昼食は久しぶりにサンドイッチを作った。
10枚切りのパンに薄切りビアソーのハムを1枚だけのせ、ゆで卵とブロッコリーをブレンダーにかけマヨネーズで和えた卵ブロソースを塗ってつなぎに。
パンもムセるが一口サイズに切ったら、、、んん!
今日は調子がいいぞ!
そういえばヘルパーさんの記録にも今日はよく話してくれましたとあったな。
話すことはお口の運動!
ありがたい。
無事に食べ終えた頃、どこかに行こうとする母。
どこいくの?と聞くと、
トイレ!の一言。
じゃあ行こうかね。
わたしゃご飯の途中だけど(心の声)
よくあること。
排便のコントロールに使っているのは酸化マグネシウム。
330ミリのものを2錠、もしくは500ミリを1錠朝食前に服用。
ゆるくなったら1錠減らしたり止めたり。逆の場合はさらに1錠追加して様子見。
お腹が空っぽの方が吸収がいいと薬剤師さんから教えてもらった。
何とかこれでコントロールできている。
といっても摘便してあげることもしばしば。
筋力の低下は身体全体に。
ここにくるまでには長~い道のりが。
元来トイレ魔。
子供の頃佐渡ヶ島に家族旅行に。
家族写真をとるのに母が見当たらない。長女の私は心配して探しに行った。ようやく母をトイレで見つけ、父と妹2人と別れた海辺に行ったら、なんと3人はたらい舟から手をふっていたのである。恐るべし、たらい舟!
脳内出血で倒れてからも出かける先々でトイレ。自宅を出発して30分も経ってないのにトイレ。
こんな調子が30年ほど続いた。
悪夢はここからで、5年程前だろうか、トイレ魔はさらにトイレ魔になりトイレに連れて行き部屋に戻ると10分もしないのにまたトイレと。
もちろん自分では立てない。
こんな生活が1年ほど続いた。
私がおかしくなりそうだった。
いや、今思えば完全に介護うつになりかけていて、この1年後位についに私は危険な不整脈が出て心臓手術。入院はたった3日だったのがとても残念だった。もっと泊まっていたかった(笑)
そんなある日、この日もトイレ攻撃が続いていて母をトイレに座らせて私は自宅から1分ほどのスーパーにコーン缶を買いに行った。いや、その場から一瞬逃げた。
自宅に戻るとトイレの下に母が倒れていた。
何回目かの救急車に乗り大学病院へ入院。
一人では立ち上がれない身体で無理に立ち上がろうとして力がかかったようで症候性てんかんだった。
入院中もトイレ魔は続き、、もちろん退院後も。
藁にもすがる思いでケアマネさん、主治医、看護師さん、薬剤師さん、ヘルパーさんなど関わってくれている全ての人に愚痴まいた。すると何度目かにいつもの薬剤師さんが上述のことを教えてくれ、毎食後に飲んでいた酸化マグネシウムを朝食前に切り替えリズムがつかめ今がある。
ちなみにラキソベロン(ポトポトさんと私は呼んでる)も何度も試したが母には合わなかった。
偉大なる酸化マグネシウム!
明日もお世話になります!