前回の真宮寺さくらの考察では3万文字制限に達して書ききれなかった痛恨のミスをした私。
今回のお題は帝国華撃団。文字数制限に収めるのは、無理!!
前編・後編・・・もしかすると前・中・後編になるかもしれない。どこまで考察するかはこれから決めます。
お目を通された方は、私エリカの好き勝手な妄想考察故に、どうぞ寛大な気持ちで許してあげて下さいね!
と、私の旦那様も申しております。
頼れる旦那様と兼業主婦エリカの
~閑人閑話②~
【帝国華撃団】(前編)
閑人閑話の2回目は秘密部隊・帝国華撃団。創設から太正13年までの帝国華撃団にスポットを当てながら、色々と考察してみます。
今回は前編です!
〖概説〗
〖異色だらけの武装組織〗
〖時代水準を突き抜けた装備〗
このような項目を添えて好きなように書いてみました。
〖概説〗
帝国華撃団(帝撃)は、帝都・東京を魔より防衛することを目的とした秘密部隊。前身組織・陸軍対降魔部隊の「剣と呪法による霊的防衛」の思想を受け継ぐ形で太正11年に創設される。
帝都の霊的防衛を単身担う帝撃には最新鋭かつワンオフの装備が配備される。霊子甲冑・光武、高速輸送弾丸列車、空輸・砲撃支援を行う武装飛行艇などだ。
創設から2年後には決戦兵器の超弩級空中戦艦ミカサが完成。少数編成の部隊でありながら時代水準を遥かに超越した戦力を保有するに至る。
帝撃は、政府直属の部隊であり、帝国陸・海軍いずれにも属さない。
武装飛行船・翔鯨丸(画像上)、霊子甲冑輸送用弾丸列車・轟雷号(画像左下)、虎型霊子甲冑・光武(画像右下)、いずれも帝撃のみが保有。星龍計画を引き継ぎ1900年頃より建造が進められていたミカサが完成するのは1913年3月。
帝撃は短期決戦・局地戦闘において正規軍とは比較にならない戦闘力を発揮する。
帝撃の組織編成を見るに、任務遂行に必要な職種部門を単一部隊で網羅した完全自己完結型だ。これは軍とは一線を画した存在のため、独立性と作戦遂行力の両立を極限まで追求したのだろう。
反面、主力装備の光武の稼働限界が2時間と短く継戦能力は乏しい。この問題は後継機の神武でも4時間であるため、解消されたとは言い難い。戦闘部隊の花組は少数故に、同時に展開出来る作戦範囲も限定される。
帝撃戦力の特性は帝都の霊的防衛に能力を特化させた結果で、そのコンセプトは不意に出没する魔に対する圧倒的な機動打撃力だろう。
帝撃は正規軍とは特性が大きく異なる。徹底的な分析により正規軍との住み分けを果たしたのかもしれない。
帝撃は部隊を「組」として分割編成し、固有の呼称と任務を付与している。今作で確認出来る帝撃の編成は対降魔迎撃部隊の「花組」と輸送空挺部隊の「風組」の2つだが他にも多数の組が存在する。
風組の三人娘こと藤井かすみ(画像右上)、高村椿(画像左上)、榊原由里(画像左下)は輸送任務のエキスパート。轟雷号発進のオペレート、翔鯨丸、ミカサ出撃時の発進口周辺への避難勧告、艦船の出撃時は操船と管制制御も行う。花組の陰に隠れがちだが相当に優秀。美人度でも全く引けをとらず。
風組の三人娘こと藤井かすみ(画像右上)、高村椿(画像左上)、榊原由里(画像左下)は輸送任務のエキスパート。轟雷号発進のオペレート、翔鯨丸、ミカサ出撃時の発進口周辺への避難勧告、艦船の出撃時は操船と管制制御も行う。花組の陰に隠れがちだが相当に優秀。美人度でも全く引けをとらず。
軍での「組」は編成の最小単位で1~6名程度の規模を指す。しかし帝撃の「組」は人数単位では無く任務特性を簡潔に名称化したもので、そして帝国歌劇団としてもそのままの呼称で使えるようにしたのだろう。
この部隊を纏める総司令は米田一基中将、その補佐に着く副司令は藤枝あやめ中尉だ。2人は帝撃の創設から尽力している。この2人の役割は考察し詳しく後述しなければならないと思う。
〖異色だらけの武装組織〗
帝撃は何が異色なのか?うーん、異色では無い部分を探す方が難しい。そういう部隊。
帝撃は国内最強の特化戦力を持つ秘密部隊。しかし大帝国劇場に籍を置く帝撃メンバーの中には軍人は3人しかいない。米田中将、藤枝中尉、そして大神少尉だ。
