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私と旦那様のサクラ大戦日記

【 サクラ大戦】閑人閑話③【帝国華撃団(後編)】妄想考察~私と旦那様のサクラ大戦日記~ 8combo!

暫く期間を置きましたが、帝国華撃団(前編)に続き後編です。書きたいことがあり過ぎて、この後編でもネタの3割も書ききれない始末。ひとつのテーマで冗長に続けるのも本意じゃないので範囲を絞って収めます。
書き足りない部分は別の考察の時などに逐次ネタを入れつつ書き足すようにします!

お越し頂きお目を通した方は、好き勝手の考察妄想日記故に、どうぞ寛大な気持ちで許してあげて下さいね!
と、私の旦那様も申しております。

頼れる旦那様と兼業主婦エリカの
~閑人閑話③~
帝国華撃団】(後編)

閑人閑話の3回目は帝国華撃団(後編)です。
〖帝国華撃団の少女達〗
〖秘密部隊が秘密とするもの〗
〖米田達の理想と【体現者】〗
このような項目を添えて好きなように書き連ねます。

〖帝国華撃団の少女達〗
帝国華撃団は少女が多いことはファンの皆様なら周知のこと。
花組に至っては男性は大神少尉のみ。戦闘部隊・花組が多感な時期の少女集団という異質さは、着任初日の大神少尉の反応が如実に物語っている。そりゃ驚くよね・・・・・・。
帝都の霊的防衛を担う帝撃には、霊力に優れる人材が必要。中でも戦闘部隊・花組には霊子甲冑・光武を操縦出来る強力な霊力の持ち主でないと隊員になれない。不思議なことに霊力は若い女性程強い特性がある。しかし霊子甲冑を操縦出来る程の霊力者となるとその中でも極々僅か。

今作には登場しないが屈強な(乙女の)薔薇組。霊子甲冑は彼(女)達のような軍人達でも動かすことすら出来ない。

花組に選ばれたのは霊力と資質を見込まれた希少な適合者。男性でありながら少女達と常に食住を共にすることになった大神少尉の気苦労は想像を絶したことだろう。
昼も夜も美少女達に囲まれて幸せだとか将来はオレもここに住みたいとかプレイ当時に妄想した青少年もきっと居たはずだ。
しかし現実はそんな甘いものじゃない、並大抵の男子では心労でハゲる。むしろハゲる位で済めばまだマシだ。
男子にとって夢のような環境?とんでもない!!!!

彼女達の信頼を得られなければただ1人の男性隊員として日々針のむしろ状態だ。そして女性陣を敵に回す恐ろしさを日々痛感することになるだろう。
花組隊長を目指す貴官は肝に銘じよう。
彼女達の等身大を愛し
彼女達の心に寄り添い
彼女達の先陣に立ち共に戦い
彼女達と心を1つに帝都を守り
彼女達の生命もまた守り抜くことを

帝都の平和を守り隊員達を預かる花組隊長の双肩にかかる責任は計り知れない。
大神少尉はそれが出来る人物だからこそ、花組の少女達から憧憬と愛情を集める。
貴方も目指せ!未来の大神隊長!
こちらの世界でそれ程の快男児を見たことは私は未だ無い。道はとても険しいと思う。

魔との戦いの最前線で生命を賭けることになった彼女達は、序盤は纏まりに欠けまだまだ頼りなげだった。しかしそれは仕方ないこと、軍人どころか成人男性ですらない少女達の集まりですから。
序盤の花組はチームとして未成熟だった。大神少尉は隊員のトラウマや軋轢と向き合い、自身も成長しつつ黒之巣会との激闘を仲間と共に乗り越えて行った。

大神少尉の努力と奮闘、周囲の助けもありつつ花組は大きく成長していった。特にチームワークの向上は目覚しく、今作終了から2年後が舞台のサクラ大戦3では、巴里華撃団のメンバーに「悔しいが完璧」と言わせる程の阿吽の呼吸を見せつけるまでになっていく。
しかし帝国華撃団は少女達が主役の他に類を見ない部隊。乗り越え無ければならない課題はチームワークだけでは無い。それを最初から1番良く理解していたのは大神少尉では無く、別の人達だろう。それについてはまた後ほどに。

〖秘密部隊が秘密とするもの〗
帝撃の名は帝都に轟く。その活躍が新聞に載ることは当たり前。光武に翔鯨丸など目立たないはずが無い。
極めつけに『帝国華撃団、参上!』とポーズ付きで口上してれば絶大なインパクトだ。一挙手一投足が注目の的でも不思議ではない。

参上!の画像はハッキリした絵が欲しかったので4のもの。シリーズ全作でノリノリ。勝利のポーズは周囲に人が居ると正体がバレるので極めて慎重にやっている(はずだ。)

