【宣伝会議賞ブログ】第58回宣伝会議賞のために、今からできること。
「100本ノックを続ける」
こんにちは。
昨年の宣伝会議賞、56本しか応募できず、なんとか今年はMAX応募を目指したいと考えている大野さとみです。
倫理では「打つ手は無限」ということを学びましたが、MAX応募のためにあらゆる手段を考え、毎日ブログで発信していきますので、もし、よろしければ、お付き合いください。
こちらは私が今年、使用している日めくりカレンダーです。
「使わなければ退化する」と書かれていますが、コピー脳も使わずにいると、すぐに退化します。
宣伝会議賞の課題が発表され、すぐに応募しようと思っても、最初の1か月間はなかなかエンジンがかからないという年もありました。
なので、一年中、毎日、コピー脳を働かせるのがいいのかなぁと思います。
なかには、普段は休ませておいて、いっきに書かれる方もおられるので、自分に合ったやり方を見つけてくださいね。
例えば、手近なものを課題にします。
こちらは、法事でいただいたキッコーマンのおしょうゆ。
「味わいリッチ減塩しょうゆ」
ネーミングにすでにコピーの要素が十二分に含まれていますね。
さらに、
「いつでも新鮮」と、商品スローガンも記載されています。
ここから、
・しょうゆ
・キッコーマン
・味わい
・リッチ
・減塩
・いつでも
・新鮮
以上のキーワードを引き出します。なにげないコトバばかりですが、実はかなり煮詰められたキーワードだと思います。
ここから、例えば、
減塩→健康志向→働き盛りのお父さん
リッチ→特別→プレミアム→贅沢
しょうゆ→和食→焼き魚→冷奴
など、思いつくコトバをA4の用紙に書き出していきます。
パソコンやスマホでもOKですが、手描きメモには相当ないりょくがあるので、オススメです。
次に、このおしょうゆを見た第一印象(ファーストインプレッション)を書き出します。
・こんなの自分では買わないなぁ
・持ち運べそうだなぁ
・どんな料理に合うかなぁ
・だれかにプレゼントしたいなぁ
・バレンタインデーに贈ったら面白いかなぁ
などなど、どんどん空想・妄想をふくらませていきます。
そして、思いついたことは、とにかく紙に書き出します。
頭の中から出して、整理していきます。
「コピー上手は、整理上手」
脳の中を普段からきれいに整理しておくと、時間がないプレゼンでもサッとコピーが出てきますが、なかなか難しいので、物理的に整理するのがいいようです。
ここで、何本か出すのではなく、ファーストインプレッションや消費者の立場・目線は重要なので、たっぷり目に思いついたことを書いておきます。
そして、もうこれ以上は出ないとなって初めて、商品やサービスについて調べます。
まずは、商品を裏返すと、情報がたくさん記載されています。
こちらをくまなく見ます。
書き写してもいいほどです。
すべての情報に絡んでいってください。そこから連想ゲームをするように広げてみてください。
さらに、このおしょうゆを使うのが、
・おばあちゃんだったら
・働き盛りのサラリーマンだったら
・母乳をあげているお母さんだったら
・子育て中の主婦だったら
・受験生だったら
・お肌を気にするお姉さんだったら
などなど、いろいろな視線から思いついたことを書き出していきます。
そこから、思いついたコトバをそのままコピーにしたり、まったく別のコトバと照らし合わせたり……。
うんうんうなりながら、100本。
100本コピーを書くことを「100本ノック」と言いますが、昔はコピーライターになりたての新人さんは通ってきた道で、「200本ノック、300本ノックを毎日させられた」ということも昭和の時代には合ったようです。
必ず、コピーを書く力が上がるので、ぜひ、試してみてください。
私も100本、書き続けます。
そして、今年の課題で「これ、使えるやん」というコピーがあれば、きっと、キッコーマン以外でも応募すると思います。
以上、大野さとみの「宣伝会議賞ブログ」でした。