暑い、暑い、夏、また、今年も原爆の日がやってきた。
68年前、8月6日に広島で、8月9日に長崎で、原子爆弾が投下された。
世界で唯一の被爆国として、今なお、多くの苦しみが息づいているのである・・・
わたしは、広島の、原爆が投下された爆心地から1.5kmほど離れた京橋川沿いに住んでいるが、
被爆直後、「広島には70年はペンペン草も生えない」と言われたこと、
広島に流れる7本の川には、多くの人たちが重なり合って死んでいったこと、
などを思うと、本当に、なんということだろうか、と感じる。
灼熱の太陽が照りつける昼、明かりも何もない夜、
多くのうめき声とともに人々は死んでいった。
今、ビルが立ち並ぶ広島は、原爆を投下されたことなどなかったような街だけれど、
街を歩いていると、当時の苦しみ、暑さ、痛み、といった感覚が突き刺さるのです。
原爆が落とされたとき、
「この世に神も仏もあるものか」という怒り、悲しみ、絶望、
そういったもので満ち満ちていたのではないだろうか。
ふと思い立って、マザー・テレサの本を読み返してみた。
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愛―マザー・テレサ日本人へのメッセージ |
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女子パウロ会 |
「マザー・テレサの祈り -長崎の爆心地に立って
永遠の父なる神
ミサにおいてキリストの御苦しみとご受難に一致してー
原爆がこの場所でたくさんの人に負わせた
苦しみと大きな傷をあなたにささげ、
日本と全世界の人々が、
すでに恐れと不信感、そして心労に悩まされている核による痛みを、
二度と経験しないようにお守りくださることを、
永遠の父なるあなたに心よりお願い申し上げます。
(1982.4.26 午後3時)
(上掲書p4より抜粋)」
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マザーは、平和を地上にもたらすために、
祈り、心に平安をもたらすこと、
自分の家庭や周りの人々を愛で満たすこと、奉仕すること、を繰り返し述べておられる。
「愛は自分の家庭から始まります。お祈りが必要なのは、そのためです。
家族が皆いっしょに祈る家庭は、別れ別れになったりしません。
いつもいっしょですと、神があなた方を一人ひとり愛されているように、
お互いを愛し合えるようになります。
人生には痛みや苦しみが訪れることがあります。
しかし、そうした痛みや苦しみは、キリストの受難をともに味わっていることなのです。
ですから、受け入れてください。
そしてその痛みや苦しみを、
キリストのたまもの、キリストのあなたへの愛の贈り物として受け入れて、
神を愛する喜びをともに分かち合えるように助け合いましょう」
(上掲書p87~88より抜粋)
今も、地球上のどこかで爆撃があり、人々が死んでいっていることを思うと、胸が痛む。
まず、自分の身近なところから愛で満たすこと。
地球上のすべての人々が実践すれば、
銃や核兵器のいらない、平和な世の中になるだろう、と思います。
偉大な修道女、マザー・テレサのホロスコープについては、
以下のページでリーディングしています。よろしかったら、合わせてどうぞ。
http://blog.goo.ne.jp/sakurai3838/e/1d749adef720d156449f6ff81d9c5931
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