サンズ・トーク

安納芋を楽しむ

さつまいもの安納芋を収穫したので、昼食時にふかして食べてみた。

安納芋というのは、さつまいもの地方品種で、種子島や奄美地方で栽培されているローカルな品種だそうだ。
千葉でさつまいもといえば、紅あずまなどが主に栽培されているが、安納芋は畑仲間のKさんから苗をもらってつくってみたのだ。

芋堀りすると、芋は大きくない。ねずみぐらいの大きさの芋が芋づる式に沢山出てくる。
イトーヨーカドーの売り場で売っていたのを見ると、安納芋とレッテルを貼られた紙袋に数個はいっていて、399円だとか。
普通のさつまいもよりも、待遇よく売られているみたいだったのだ。

玄関脇のバケツに山盛りになったまま、数日経つので、昼食にふかして食べてみた。
戦中戦後は、食料不足で、私ら芋を主食がわりに食べていたのだ。芋の蔓なんかも食べていたのだ。
当時のことを思い出して芋食おう。と家内に注文、ふかしてもらった。
それだけじゃ心細いかして、どら焼きサイズのお好み焼きを添えてくれた。

安納芋はほかのものよりも、ねっとりと甘味が目立つようだ。
そんなに大きくないので、抵抗感なく丸かぶりできる。
けっこう、耐乏生活体験なのだ。再体験だ。
昔話しながら、しばし芋食う。
昔は、芋食うと、屁がでると言ったものだ。こんなこと書くと家内のひんしゅくを買うんだが。
息子とか、今の若い衆に言っても何のことか、さっぱり判らないはずだ。
でも、昭和20年前後は、芋食って屁こいていた。そんな日本で生きてきたんだ。だから、ヤンキーに負けたんだ。

お好み焼きと、芋2こ食べて、デザートにシュークリームを食したら、今日は雨で外へでられず、眠くなり、昼寝をした。

芋は旨かったけれど、腹もちがとてもよろしい。お腹がすきませんよ。
やっぱり、これは耐乏生活にもってこいの食品なのだと思ったのでした。でも、別に「屁」はでませんでした。

そして曰く、消費税払いたくなかったら、三食、芋食うぞ。ザマーミロ。

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