうことか!」とすっきりしました。

 

情報が多い世の中なので、あれやこれやと正解を探してしまいがちですが、自分が行動して体験し、気づいたことはかけがえのないスキルだと学びました。



■最後に

茶道の世界を通した一人の人間の物語。

ごく当たり前の日常の中にあるたくさんの学びを私は得ることができました。

 

「日日是好日-お茶が教えてくれた15のしあわせ-」、ぜひ読んでみてください!