自分達が帝撃の一員なのは秘密。
平和の担い手の少女達は本来守られるべき立場だが、魔との戦いに生命をかける使命を与えられている。しかし彼女達は優れた霊力の資質以外は決して特別な人間では無い。
花も恥じらう年頃の彼女達には、自然体で居られる場が絶対に必要だ。

花組の我が家も同然の場所、大帝国劇場。2階の居住フロアに花組全員が住まう。
地下1・2階は帝国華撃団の任務に関連するフロア。1階劇場フロアは日々一般客で賑わう。

帝撃が隊員と大帝国劇場が本拠であることを秘密にしているのは、周りの目を欺くため。しかし、歌劇団を創設してまで擬態する必要性があるとも思えない。
歌劇団と大帝国劇場を作り、これを本拠としたことは帝撃の少女達を大切にしている事が深く関わっているのではないかと思っている。
それにしても、この2つの秘密についてはどこまで守れているのか微妙だ。素性の守秘については警戒心が薄いのか花組の言動がとても際どい。
まず、一般人が多数居る場においても大神のことを隊長や少尉と呼ぶのはマズイ。大神が軍人、そして花組の隊長なのは秘密で普段の彼はただの「モギリ」だ。

帝撃メンバーの大神の呼び方一覧。君・さん(はん)付けと呼び捨ては万能。「お兄ちゃん」も一部の熱狂的ファンに誤解を与えなければ大丈夫。
隊長と少尉は身内のみの場にした方が賢明だ。

そもそも、ゲーム開始直後の時点で守秘の意識には疑問を抱くシーンがある。

さくら、ここで部隊名はちょっと。「歌劇団」と同音なので擬態効果はあるが、この後の大神とさくらの会話の流れは流石にマズイ。守秘の基本は「壁に耳あり障子に目あり」

大帝国劇場の守秘に至っては、今作後半以降は崩壊していてもおかしくない。
降魔にピンポイントで狙われる、ミカサの艦橋部になる劇場など世界中探しても他には無いだろう。
子供『お母さん!劇場がすごーくおっきいお船に乗って飛んでくよ!(⊙⊙)』
母『( º дº)<エェェェエエェェェ』

次作では【帝撃防御壁】なる外敵からの防衛機構まで備え、ただの劇場とは一層かけ離れていく。シリーズ通じて敵勢力に本拠がバレているので、侵攻・侵入を防ぐ手立ては必要なのは間違い無い。しかしそれなら本拠地を移すか方針転換で要塞並の防衛機構へ発展させないと本拠としての運用は厳しい。
帝都の人々は本当に気づいてないのか気になる。守秘力と守備力双方に多大な不安を残しつつ、次に進む。

帝撃が秘密にしていたことは他にもある。その1つは【魔神器】だ。降魔が現れるまでは隊長である大神にも秘密にしていた。他の隊員がその存在を知らされたのは更に後の事。

魔神器は本来「最も尊い方」の元で管理される国家の至宝。現在は帝撃で保管されている。魔神器についてはダイジェスト日記で少し触れている。

しかし、国家の至宝があんな倉庫で管理されているのは危険だ。見た目を問題視する気は無い、木を隠すには森とも言うし。しかし、警備も無く特別なセキュリティシステムも無いのでは保管場所が知られると持ち出し容易に思える。
あんな倉庫の中。ほら、言わんこっちゃない。

流石に反省したのか次作では魔神器防衛部隊【薔薇組】を直衛に配置した。
秘密の保管方法にも問題があったことが判明しつつ次に進む。

帝都を脅かす魔の根源】も公にしてない以上は秘密なのだろう。帝撃の任務は帝都の霊的防衛だが、何故帝都だけなのか?など含めて色々と事情はある模様。
これ以上進めると話題が脱線して深みに嵌るのが見えているので、この話題はいずれ別の機会に。
しかし公にしなくとも問題は消えず、帝都は幾度も魔の出現に脅かされる。

帝都は魔の手により幾度も崩壊の危機に直面する。魔の者達は共通して帝都を破壊を目的の1つとしていた。

帝撃の戦闘歌【檄!帝国華撃団】の歌詞は帝都の人々と帝撃の関係性を示している。
「街の灯が消え果てて怯える帝都に」
「虹の色染め上げて躍り出る戦士達」
虹の色とは闇を照らす希望、花組7人の色だろう。帝撃は帝都の護り手・人々の希望の象徴にならなければならない。
歌詞にある悪を蹴散らして正義を示すのだとは人々のための帝撃であることと、その決意を示した見事な一文。
帝撃がやたらと目立つのはちゃんと意味があることなのだ。

