今日の一枚、「福岡の看板屋、独り言」さんの愛犬のプードル君。モデルとなった写真は多分まだ幼い頃のものかも知れない。https://blog.goo.ne.jp/honngou2_2007/
政治に関心を?
よく若い人は政治に関心がない、とか選挙前になると、選挙に行こう、などという呼びかけが行われる。しかし考えても見ろ。普段政治の話題はタブーとまでは行かなくとも良いこととはされないような状況において、どうやって政治に興味を持てと言うのか?
欧米では高校生や大学生なもなれば、ごく普通に政治の話をするし、各政党の政策や政治家の名前や特徴まで結構詳しく知っている。日本はどうであろう?政治の話をしている学生など見たことがあるだろうか?政治家の名前など、総理大臣ぐらいしか知らないのではないか?
日本人の政治無関心は世界でも有名だが、これは日本の歴史と深く関連がある。日本は端的に言えば民主国家であったことなど一度もないのだ。常に軍事政権があり、民衆はただそれに従って来ただけなのだ。明治維新も極言すれば薩長と徳川との戦であり、一般市民はそれに参加していない。フランス革命のように民衆が放棄して王政を倒したのとはわけが違う。日本の民衆にとっては、ただ“上”が変わっただけなのだ。
自分で物事を考える必要がなく、ただ“上”の指令に従えば良いのだ。その方が楽なのだろう。だから“上”が言えば、コロナの存在やワクチンの危険性を疑うなどという発想など出て来ないのだ。
徳川から薩長、そして自民党に政権が替わっただけで、実質上は何も変わっていない。日本の政治は一般大衆とは別の場所で行われており、古くは老中、今は特権階級である国会議員しか参加できないのだ。このような構造で、どうして高校生や大学生が政治に興味など持てようか?
その上政治の話はタブーと来れば、政治家はもうやりたい放題だ。
腐りきった安倍政権を見れば一目瞭然。安部自身はコロナ劇場の開幕にそれほど熱心ではなかったようだが、森友問題や桜を見る会問題から国民の目を逸らせるのにコロナは絶好の機会だった。また何とタイミングの良かったことか。ちょうど追い詰められた頃にコロナが出て来た。そして安部の後任の菅やキシダは彼の子分であるから、安部の9年間の悪事が追及されないように首相になったような連中である。
せめてこの方が総裁になれば面白かったのだが。。。
一昨年の総裁選で危険を察知した安部は菅に加えてキシダまで借り出してうまく逃げてしまった。
悪事はやりたい放題。国民は政治に参加しないので、日本の政治家ほど楽な商売はないことだろう。残念ながら日本の歴史を回顧すれば、今の状況が未来永劫なのが見えて来る。