デトロイトは、自動車の都、アメリカ繁栄の代名詞のようにイメージしてきたが、事実はとてつもなく酷いらしい。
ちょっと知れば知るほど、身の毛もよだつ都市になってしまったのだそうだ。
人口。最盛期には180万人いた市民が、今では70万人以下らしい。
大きなビルがあっても、商業施設があっても、みんなゴーストタウン。
住宅街も無住で朽ち果てた家ばかり、中古も売れない。
GM,クライスラーが破綻して、失業率が高くなった。
税収が落ちて、行政サービスの質が落ちた。そのため、富裕層から順番に周辺都市に逃げていってしまった。
それでなお税収が減る。貧困層が取り残され、犯罪率が激増する。警察も消防も動かなくなる。
それと、ビッグスリーを退職した人たちの年金、医療への支出が膨大なのに、それを支えなくてはならぬ市民が減少している。
市民が貧困者ばかりなのだ。
日本だって、夕張市など財政破綻して再建する例はある。
でも、デトロイトのような大都会が破産状態になるとどんなになるか。本当に、あってはならないような話ではないか。
日本も、高齢化、人口減少社会となる。
社会福祉の負担が増大し、地域の生産性が落ちるとどんなことになるか。
よく考えて、地方自治体はまちづくりのコンセプトを考えなければならない。
デトロイトの例を見るにつけ、本当に、他人事ではない気がするのでした。
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