【コピーライターになろう!】どんな仕事も全力で取り組む
おはようございます。昨日は朝5時半から、大阪都島区倫理法人会の経営者モーニングセミナーに参加し、その後もバタバタした一日が続き、ブログを書けませんでした。
いえ、書こうとすれば書けたのかもしれませんが、サボったのです(^^;)
今日の【コピーライターになろう!】は、「どんな仕事も全力で取り組む」です。
20歳で未経験からコピーライターとして、広告プロダクションの正社員となった私には、さまざまな仕事が振られました。
実際にコピーを書くのは大丸梅田店のラジオCMだけで、それ以外は、コピー取りや資料集めなど、雑用と呼ばれるような仕事がほとんど。
けれど、何ひとつ、手を抜いていい仕事はなく、難しかったことを覚えています。
お客様にお茶をお出しするだけでも、茶葉の量やお湯の温度、味の濃さ、器が熱すぎないか、水滴が付いていないか、どのお客様から先にお出しするか、どの向きからお出しするかなど、気をつけないといけないことが多々あります。
このお茶出しも、実は、仕事につながってきます。
当時は、印刷物を作るのに、版下と呼ばれる原稿を見て、デザインやコピーをチェックしていましたが、文字が欠けていないか、誤植がないか、原稿に汚れがないかなど、細かい部分にまで気を配ることが必要になってきます。
細部を入念にチェックしていたにも関わらず、大きな文字で書かれたキャッチコピーが間違っている場合もあります。
ミスが起きるのは、性格などではなく、「自分のなかでミスを防ぐ方法をいくつ持っているか」や、「絶対にミスを出さない」という強い意志が必要になってくるので、普段からの心構えが大切だなと感じます。
お茶出し以外にも、資料を揃えたり、企画書のコピーを取ったり、いろいろなことが経験につながっていきました。
文章を書く仕事で、1年目でまかせていただいたなかには、ラジオ番組で流すニュース原稿を書く仕事もありました。
新聞を見て、記事をピックアップし、600〜800文字にまとめるのですが、これが思いのほか、難しいのです。
耳から入ってきて、理解できるようにするには、言葉の順番を置き換える必要があります。耳から聞くだけではわかりにくい言葉は、ちがう言葉に置き換えます。
実際に原稿を書いても、声に出して読んでみると、スラッといかない場合は、またまた書き換えます。
たった5分ほどの原稿を何度も何度も書き直します。
当時は、9時に出社して、上司が手書きで書いた企画書をワープロで入力したり、資料を探したりしている間にお昼になり、午後は打ち合わせやラジオ番組の収録に立ち会い、家に帰るのは夜11時や12時。
そこから、お風呂に入って、ニュース原稿を何度も書き直し、そのまま、こたつで寝てしまい、気がつくと、朝ということも多々ありました。
そんな様子を見かね、母から、
「もっと、ラクな生き方もあるんやで」
と言われたこともあります。
ただ、せっかく、未経験からコピーライターになることができたので、できる限り、頑張りたいという想いがありました。
今、思うと、当時、経験したことでムダなことは、何ひとつありませんでした。
遅刻して叱られたことも、電話の応対が悪くて大目玉をくらったことも、上司に「ミロが飲みたい」と言われ、街中を探し回ったことも、今では素敵な想い出です。
ほかの仕事でも同じだと思いますが、まず、目の前にある仕事を一生懸命にすると、必ず、次につながってきます。
雑用だと思ったり、やらされていると感じたりすると、ミスが起こります。
「どんな仕事でも全力で取り組む」
全力の先に見える景色は、きっと、ちがったものになりますよ。
【コピーライターになろう!】
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