大帝国劇場のその他の構成員には階級は無く、帝撃に所属する民間人とするべきだろう。
この3人以外は民間人。この組織構成には計算された戦略があり、思いが込められている。この体現の最後のピースが大神少尉。
この3人以外は民間人。この組織構成には計算された戦略があり、思いが込められている。この体現の最後のピースが大神少尉。
軍に関係する業務を行う民間人を「軍属」と呼ぶ。しかし帝撃は正規軍ではないため、花組や風組の彼女達に軍属という表現が当てはまるかは微妙だ。
最前線で戦うのはその彼女達。隊長以外は民間人、全てうら若い女性(最年少は9才)だ。子供も含めた女性民間人が最も危険な任務をこなす部隊は異様だ。というか普通許されるものでは無い。
正規軍人と民間人の混成はアニメ等では珍しく無い。プレイヤー側は受け入れる土壌を既に育まれているのかもしれない。
帝都を魔から守るために命をかける男女7人。秘密部隊なので帝撃メンバーの正体は殆どの人は知らない。でも肉親や親類縁者などは結構知ってたりする。
しかし軍の立場では納得行くものではない。女子供の部隊が正規軍を凌ぐ戦力を有すだけでも歯痒いだろう。帝撃が秘密部隊であることが軍にとっても救いと言えば救いだろうか。
次に進もう。奇妙なことに、帝撃の隊員は部隊訓練を行わない。任務達成に必要な能力を維持・向上させるために軍隊では日常的に行うものだが、帝撃は演習や戦闘訓練等を行う描写は無い。
今作では特訓を提案した大神に隊員からの賛否が分かれるほど、戦闘訓練が帝撃には浸透していない。
訓練の代わりに帝撃では大帝国劇場の運営に関わる業務を行う。花組隊員は公演と舞台稽古などに多くの時間を割く。
その様子からは華撃団の戦闘員達とは全く伺い知ることが出来ない。
これが帝国華撃団の日々の姿だ!帝都のため彼女達は日々真摯に取り組んでいる・・・
これが帝国華撃団の日々の姿だ!帝都のため彼女達は日々真摯に取り組んでいる・・・
部隊の秘密を守るための仮の姿、という感じは欠片も無い。それもそのはず、米田、藤枝、大神を除く彼女達はごく自然体だ。
隊員個々としては剣術・武術・射撃術の鍛錬を行う描写はある。しかしこれらは彼女達にとってはアイデンティティの一部同然で、命じられてやっているものでも無い。
ここまで書くと、帝撃は有事のみ戦闘員でそれ以外は劇団員や事務員だと言って差し支えないかもしれない。
これはとある人物が目的のために徹底的に計算し尽くしたものだと結論づけている。
徹底的に計算した人物、て誰のことでしょうか?軍人言葉は使いませんので教えて頂けませんか?米田支配人!
徹底的に計算した人物、て誰のことでしょうか?軍人言葉は使いませんので教えて頂けませんか?米田支配人!
この項目での説明はそろそろ最後にしないとキリがなさそうだ。
何度か触れたが帝撃は正規軍では無い。それには明確な理由が存在する。
帝撃の運営予算は国家から出ていない。財界からの援助に頼る組織だ。これを正規軍と呼ぶことは出来ない。
国費以外で運営される軍は、国の正規軍では無く私兵団や民兵組織だ。
しかし帝撃は私兵団ではない。誰かの思惑で動かされる組織では無く、むしろ過剰な程の独立権限が与えられている。
何故こんな組織が存在出来るのか。
カッコよすぎる帝撃の口上。これは軍隊では使えない。軍が正義を名乗る時は常に何かの悪意が伴い蛮行を正当化する。
カッコよすぎる帝撃の口上。これは軍隊では使えない。軍が正義を名乗る時は常に何かの悪意が伴い蛮行を正当化する。
この口上には、帝撃の思想と覚悟が込められている。
帝撃は政府直属。しかし資金は政府からではなく財界からの支援。
この関係性はサクラ大戦の世界が大正時代のパラレルワールドであると考えれば荒唐無稽ではない。
太正は財閥が存在し、財界が今より巨大な力と財力を持っていた時代。政府は財界と密接に繋がり、財界も積極的に支援するのが普通だった。
この関係性を帝撃の創設にも利用したとして、政府と財界が協力することで出来ることとは何があるのか?
