久々に、なーんにも用事がない一日。こんな日こそ、しっかり原稿と向き合おうと、ハチマキ替わりのターバンをして、とにかく書く、書く、書く……。
技術面で、かなり自信がなくなっていたけど、お友達がくださった一冊の本が、勇気づけてくれた。
技巧にばかりこだわらず、素直に書けばいいのだと……。
もちろん、うまい先生は難しいことを難しく書かずに、やさしくわかりやすく書かれる。伏線もまったく気づかず、あとでわかって、なるほどーっと膝を打つ。
作文のように、素直にストレートに書いていこうと思うと、順調にすべりだした。
物語に入りこむと、キーボードをたたく指が自然に動き出す。心の底から台詞があふれてくる。マジンガーZのように、主人公の目の中に入っているような感覚で、まわりが見えてくる。
この感覚がたまらないっ! 物語を書く醍醐味はこれだな~としみじみ。先が見えなくて、ほんとに予定までに書き上がるかなぁと思うと不安になるけど、この瞬間が楽しめれば、作品の質がぐっとよくなるはずと自分に言い聞かせる。
予定では、一日10枚ずつ書いて、3日目なので、30枚書けてないといけない。だけどまだ15枚。しかも主人公たちは、予定していたのとまったく逆の場所へ行ってしまった。ど、どこやねん!?という場所に来ている。長女に「こういう設定、どう思う?」と聞くと、「わかれへーん」と一言であっさり返されてしまった。
不安をかかえつつ、とりあえず前へ進む。トンネルの先にあかりが見えてきますよーに!!
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