こんにちは!さくちゃんです。
先日栗原類さんの書籍、「発達障害の僕が輝ける場所をみつけられた理由」を読みました。
仕事で児童・生徒向けの出版を担当していることもあり、発達障害に関連する本も読みます。
有名タレントさんの話から発達障害の方のリアルな日常を知るきっかけになればと思い、手にとってみました。
発達障害を理解をしようと思い読んだ本でしたが、
この本は発達障害を理解することや、発達障害の方が共感を覚えるものにとどまりません。
一人の人の生き方から、自分の生き方を発見して生きていく素晴らしさを学びました✨
私個人の感想から、「発達障害の僕が輝ける場所をみつけられた理由」の魅力をお伝えします。
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目次
■栗原類さん著「発達障害の僕が輝ける場所をみつけられた理由」
■栗原類さんの半生から学んだこと
- 輝く生き方をみつけられた理由、自分のことをよく理解して行動する
- 母・栗原泉さん流の育て方”まず体験させて一緒に考える”
■最後に
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■栗原類さん著「発達障害の僕が輝ける場所をみつけられた理由」
栗原類さんの自著伝、「発達障害の僕が輝ける場所をみつけられた理由」は2016年に発売されました。
栗原類さんといえばフジテレビのバラエティ番組「アウト×デラックス」に出演され、”ネガティブタレント”としてブレイクしたことが印象的です。
その後もタレント活動に加えてモデル・俳優活動ともに活躍されていますよね!
独特の空気感が放つ雰囲気に引き込まれます✨
また、栗原類さんは2015年にNHKの番組「あさイチ」にて、
ご自身が”ADD(注意欠陥障害)”であることを告白しました。
番組出演による反響から、この書籍を出すきっかけになったそうです。
書籍の中には栗原類さんがご自身の半生について語っています。
更に、お母様の”栗原泉さん”、主治医の方、友人であるお笑い芸人ピースの”又吉直樹さん”へのインタビューも収録されています。
■栗原類さんの半生から学んだこと
「発達障害の僕が輝ける場所をみつけられた理由」において綴られた、栗原類さんの半生からたくさんのことを学びました。
ハンディキャップにとらわれず、自分の理想に向かって着実に努力されてきたことがよくわかりました✨
発達障害というものは栗原類さんの人柄においての要素でしかなく、ご自身と周りの人の考え方・捉え方が今の成功につながっていると感じます。
私が日々を過ごす上で取り入れるべき要素がたくさんありました!
- 輝く生き方をみつけられた理由、自分のことをよく理解して行動する
栗原類さんが抱えるADD(注意欠陥障害)を含む、発達障害というものは”脳のクセ”であると書籍の中で触れています。
栗原さんの場合は抜粋すると以下のような特徴があるそうです。
・大きな音が苦手
・短期記憶が著しく低い
・自分のルールにこだわりに沿っていないとムズムズしてしまって受け入れられない
・感情表現が苦手
親からの遺伝があるように、発達障害にも個性があるのでADDだからといって全員同じ特徴があるわけではありません。
事実、栗原さんのお母様も発達障害と診断されたそうですが、お母様は逆に記憶力がずば抜けて高いとのこと。
反面、栗原類さんと同じく感情表現は苦手で、同じ特徴もあるというのです。
栗原類さんは幼少期をアメリカで過ごしています。
アメリカの学校は日本よりも発達障害に対するシステムが整っていて、担当教員が気になった時点で審査会議が開かれるそうです。
アメリカの教育システムも手助けし、早い段階で自分が発達障害であると知ることができたことがとてもよかったそうです。
書籍を読んでいて、どうすれば周りの人と共存して生きていけるのかをしっかり考えて取り組んできたことが伝わってきました。
栗原さんは忘れやすい特徴もあいまって、何度も失敗を繰り返してきたとのこと。
しかし忘れやすい特徴が功を奏したこともあって、失敗した時の感情も次の日にはケロッと忘れているとのこと。
だからこそ何度もチャレンジして乗り越えてきたそうです。
一見マイナスに見えるような特徴も自分は忘れやすくて「よかった」と捉えています。
「どうしてこんな自分で生まれてきたんだろう」なんてネガティブなことは一つも書いていなく、むしろポジティブな捉え方に勇気づけられました✨
自分の特徴を捉えて活用していくことは、発達障害の人に限らずどの人も向き合うと良いポイントだと感じました。
客観視して自分のことを理解すれば、苦手なことも「どうすればできるようになるだろう」と前向きに解決することができると思います😁
- 母・栗原泉さん流の育て方”まず体験させて一緒に考える”
書籍には栗原類さんの母である栗原泉さんへのインタビューも載っています。
栗原類さんご本人の生き方が素敵なのも納得。
母・泉さんの息子への向き合い方がとても素敵でした。
私が特に素敵だと思ったことは、危ないことを隠してしまうのではなく、”まず取り組んで一緒に考える”という考え方です。
思春期の男の子らしく、栗原類さんもゲームにかなりハマったそう。
ゲームにハマるということは、多くの親御さんにとってはあまり喜ばしいことではないかもしれません。
自分の学生時代を振り返っても、同級生の会話ではゲームをめぐる親との攻防戦の話がよく話題に上がっていたと思います。
しかし泉さんは、「興味を持ったならとことんやるのがいい」という考え方。
・自分から興味を持ったことを否定すべきではない
・ゲームだって攻略していく段階で思考力がついていくかもしれない
・取り組んだ上で一緒に良し悪しを考える
とても柔軟に考えていて、お子さんの自主性を尊重しているなと思いました。
確かにただの遊びに見えるゲームでも、誰もが攻略できないような高いレベルまで到達したらすごいですよね。
成功体験を積む内容に、親が口出しすることではないとも語られていました。
物事の根本を大事にして、とことんやり抜くといいのだなと気づきました!
■最後に
栗原類さんの書籍「発達障害の僕が輝ける場所をみつけられた理由」を読んで、自分が輝いて生きていくためのヒントをたくさん得ました。
自分をよく理解し、活かすこと
大事なことの根本を捉えてとことんやり抜く
たくさんのヒントの中で特に私が印象に残ったことです。
もしかしたら、あなたならではの気付きがあるかもしれません。
ぜひ本を手にとって読んでみてください!
「発達障害の僕が輝ける場所をみつけられた理由」栗原類 - KADOKAWA
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