推察するに、政府が帝撃を直轄下に置くことで公認の独立権限と任務の正当性を与えたのではないか。
帝撃の思想を実現するには、軍部の影響からは切り離さなければならないからだろう。
また、莫大な資金を国費で賄うには国会を通さねばならず限界もあることから、帝撃の思想を共有し賛同を得た上で巨大な資金の提供を財界に求めたと考える。
もしかすると、財界の方から政府へ取りなした可能性もある。いずれにせよ政府と財界は一体となって帝撃を作り上げたはずだ。
帝撃が活躍したところで財界に見返りは無い。帝撃の装備は規格外の最新鋭装備揃い。その開発と維持運営にかかる資金は巨大財閥を持ってしても単独では無理だろう。あのミカサに至っては国家予算の数十年分相当ではないだろうか。
これほどの金食い虫の部隊への資金援助を財界に説得し取り付けた人達はどれほどの努力を費やしたか。
そして財界はこれ程の援助をしながら帝撃の運営に一切口出しせず、一任している。
神崎重工会長・神崎忠義(画像左)はすみれの祖父。1代で財閥を築いた大事業家で帝撃に莫大な資金援助を行う。霊子甲冑の開発にも深く関わる。
神崎重工会長・神崎忠義(画像左)はすみれの祖父。1代で財閥を築いた大事業家で帝撃に莫大な資金援助を行う。霊子甲冑の開発にも深く関わる。
画像右は財界の重鎮・花小路頼恒伯爵。神崎忠義と共に帝撃の創設に大きく尽力し、帝撃を支える傑物。大神少尉の資質を見抜き花組隊長に推薦したのも花小路伯爵だ。
この時代には、英傑や傑物が然るべき立場に居た。帝撃はそんな人物達の思想と英断に支えられた組織なのだろう。
帝撃が政治的思想に介入されることなく純粋に正義を示すための部隊でいられること、隊員達が日頃自然体で居られる環境があるその理由の1つに、影の支援者達の尽力があることは心に留めておきたい。
〖時代水準を突き抜けた装備〗
帝撃の装備についてはダイジェストの方でピックアップをしているので、ここではなるべく内容が重複しないように注意を払いたい。
帝撃の装備は時代の水準を遥かに超越している。
テレビすら発明されて無い時代に映像付遠距離双方向通信可能な大型モニターが帝撃の地下指令室には導入されている。
活動写真と呼ばれるモノクロの無声映像に弁士が語りで解説をする時代が太正なのだから隔世感が物凄い。
このモニターは地球のほぼ反対側にあるフランス・巴里との通信において、映像と音声の通信速度差無し、往復レイテンシ皆無という優れものだった。これは個人携行可能なキネマトロンでも同様だ。
キネマトロンの通信画面。今作から逸脱して恐縮だが、巴里↔東京間の通信を応答待ち時間ゼロで会話可能。
キネマトロンの通信画面。今作から逸脱して恐縮だが、巴里↔東京間の通信を応答待ち時間ゼロで会話可能。
部隊装備としては身近な携帯型通信機器でこのレベル。帝撃には人型霊子甲冑、弾丸列車、武装飛行船、極めつけの超弩級空中戦艦まである。
令和の時代に突入した現代軍用科学でも人型霊子甲冑と超弩級空中戦艦は開発不可能だ。
弾丸列車の垂直状態に移行し落下加速する発車シークエンス、武装飛行船の離陸時のテクノロジーも実用装備としての実現は容易では無いだろう。
何度も紹介するのもアレだが、全て帝撃のワンオフ装備の数々。ミカサに至っては正規軍の如何なる兵器でも対抗不可能。
何度も紹介するのもアレだが、全て帝撃のワンオフ装備の数々。ミカサに至っては正規軍の如何なる兵器でも対抗不可能。
ミカサについては主砲威力の無駄考察などをダイジェスト日記で完了済み。
この兵器群についてまた異なる角度から考察したいが、時代水準の科学レベルと照らし合わせて理論的に説明出来るだけの知識を私は持ち合わせていない。
しかしこのまま引き下がるのも悔しい。これらの装備に動力として採用されている蒸気機関と、サクラ大戦オリジナルのエネルギー機関である霊子機関について考察してみよう。
