ヘラブナに活性がある季節には、あまり気になりませんが、水温が下がり、動きが悪くなると、浮きの性能が釣果に影響します。
<浮きの性能>
下記内容により決まります。
- 立ちが良い
- 適度の浮力
- 比重が小さい
<ヘラがエサを追いかけてくれる時>
なじみ込みのスピードを、コントロールすることである程度対応できます。
(同じ設計の浮子の場合、シズ乗りが多い浮子ほど、早くなる。)
<2月頃になると、なかなか追いかけてくれません。>
ズラシ幅を詰め、ナジミ幅も少なくしても(ヘラが触れば浮子が動く状態)、お地蔵さん状態で坊主で帰る日があるかも知れません。
<このような時>
なじみ込んでからの、戻しを上手く表現してくれる浮きが必要になります。つまり、しず乗りが少なく、比重の小さい浮子が合っています。
<私的な感想>
トップ素材は、細く削りだしたPP(ポリプロピレン)が、最適だと思っています。
(PPは、まっすぐな状態を、保持し続けるのが難しい素材です。他の素材より軽く、水に浮きます。)
<PPを使った浮子>
- アマチアの方しか手お出さない素材です。
- 高感度
- 比重0.2
- シズ乗り0.2グラム台
の浮子が作れます。
参考:過去の記事(この中で紹介している浮きは、比重0.2~0.4ぐらいです。)
”アマチュアが作る厳寒期勝負浮子” ”私の底立て その2”
<比重について>
一般的には、比重を割り出す計算式は、下記の式で計算できます。
比重=空気中の重量÷(空気中の重量-水中の重量)
浮子は、水の中の重量(水に浮くため)測れません。
<浮きの比重について>
私は、週刊釣りサンデー別冊魚シリーズ10”ヘラブナのすべて”109ページ
『比重の小さい浮きを』で紹介された計算式を、利用しています。
比重=W÷(W+0.9×W₁)
- W:空気中の重量
- W₁:浮きの足に鉛を巻き,水中でTopが水面すれすれになった時の鉛を空気中で計った重量
- 0.9:なぜこの数値なのかは分りません。参考:W₁の計測に使った鉛の比重は11.33
(この”0.9”わかる方教えてください。)
<Webで見つけた浮きの比重記事>