消費税はイタリアを潰した
2012年04月08日
土佐のくじらさんの日記からです
今話題は消費税問題ですが、
その効能や影響を、今一度振り返ってみたいと思います。
まず消費税はヨーロッパで始まったのですけど、
そもそもは、第1次世界大戦の戦費を調達するための、
臨時増税だったんですね。
その背景には、ヨーロッパ人の納税意識の低さ・・・
というものもあります。
議会というのもヨーロッパから始まりましたが、
これも、元首からいかに税金の徴収を逃れるか・・・
というものから始まっております。
つまり、ヨーロッパ人は元々の発想からして、
「税金というものから、いかに逃れるか。」
ということを、常々発想しており、国家はそういう国民から、
「いかにして、税金を徴収するか。」
ということに、心を砕いてきた歴史というものがあるんです。
そして、
第1次世界大戦終了後も、ヨーロッパでは
消費税体制というものは続きます。
利益から税金を取る仕組みでは、この国々では、
帳簿操作などの節税対策で、
利益が出ていないようにすることが横行したからです。
ですからヨーロッパの国々では、その利益逃れを見越して、
利益の出る前に、売り上げの段階から税を徴収する
仕組みである消費税を、税制として温存したわけですね。
さて、今日の演題であるイタリアですけど、
ここの消費税は、大体20%です。
食料品などの生活物資など、4%のものも多いです。
ただイタリア人は、こすっからしいので、(笑)
売り上げそのものをないように、工夫し始めるんですね。
利益税の時には、利益が出ていないように見せ、
消費税(売り上げ税)体制だと、売り上げがないように見せる・・・
税金対策の国、ヨーロッパならではの、
したたかな生き方でありますね。
しかしイタリア政府は、
この売り上げ操作による税金逃れを許しませんでした。
そこで考え出されたのが、有名な変な法律、
「イタリアでは、レシートを持ち帰らないといけない。」
なんですね。
持って帰らないといけない・・・というよりは、
お店がレシートを発行し、お客さんに渡さないといけない・・・
というものですね。
消費税逃れ対策なんです。
つまり、お店がレシートを発行し、記録化することで、
売り上げがなかったことにできないようにして、
消費税の脱税を防ぎ、そして厳格に罰するための法律なのです。
問題はこの法律によって、その後のイタリアはどうなったかです。
ドン冷えの不景気になりました。
元々イタリアの消費税は、20%と高率です。
国民は、税金逃れを工夫することによって、
何とか利益を確保し、生き延びてこれました。
しかし、その高率の消費税から逃れられなくなって、
国民一人一人の使えるお金が少なくなり、
国内の消費、そのものが落ち込んだわけです。
そして今イタリアは、国家破産の危機にあります。
フェラーリ、ランボルギーニ、マセラッティー・・・
高級スーパースポーツカーメーカーをたくさん持つ国が、
破産寸前なのは、誠に何か変な感じではありますが、これが現実です。
イタリアの例からの学びは、
たとえ税金を高くしても、また税金の徴収を厳しくしても、
その国家の富の元となる、国民の利益を無視した税制は、結局、
国家そのものを苦境に陥れてしまう・・・
ということなのではないでしょうか。
・転載、させていただいた記事です
。
「このままでは、日本はギリシャになる。」と言って、
国民を脅しました。
それなら幸福実現党は、
「増税すると、日本はイタリアになるぞ。」と、
「増税止む無し。」と思っている日本国民を,
脅せば良いと思います。v(^^)
先日の放送では
「今増税しないと日本は潰れる」とか
「ヨーロッパも増税しているから日本もやらなきゃだめだ」などと藤井氏並みの呆れた発言。
そのヨーロッパがどうなっているかには触れて無かったな。
本を紹介したのは非難するつもりだったのかな。
経済には強くないようですな。
やっぱり引退していただきやしょう。
消費税が導入された翌年から税収が減少し自殺者も年間3万人を越えています。
本当に税収を上げるのなら早急に消費税を撤廃しましょう。そして所得税・法人税の減税。相続税や贈与税の撤廃と各種規制緩和なども行うと1年後には日経平均株価が3万円を超えます。
求人数は今の5倍以上になり日本国内で労働力が極端に不足するでしょう。