記憶の片隅

先日、ニュースで
俳優の森川正太さんがお亡くなりになられたことを知りました。

森川さんといえば
癖のある役どころにぴったりの俳優さんでした。
私には
俺たちの旅の浪人生　ワカメの印象が強くあります。
ワカメも独特なキャラクターでした。
最近はお見かけすることがなかったのですね。

ご冥福をお祈りいたします。

さて、
この前の山陰遠征に出かけた折のこと。
米子駅で乗り降りするのは
初めてだったんです。
大学時代の山陰遠征でも
米子駅は通過していますが
乗り降りした記憶はありません。
勤務先の米子の事務所が駅裏にありますが
駅前に来たのも今回が初

初めてきたタイミングで
駅舎の改良工事が始まるなんて
何の因果なんでしょうか。
駅が、最近のJR西日本仕様の
2階に改札口ができ
東西連絡通路ができるタイプのようです。

で閉鎖されたホームや昔ながらの改札口跡
脇の売店、跨線橋の景色を
見ているうちに
フッとある風景が
脳裏に浮かびました。
見たことのある絵です。

その絵は
洋子さんが
改札脇の駅舎の立ち食いそば屋さんでそばを食べて
列車に乗ろうとしたところ
自分を探すカースケの姿に気が付き
思わず列車のデッキに隠れてしまう洋子さん
必死になって洋子さんを探しているカースケ
発車ベルはなり、扉が閉まり
出ていく列車
というシーン

そう
俺たちの旅の10年目の再会の1シーンです。
俺たちの旅は、私が大好きなドラマのうちの1作品です。
10年目のラストのシーンは
大嫌いなシーンでした。
本放送で描かれていた洋子さんは
裕福であり、
カースケとは一緒になれませんでしたが幸せそうな姿でした。
ところが10年目では
（これは私の勝手なイメージですが。）
洋子さんはカースケとは別の人と結婚していますが
その結婚生活は決して幸せではない。
一方カースケは、自分の夢に向かってまっしぐら
明と暗
洋子さんが立ち食いそば屋さんでおそばを食べるというシーン
あの洋子さんが・・・・・・
輝いているカースケ、
その対比の洋子さん
すれ違う二人

私にとって
あまりに衝撃的で
なんで？どうしてって？
めちゃくちゃ悲しかったんです。

なんて
米子駅のホームで
サンライズを待っている間に思い出しました。