蒸気機関とは現実でも使われる動力、蒸気機関車は特に有名。
蒸気力は火力で水を沸騰させて蒸気を大量発生させ、生じる圧力でピストンを動かして動力にするもの。この原理は圧力という「力」を生み出すので、物を動かすことに適している。
蒸気機関を動力にする帝撃の装備は蒸気演算機、蒸気通信機、弾丸列車轟雷号、そして蒸気併用霊子機関を搭載した光武だ。
先ず、機関車の発展系と言える轟雷号が蒸気機関であることに疑念が入る余地は無さそうだ。蒸気機関でありながら初速から最高速への到達が圧倒的に速く、巡航速度が200kmに達するのも垂直状態からの螺旋落下力を併用してるからと、とりあえず説明はつけられる。
こちらの現実世界では1938年にマラード号が下り坂で203kmを記録してるので、轟雷号はこれより10数年早くその記録を達成し、かつ実用速度化したことになる。
ありがとう轟雷号。いつかきっと科学が実用化してくれるはずだ。私が生きてる間に是非乗ってみたい。
ありがとう轟雷号。いつかきっと科学が実用化してくれるはずだ。私が生きてる間に是非乗ってみたい。
光武は蒸気と霊力併用だが、とりあえず蒸気のみの役割を考えると「光武を定量出力で動かす純粋なエネルギー」だろうか。電池と同じ役割だとすれば、霊子甲冑の稼働時間の設定はこの蒸気機関の性能に依存したものだろう。
光武の稼働には霊力が必要不可欠なので、蒸気はあくまで補助動力の位置づけだと考える。
光武における蒸気のもう1つの役割は「各種センサーや計器類等を動作させること」ではないかと推測する。
もし計器類の動作にまで霊力を消費させられたら、ちょっと嫌そうだ。
車で例えるなら自分の力や念とか消耗しないとスピードメーターも見えないし、エアコンもつかないのと多分同じだ。
それくらいは普通のエネルギーを使うべきだろう。蒸気でセンサー類が動くのか?については次の蒸気演算機の説明で疑問に答えられると思う。
光武の霊子機関に触れる前に、次の蒸気機器に移ろうと思う。
蒸気演算機はこちらの世界の電子計算機(コンピュータ)にあたる。蒸気通信機は電子通信機だ。作中表現を見る限り有線・無線どちらも実用化されている。
そもそも論から入ると、演算機にしろ通信機にしろ蒸気の力で動くとは考え難い。これらの機器は情報を処理伝達するもので電気の力による磁力の発生が不可欠だ。
蒸気力はあくまで圧力による「力」の提供で電気を発生させることは無い。
これを解決するには蒸気機関に1歩引いてもらうしかなさそうだ。
電力変換装置が蒸気機器には備え付けられているか、外部に設置されていると仮定する。
蒸気機関は別の場所で稼働して蒸気力をその装置に送り動かす原動力では無いか?これなら出来るはずだ。
しかし、この方式で動く機器を蒸気○○と呼べるのか。
この呼称の仕方だと、我々の世界の電源供給方式で動く機器は
「原子力○○」
「火力○○」
場合によっては「太陽光○○」
などと呼ぶ必要が出てくるものがありそうだ。
とりあえず呼称の仕方には疑問が残るものの、パラレルワールド故の差異なのだろう。郷に入れば郷に従え。
蒸気演算機と蒸気通信機は実現可能と結論づける。
電子計算機は電子計算機。蒸気演算機は蒸気演算機。原動力が何であれ電気が必要なことは共通している。それで十分。
蒸気機関についての考察は終わった。
次は霊子機関について考えてみよう。
帝撃装備で霊子機関を動力とするのは翔鯨丸、ミカサ、そして光武や神武だ。
霊子機関は2種類に分けられる。光武に搭載されるのは霊子機関で翔鯨丸とミカサに搭載されているのは霊子核機関だ。
霊子(核)機関の稼働には強い霊力が必要だ。
霊力のエネルギーへの変換は、霊子水晶と呼ばれる水晶体を通して行う。霊子機関はこの霊子結晶を内部に組み込んでいるのだろう。霊子結晶を通過する霊力のエネルギー変換効率が高まれば光武の性能も高くなる。