サクラ大戦4より。街を疾走する光武二式を応援する人々。帝撃は人々に信頼され愛されている。

この「目立つ秘密部隊」という矛盾をはらむ帝撃が、それでも秘密部隊たる理由は、隊員の少女達の事に絞ったことのような気がする。そして、少女達の日常を守りたいという願いも見え隠れしている。
万が一、彼女達の正体が知れれば帝撃と同一視され続けることになり、彼女達に普通の少女としての日常は戻って来なくなる。
秘密部隊・帝国華撃団の最大の秘密は他ならぬ帝撃の少女達・・・・・・?
そうだとするなら、秘密部隊を名乗る彼女達自身もそのことに気づいてない、のかもしれない。

〖米田達の理想と【体現者】〗
米田一基と藤枝あやめは帝撃創設の立役者。対降魔部隊での苦い経験を糧に、都市の霊的防衛の完成形を目指して「帝撃構想」を打ち立てた。
「帝撃構想」は、優れた霊力者と最新の霊力兵器を備えた部隊を作り上げ、強力な魔に対抗し帝都の霊的防衛を果たすためのもの。しかし通常軍隊とは全く異なる人材・装備・設備が必要なためその創設までは一筋縄ではいかなかったはず。
この難題を乗り越えるのには【賢人(テンプル)機関】が大きな役割を担った。賢人機関とは、霊力者の監視・保護と、人と霊力の集う都市の防衛を目的とする世界的な秘密機関。政界・財界・宗教界に至るまで隠然とした大きな影響力を持つ。

賢人を自称するとか胡散臭いものだが、その格は非常に高い。幹部連には三大宗教の道士やその他宗教の教祖らも名を連ねる。花小路伯爵のような真の賢人も居れば、対極の愚物もやはり居る。

賢人機関やその他の支援者達に多大な援助を受けたとはいえ、帝国華撃団の基盤・理念・隊員の人選など組織の骨格に関わる多くは米田と藤枝が主導的に果たした。
帝国華撃団は1921年(太正10年)には、後の花組や風組などに所属する隊員の選抜と入団を進めている。翌年の太正11年1月1日に帝国歌劇団・花組(マリア、アイリス、カンナ、紅蘭)を正式発足したことで、帝国華撃団・花組も誕生。大帝国劇場も同年4月8日に落成し、帝都の霊的防衛部隊・帝国華撃団はまだまだ未完成ながらも活動を開始している。
最も早く帝撃に入団したのは彼女達。花組4人は全て藤枝あやめがスカウト。アイリスはフランスの親元を離れ藤枝あやめと共に来日、その当時は何と7才。

帝国華撃団の総司令には米田が就任し、その補佐には藤枝あやめが配置された。帝撃は有事においての出撃判断、兵器の運用に関する全てにおいて、上位組織の承認を得る必要が無い。
つまり実質的に米田の独立部隊も同然だが、これは物凄いこと。何故これ程の戦力に独立権限を与えたのか?少なくとも理由の第1には米田への絶対的な信頼が無ければならない。そしてその信頼は帝撃の存在そのものにまで及ばなければ、帝撃の独立性は保たれないはずだ。

地面が開閉する度に90度傾く家屋など、帝撃の艦船の出撃では街にかなりの被害が発生する。それでも帝都の人々は帝撃を信頼している、何故なのか?
被害の補償を含めた完璧なアフターケアが約束されているのは間違い無いはず。そのバックアップもきっと支援者達が行っているかと思うと頭が下がる。

米田達の理想は帝国華撃団の創設によって一先ずの結実をしたかに見えた。しかし民間人の少女達が主力の部隊は、軍を指揮するのとは全く勝手が違う。それはここまでも指摘してきた通りの課題。
創設準備段階から米田と藤枝は、この部隊を健全に導くためのあらゆる手段を考え、講じてきただろう
その最たるものが帝国歌劇団と大帝国劇場なのは、帝撃の少女達の日常の自然体ぶりを見るだけでも伺い知れる。
帝国歌劇団は、少女達が戦いに飲み込まれて自身を見失わないために、華やかに輝く夢の表の舞台を与えるためのものではないかと考える。

帝撃のあり方には、対降魔部隊で経験した悔恨を繰り返させないための想いが凝縮されている。

また、帝国華撃団の名は、帝国歌劇団と敢えて同じ「音」にしたはずだ。言霊の力は大きい、音を同じくすることで自分を使い分ける抵抗感を減らし、更には歌劇団/華撃団双方を自然と受け入れられるようにする狙いもあったのではないだろうか。
シリーズ通じて花組の少女達が帝国華撃団と歌劇団の両立に矛盾を感じたり思い悩む描写は、皆無と言って良い程見られなかった。
さくらはこう語ったことがある。舞台に立つことで帝都を人々の足元を照らすような光になりたいと。これはさくらに限った事ではないだろう。花組は歌劇団としても華撃団としても、人々の希望となることを目指しそれを誇りとしている。

