成田のホテルＨのディナーに行くのです。
なぜって、Ｍちゃんと内緒のむにゃむにゃ記念日を祝うんです。
特定秘密保護法の適用はこの際関係ないのですが、それほど大それたことじゃない。でも、むにゃむにゃなんです。
ユーカリのホテルでもしばしば夕食する私達ですが、さすが国際空港成田のこのホテルは格が違う。
外人が多いね。それも白人ばっかりなの。
国際線の乗員も泊まるらしい。
ローストビーフでホテルの格付けが判定できるというのですが、いいロービーでした。
一同、ビールで乾杯。Ｍちゃんはオレンジジュースでカンパーイ。
みんな、おおむねお健やかでまことに結構。とロビーのお立ち台から庭園に向かって手を振るが、外にはだあれもいない。
ママとおばあちゃんは、フォアグラをとっていましたが、私はそれは止めておきました。
鳥に美食をさせて、脂肪肝にして、それを人間さまが美味として摂取するのは、残酷なんだとかいうテレビを見たのです。
（或るコンビニが、弁当から食材のフォアグラを抜いたのです。）
それを食べたら、脂肪肝が人間に転移してくるんじゃないか。そうだよきっと。
Ｍちゃんもせっせといろんなものを食べるのですが、どうもデザートのほうに気がとられ、ママにせがむのです。
あれもこれもといっていたのですが、一番のお気に入りはなんと「イチゴ味のポッキー」なのでした。
Ｍちゃんのお腹もポンポコリンになったし、車で帰途についたのですが、Ｍちゃん、大変すこぶる上機嫌。
大きな声で、物語を創作しては次から次へと展開するのです。
ストーリーの中にはプリキュアとかいろんな登場人物がでてくるのです。
そして高らかに唄います。なんでだろー、なんでだろー、どーしてなんでだろー。
車に乗って退屈するとぐずる印象だったのですが、早くもその上の段に進んだのかな。
半月見ないうちに、変化したようにみられ、適応性とか順応性とか、そう、びっくりさせられるようなセリフも出てくるのでした。
恐るべしＭちゃん。
女の人だって、３０才で世界中をうならす発見をしたりする人もいるんだよ。
（おばあちゃんの割烹着は、まだちっちゃいから着られないよね。ちょっと無理だよね。）
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