身近かにいる野鳥

玄関わきのどうだんつつじの植え込み、野分の風で紅葉が散り果てると、そこには鳥の巣があった。



そうだ。思い出した。夏のころ、ヒヨドリがここで抱卵していたっけ。
玄関を無神経に出入りしても、ヒヨドリはじっと静かにしている。
近寄ったり、立ち止まったりすると、葉陰から突然逃げるのだ。多分、ヒナが生まれ、巣立ったと思う。
ちょうど屋根のひさしの下なので、雨に濡れることはないはずだ。



残されていた巣を見ると、小枝などの自然素材のほか、編まれた繊維のきれっぱしや、羽毛なども編み込まれているのでした。うちの周囲、ヒヨドリは特に多く目立つようなのです。