持ち歩く音楽を探していたところ。
”ON GREEN DOLPHIN STREET”
米田正義 Torio Quintet
Live at Kenny`s を見つけました。
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”ON GREEN DOLPHIN STREET”が届き、一ヶ月ほど経ちました。
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Live盤なので音質はあまりよくありません。
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CDのタイトル曲から始まり、タイトル曲で終わる構成です。
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個人的には、5曲目が、大好き!
メンバーの画像を見ても、米田さんが判りません。左から2人目? えらく老けまましたね、お互い様か!
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5曲目の、My One and Only Love 後半でのピアノのアドリブ(4分弱)は最高!
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ボリュームを上げ、次から次へと繰り出されるピアノの音に酔いしれています!
<米田正義さんのピアノ演奏を始めて聞いたのは>
30年ぐらい昔、京大西部講堂の、楽屋にあったアップライトピアノで、その頃、話題のレコード”Now He Sings, Now He Sobs(Chick Corea )”に収録されていた、”Matrix”を軽々と弾きこなし、「何とピアノがうまい人だな―!」と感心したのを覚えています。
<その後、京都のジャズ喫茶では、週末などに生演奏が活発に行われ>
彼の演奏を聴くチャンスが増え、私は”ブルー ノート”での演奏をよく聞きました。
ブルーノート:経営者は、変わっていますが、”おしし”時代、働いていた方です。
<米田ファンになった理由 : 初めてで会ったインタープレイ>
メンバーのドラマーに”サンペイさん(ニックネイム)”が入ってからの演奏です。
- 曲名は忘れましあたが、4ビートのスタンダードだったと思います。ピアノのソロパートに入った頃から、盛んに”さんぺいさん”が、テンポを上げたりシンバルを叩いたりして米田さんにプレッシャーをかけ始めました。
- 米田さんもそれに反応し、ピアノとドラムでのインタープレイが始まりました。
- 他のメンバーも演奏に参加しようと何度もチャレンジするのですが、入れません、結局他のメンバー黙って見ているしかない状態になりました。
- その頃には、店の女の子と楽しそうに話していたお客さんも、二人の演奏に釘づけになり、店内では、ピアノとドラムの音しか聞こえません。
- 音の中身は、フリージャズか現代音楽のようになっています。
- 聴いている私は、どのようにして終るのだろうと心配になってきます。
- しかし、いつの間にか音の中に曲のテーマが入り始め、何事もなかったように、元の曲に戻り曲を終了。
- 一呼吸置いてから、拍手や叫び声で、店内は異常な興奮状態になりました。
- オナー・ママの”おしし”が、「こなんな、こんな演奏されたら、商売にならへん!!」と、嬉しそうな顔で、話しかけてきました。
- 米田さんの、このような演奏には、3~4回遭遇しました。
- 東京へ、行かれてから彼の演奏を聴くチャンスなくなりました。
- 今回”On Green Dolphin Street”が発売され、喜んでいます。
- 次のCD、大いに期待しています。
PS:持ち歩く音楽に追加したいCDアルバム(国内では、見つかりません。)
At Newport '63 ~ Hendricks & Bavan Lambert
1. Watermelon Man
2. Sack O' Woe
3. One O'Clock Jump
4. Deedle-Lee Deedle-Lum
5. Gimme That Wine
6. Yeh Yeh
7. Walkin'
8. Cloudburst
9. Bye Bye Blackbird [#][*]
学生時代、北山通りにFrench Quarter Loveというジャズのお店があり、その頃二つのハウスバンドが毎日演奏していました。
一つは米田さんpの同志社バンド、もう一つは今は亡き大澤善人pの京大バンドでした。同志社の大野エリちゃんvo.も時々出ていました。
卒業後、京都はすっかり遠くなり、米田さんの天才的な演奏やユニークな話し方、大澤さんの知的な演奏、最後に必ずバイバイブラックバードを歌ったえりちゃんのことなど懐かしく思い出しました。このCD、意外や平凡な風体の米田さんの写真でした。
ブルーノート、ハロードーリー、やまとやなど懐かしいです。
「又、京都へ、お越しやす。お待ちしとります。」ニャンニャン