今日はすることがない。
今で話題がないならば、しゃあない。
昔がたりなのだ。
昔。若いころ。勤め始めたのが大阪は天満。先輩たちにまじって、粋がっていた時代だった。
オフイスの数軒ならびに、カウンターバーがあって、先輩の尻について立ち寄った店があった。
マスターが、ジュークボックスをいれた。とドヤ顔する。
今でいうたらカラオケなんだが、この機械はS盤のレコードが何十枚だか内蔵されていて、客は好みの唄を探して、コインいれてピッと押す。
歌いたければ、歌詞カードをだしてくれるから、 歌える。
唄だってはやりすたりがあるから、時々音盤を入れ替える営業の人が出入りしてたのだ。
そういえばあの頃、ラジオでは「S盤アワー」というのが人気だった。
そういう前後だったかな。
レコード盤の廉価盤が出回っていたのを思い出す。
そうだ。ソノシートというの。
レコード盤というのは、エボナイトなんだか、硬い円盤だった。
そういう世界に、合成樹脂が発明されたとかで、硬くない円盤がでてきた。
ペラペラのビニールシートみたいなのに、音の溝が刻んであって、蓄音機にかけて音楽を聴けるのが登場しましたね。
蓄音機というのも古い。オーディオというかレコードプレーヤーというか、そんなのでソノシートの音楽を再生できたのです。
あの時分、レコード針というのが別売りになっていて、時々取り換えて使ったものでした。
もっと古い私が幼稚園のころ、うちに蓄音機があった。
あのころは、うまく言えなくて、チンコンキといっていた。
ハンドルがついてて、ぜんまいを巻いて再生する。巻きが足りないと、音がわらけてくるのが面白かったのです。
犬が蓄音機の前で耳を傾けている。
その絵の脇に書かれている英語。 知ってる?
His Master’s Voice(飼い主の声を聴いている犬)
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