春夏秋冬

奇麗なものにはとげがある

日ロ交渉と......北方領土

2018-12-08 05:09:07 | 日記
  いつもなら障害者の問題を書いているが今日は、別の問題を書いてみたい。
 今日ロ交渉で安倍総理とプーチン大統領の話が行われている。 しかし私は一国民として何の進展もないと思います。  ただただ日ロ交渉で平和条約など同じことばかり話し合っているではないか?  それで北方問題も話し合っている。  私は思う。  どんなに日本が北方四島、あるいは二島を返してほしいと言っても何の進展もないのではないかと思うからだ。  ではなぜだろう。  日ロ問題でロシア側は何度も日本をけん制しているではないか。  けん制というのは仮に二島でも返したら日本は日米同盟がある。 それに日本は米国の傘下にある国ではないか。  もしそれが現実になったら米国が北方に米軍基地を作るのではないかとロシア側がけん制するのは当たり前だ。それにプーチン大統領とロシア政府の考え方は少し違う。  つまり日本は第二次世界大戦で敗北いた。それに関して日本政府はただの一言もロシア側に話してはいないではないか。敗戦国として日本はどのような援助をしてきたのだろうか。  ロシア側に対して何をしてきたのだろうか。  私はその辺の側がよくわからない。  日本は北方領土問題に対してどのような援助をしてきたのであろうか。  ただただ平和交渉とかビザなし交流とかその辺しかニュースとして流れてこない。  ロシアとの間に少しでもロシア側が喜ぶようなことをしてきたのだろうか。  またこれから日本も戦後派の政府の議員が増える。  そうした日本政府はどのように日ロ交渉を進展させられるのだろうか?  ロシア側は何か決して二島も返さないようなことを言っている。  そこをどのようにして日本政府はロシア側の考え方を変えられるのであろうか。  例えば日本の石油問題だ。  なぜ日本はロシアから石油を買わないのだろうか。  私はそれが不思議だ。  なんでも中東に目が行っていてロシア側にはまったく目が行っていない。  これもまた不思議な問題だ。ロシアから石油を買ってあげれば少しでもロシアはありがたいと思うだろう。  しかし石油問題と北方問題は全く別の話だ。  日本政府がその辺をどのように日本側に有利に交渉できるかが大きな問題であろう。  終戦間もないころにロシアは宣戦布告をしてきた。  それを有利にロシア側は日本と話し合っている。  それが日本政府にはどのぐらいわかっているのであろうか。  日本国民だって戦中派はもう八十代を過ぎている。  そんな人から日本人が戦争の話を聞いてもこのロシア問題には全くならないしロシア問題にも結びつかない。  確かに北海道には北方四島にたくさんの人間や、たくさんの遺骨があるであろう。  しかし今のままではロシアは全く日本の話に耳を傾けてくれないだろう。  それが現実だと思う。  やはり一番大きな問題は日米同盟だろうと私は思う。  もし日本に北方領土を返したら米国が基地を置くには違いない。  それをロシア側が黙ってみているわけがないはずだ。  ラブロフ外相だって決してバカではない。  それで外務大臣が務まるわけがないからである。  米国の問題は確かにロシア側には大きな脅威だ。  だからそう簡単には解決はしないだろう。  日本はロシアと米国の問題を全く取り上げて話をしていないと思う。  それでいいのだろうか。  確かに安倍総理のことだからプーチン大統領に米国のの問題も話していることだろう。  しかし北方領土の問題はそう簡単にはうまくいかないだろう。  むしろ返さない方が敗戦国日本の考えるべきことだろう。  それを前提に交渉をしな消えればならないと思う。  それだけ北方問題は難しい問題だと私は思う。  何度も書くが北方問題は日本とロシアだけの問題ではない。  その後ろには米国が付いているからだ。  まずその問題を日本は考えなければならない大きな問題であろう。  私は戦後派の人間だけどもそれくらいはわかる。  だから日本政府とロシア政府の問題にはそれほど大きな開きがあるしそれを日本は全く分かっていない。  日本政府がその溝をどのように解決するかが大きな問題だろう。  そうしないと北海道に住む人々があまりにもかわいそうだ。  知床から北方領土の島々が見える。それを北海道の人間はどう見ているか今の日本政府はどのように考えているのであろう。  理屈でもなければ議論を尽くす問題ではない。  そこには人の心の問題があるからだ。  これからの戦後派の日本政府の交渉が見ものだ。  もっと日本政府はロシア人の考え方をもっと深く考えるべきだと私は思う。  そうしていかないとこの問題は前に進まないと私は思う。  ロシアから石油すら買わない日本がどのように交渉するかが見ものだ。  日本政府どうする。