サンズ・トーク

オバマ大統領がノーベル平和賞を受賞

オバマ大統領は、

今年4月、チェコのプラハで、
核兵器を使った唯一の国として、核なき世界を目指して行動をする道義的責任がある。 と表明する演説を行った。

その後、ロシアとの間で核軍縮の交渉 に着手。

9月には、核不拡散と核軍縮をテーマにした国連安保理事会の首脳会合を主宰し、核兵器のない世界を目指す という歴史的な決議を全会一致で採択させた。

彼が、核兵器のない世界に向けて、国連を舞台に行動し始めたことで、よりよい未来への希望を人々に与えた。
ノーベル賞委員会は、この理由で、平和賞を授与することをもって、人類平和にむけての委員会の意思を表したのである。

ノーベル賞の起こりは、アルフレッド・ノーベルという化学者が、ダイナマイトを発明、彼の発明が、世界中で、次々と人の命を奪う戦争に使われるのを悲しんで、人類の進歩と平和促進を祈って表彰制度を始めたのである。

ノーベル賞の発足以来の根源の意義、武器で人殺しをしてはならない という願いを思い起こし、ノーベル賞委員会は、これから始まる核なき世界への行動を後押しすることとしたのであろう。

われわれ、被爆国の立場として、彼とともに核兵器廃絶への情熱と努力を惜しんではならないと思う。

{参考}
核兵器の歴史
アメリカが太平洋戦争の末期、1945年8月6日 広島に原爆を投下。26万人を殺戮。
同9日、長崎に原爆を投下。7万5千人を殺戮。
アメリカの33代大統領、ハリー・トルーマン(民主党)が行使を命じた。
トルー(真実の) マン(人)とは、何と皮肉な名前だったことか。

その後、次々と核兵器保有国が増え、より強力な核保有国が、劣位の国を恫喝する道具にすることに用いられ、広島、長崎以後の54年間、世界において、戦争に行使されることはなかったのである。

オバマ氏の行動は、原爆行使から半世紀ののちの、核を行使した国からのアピールだったのである。

ちなみに、佐藤栄作は、首相在任中、非核三原則を提唱した。これが、アジア・太平洋地区の平和に貢献したとして、アジア初の平和賞を受賞したいきさつがある。
昨今、核に関する非核三原則は、実は密約があったなどと疑念を持たれている。

以上は、新聞、テレビ、報道、マスコミで世に流されている知見、情報を寄せ集めたものである。
たとえ、寄せ集めであろうとも、当ブログでは、見る人に見て欲しいのである。

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