定量出力の蒸気機関と比べ、霊力機関は操縦者の霊力と霊力変換効率でその出力を上げることが可能だ。
今作の新型霊子甲冑・神武は改良型霊子機関2機を直列連結し光部の約8倍の出力を誇る。出力としては後発の光武シリーズ全てを大きく凌駕する。
画像の神武を説明したが、光武直系の後継機となる次作の光武・改は光武の1.8倍の出力に留まっている。
光武・改は霊力変換効率の優秀さが長期運用に繋がり約2年間運用された。神武は基本性能は高いが霊力変換効率は低かったとされる。
霊子機関の出力は、霊子変換効率とイコールだと考えそうになったがそうでは無さそうだ。霊子機関出力は霊力変換効率とは異なる出力なのだろう。
そして霊力変換効率とは、霊子機関の出力表記とは別の要素なのだと考える。
そろそろ霊子核機関について考えなければ文字数制限が近い。
霊子機関の上位版であることは想像つくが、具体的な仕組みが全く謎だ。翔鯨丸に1機、ミカサに6機搭載されてることから大出力機関であることは間違い無いだろう。
しかしミカサは翔鯨丸の61倍の全長があり質量は目測計算で7万倍程もあるのに、出力は6倍だ。これでホントに浮くのか。
翔鯨丸の全長約130m。ミカサの全長約8000m。霊子核機関は翔鯨丸が1機、ミカサ6機。どう考えても釣り合わない。
翔鯨丸の全長約130m。ミカサの全長約8000m。霊子核機関は翔鯨丸が1機、ミカサ6機。どう考えても釣り合わない。
神武では霊子機関の直列接続で光武の8倍の出力とあった。霊子(核)機関を直列接続すると、合計出力値は機関出力の「和」では無いのかもしれない。
しかしそれを論じる以前にミカサの機関部は6機直列ではなさそうだ。サクラ大戦2で機関部を防衛した時に配置をみたが、整然としてなかった。
見た感じ直列並列混合の気もするが全く根拠は無い。とりあえず機関は7機あった、うむむ。
いよいよ文字数制限間近なので霊子核機関について本格的に考える。
「核」機関となると、核エネルギーが初めに頭に浮かぶ。しかし蒸気機関の時代に核エネルギーはどうだろう。
こちらの世界では核エネルギーは1945年の原子力爆弾完成で実用化されている。30年先のテクノロジーと考えればパラレルワールドで先んじて実用化も考えられなくはない。
しかしサクラ大戦の世界は核エネルギーには辿り着かないと思う。
この世界は霊力や蒸気力が未来の可能性を示している。人の力と火と水の自然エネルギー利用による発展の道を進むと信じるので核エネルギーの可能性は否定したいと思う。
核エネルギーの可能性から離れると「核」は中心という意味合いに絞られる。霊子核/機関という捉え方で考えると、霊子結晶とは役割を別にする霊子エネルギーを封入・または増大させる霊子核が導入されている、はどうだろう。
この霊子核機関は、今作の時点から叉丹などの乗機に導入されており、小型の機体でも搭載できる。次作では帝撃も天武が霊子核機関を搭載している。基本構成に大型複雑な装置は不要なのだろう。
しかし光武シリーズには最後まで霊子核機関は未採用だった。また飛躍して恐縮だが、大幅な技術進歩を果たしたとみられる新サクラ大戦の霊子戦闘機でも主機関は蒸気併用霊子機関だ。この作品でも艦船クラスには霊子核機関が搭載されていることから大エネルギーを供給する用途のものであることは確かだ。
しかし情報を整理すると適応基準が不明瞭だ。霊子核機関の機体が敵味方どちらであっても、霊子機関の機体が対抗不能では無かったのでその優位性も微妙。
霊子核としての機能の推測も、それを可能にするのは新サクラ大戦での「霊子過給機」の登場を待たなければならないようだ。技術的に今作時点での実用化は不可能というのが判明したことで完全に手詰まった、うむむ。
文字数も手詰まったので今回はここまで!帝国華撃団の考察はまだ半ばくらいなので次回に続きます!
帝撃の本質に切り込んで行きたいですね!