関西、特に京都、大阪、神戸には昔ながらの純喫茶店なるものが多く残っている。昭和を感じさせてくれるこの種の純喫茶は概して店内が薄暗く、ゆったりとした時間が流れる癒しの空間を演出している。唯一の問題点は、今でも喫煙可の喫茶店が多いことと、こうした昔の喫茶店のコーヒーは酸味が強いことが多いことだ。
神戸の元町界隈にもいくつか昔の喫茶店がある。その中で以前から気になっていたのが純喫茶「ベア」という店だ。元町商店街から少し路地を入ったところにあるのだが、商店街を曲がってすぐのところに看板が出ていて、わんちゃんが写っているので、当然犬がいるものと思っていた。写真で見ると、スタンダードプードルのように見える。
先日ご紹介した梅酢ドリンクの店のすぐ隣である。
店の前にはいつもこんな犬のオブジェが置いてある。
思い切って入って見ると、超レトロな店内。別世界に迷い込んだような感じ。
メニューも手書き。
珈琲もまずまず。酸味はない。450円。妥当なところであろう。
で、肝腎のわんちゃんは？と訊いてみると、実はこの店のわんちゃんではなく、店の内装を手掛けた方の愛犬で、時々お店に来るということだった。というわけで写真をお借りして絵を描いて差し上げ、後日お持ちしたところ、わんちゃんがお店に来てくれた。
ゴールデンドゥ―ドルという人懐っこい犬種である。可愛いのなんの。
お借りした写真は少し暗くてイマイチよく見えなかったので、また改めて描いて差し上げようと思う。
何と言ってもお店の方も、常連とおぼしき方々もマスクなどしていない。阿呆な感染対策などしていないことが私の店選びの基準なので、無論合格である(笑)。まだ二度しか行っていないので、もう少し親しくなったら、コロナがフェイクであることも教えてあげようと思う。あるいはわかっていらっしゃるのかも知れないが。
一昨日、長年仕事上のお付き合いのあった方が亡くなった。機械商社で最近まで社長をされていたが、一年ぐらい前から体調を崩されていて、社長職も退かれていた。ちょうど4回目の接種が始まった直後辺りから体調を崩されたようで、恐らくは“あれ”のせいではないかと思う。私より一つ上で、まだまだ若い。ここで言う“あれ”は阪神タイガースの“ARE”ではない(笑)。7回目が始まったお注射のことである。
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