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【創作びより】

【第59回宣伝会議賞を目指して】時代の流れをつかむ。

おはようございます。

 

今朝は早朝から雨が降っていましたが、今は降りやんでいます。

 

雨はいやだなぁと捉える日もありますが、今日の私にとっては恵みの雨。毎日、慌ただしく過ごしているので、今日は少しゆるっとできればいいなと感じています。

 

最近、街の広告やテレビCMを見ていて感じるのは、コロナの前とあとで、コピーが変わってきたなということです。

 

コロナは震災やリーマンショックと同じように、私たちの日常に大きな変化をもたらしました。

 

そうしたなか、エール(応援)のメッセージがこめられたコピーや新しい日常を楽しもうという提言を含んだコピー、一緒に頑張りましょうという共感性のあるコピーなども見かけるようになりました。

 

ふわっとした雰囲気や気分を伝えるコピーから、メッセージの強いコピー、思想のあるコピーがこれからの時代を牽引していく気がします。

 

そんな折り、昨日、おっ!と思ったコピーがこちらです。

サンスターの広告で、

「口は生きるの1丁目」。

 

最近、肝心要のことを「1丁目1番地」と表現する方がいて、「若いのに、そんな言葉を使うんだ」と思っていたのですが、まさか、大手の広告で「1丁目」が使われるとは!と驚きました。

 

スポンサーによれば、「この1丁目のところをもう少しかっこよく、オシャレにできませんかねぇ」という方もいたかもしれませんが、そうすると印象には残らない。まして、幅広い層に届かない。

 

サブコピーは、

 

100年mouth

100年health

 

ボディコピーはこう続きます。

 

人生が100年になってゆく。

人生を100%楽しめますか?

100年食べる。100年しゃべる、笑う。

毎日のオーラルケアで、

それが目指せるとしたら?

あたりまえの日々の習慣が、

全身の力になると知ったとき、

人のカラダはすごいなあと、

人はじぶんに感動できる。

あしたのhealthは今日のmouthから。

サンスターにできることは星の数。

 

端的でありながら、メッセージがズンッと心に響きます。

 

最後を「星の数」で締めくくったところもカッコイイ。

 

なんと、こちらのコピーを書かれたのは、私が崇拝するコピーライターの児島玲子さんでした。

 

それがまた、うれしいですね!

 

若いクリエイターの方が続々と増えてくる業界ですが、私よりひと回り年上の児島さんが第一線で活躍されていることに希望の光を感じます。

 

最近、斬新な発想が生まれないことを年齢のせいにしていなかっただろうかと反省です。

 

時代の流れをつかみながら、だれかの心を元気にするコピーが書ければと思います。

 

さぁ、今日からまた頑張ろう!


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