また、前編でも触れたが帝撃の日常が軍事訓練では無くプライベートと舞台の稽古ばかりなのも、少女達の日常と夢を何より大切にすることを重視したからなのだと思う。

花組は普段であっても、歌劇団の女優であっても、華撃団の戦士であっても笑顔を失わない。彼女達にとって全てが1つに繋がり大切なものとなっている証左だろう。

大帝国劇場での米田や藤枝の普段の言動・物腰など他にもまだまだある。それら全ては帝撃の少女達のために始めた彼らの心遣いだろう。

しかし、それだけでは霊的防衛部隊の在り方としては問題がある。帝撃は歌劇団として繁栄するためにあるのでは無い。少女達の未来を守るためにあるのでも無い。
帝国華撃団は帝都を魔から守り抜くためだけにある。
その任務に当たる時には、帝撃の少女達の生命と任務を天秤にかければ米田が選ぶのは常に「帝都の平和」だ。

米田はブレない。最も大切なものよりも、果たさなければならない使命を選ぶのが米田だ。

米田は帝撃の少女達を我が子同然に愛しているが、そのために帝都の人々を見捨てる決断は出来ない。彼は帝都の守りを担う帝撃の総司令だ。
ミカサ発進の直前、「死地」へと送った少女達への想いを独白する米田。しかしそれでも帝都は魔に渡せないと断言する彼には、帝都を守り抜く固い覚悟が常にある。

自分の役割と責任を何より理解している米田は帝撃の任務を優先する。また、帝撃の使命は生命を捨てて帝都を守った盟友達の行為を無駄にしないためのものでもある。
だからこそ、少女達のために最善を尽くし共に過ごし戦い導き、その生命をも守り抜いてくれる「自分の願いを体現してくれる者」が必要だっただろう。
この米田の願いに叶う素質を秘めた人物を見つけ選び出したのは、花小路伯爵だった。
まだまだ未熟な青年士官に過ぎない大神少尉を見出し花組隊長に推薦した花小路伯爵の慧眼には敬服するしかない。米田はこの若者が自身の理想と少女達を託すに値するのかを試していく。

着任初日から驚きの連続に加え、米田から帝国華撃団では無く帝国歌劇団だと謀られて意気消沈する大神を見かねたさくらは、米田の真意をこう伝えている。
米田の願いは第1話で明かされていた。大神少尉はこの先数々の出来事や戦いの中で、米田の望む花組隊長へと成長を遂げていく。

米田と藤枝が花組隊長に望むのは、帝都の平和と人々、そして帝国華撃団の少女達全てを大切にし守りぬける人物。戦いに必要な全てと、少女達の幸せな日常のための全ては米田達が常に先に動き、用意し続けた。
後は戦場において少女達と共に戦い、日常において少女達と共に笑う、少女達に最も近しい導き手が現れれば、大切な全てを守り抜くための最後のピースが埋まることになる。
「大神隊長」の着任後、花組は時を追うごとに団結を増した。その間の多くの難題や生命を賭けた戦いも皆で乗り越えることで、かけがえのない思い出へと昇華されただろう。

海軍少尉・大神一郎は時に叱咤され戒められながらも、米田と藤枝の期待に応えられる唯一無二の資質を持つ若者だった。
海軍士官学校首席、二天一流の剣技、男性としては稀有な強大な霊力、そして他者の霊力を1つに纏め強大化させる「触媒」の能力は花組隊長となるのに相応しい才能だ。
そして何より彼は関わる人達を惹き付ける魅力、花組の心を1つに纏める人間力を備えていた。彼への信頼や愛情は少女達の霊力を更に強大化させることも出来た。
大神一郎は、米田と藤枝の理想を託すのにこれ以上無く相応しい若者だった。
大神隊長の成長と共に、米田は花組の少女達を託せるようになり、自身の生命を彼らの盾にすることも選べるようになっただろう。藤枝あやめは人としての生を終えてしまったが、その魂は大天使となった今でも生き続けているはずだ。

大神一郎は、帝国華撃団・花組の唯一無二の隊長と呼ぶのに相応しい存在となって行く。その姿はまさに米田達の【理想の体現者】に他ならないと、私は思っている。

帝国華撃団は悪を蹴散らし正義を示す。米田達の理想は、ここに確かに結実したのだ。


今回の日記はとても苦戦しました。入りきらないと、どれだけのネタを削除し続けたか(泣)
次回も初代サクラ大戦の考察日記にするかどうかはまだ未定です。またのんびり考えてから書いていきますね!
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