バレンタインデーのお菓子を配った、さんあいの幼稚園児たち。(作って用意したのは職員だが)当然ホワイトデーのお返しは期待している。しかもあげた何倍ものお菓子をイメージしているのだ。ある職員が、子どもたちにお返しのお菓子を届けようとお部屋に訪ねた時だった。真っ先に玄関に飛び出してきた年中女児のYちゃん。両手を後ろ回して開口一番「私、あげたもん!」と低い声でお返しの催促。その表情には天使のようなほほ笑みやハニカミは微塵も存在せず、獲物を狙う肉食系小動物のごとくの形相だ。
まったく「可愛くねー」のだ。そもそもホワイトデーは日本でチョコレートメーカー生み出した習慣で他の国には存在しない。「商業主義に踊らされてとんでもない習慣が日本に根付いてしまった。」と嘆く職員。でも、Yちゃんの「可愛くねー」リアクションも含めて「かわいい」と思ってしまうのは、親バカならぬ、職員バカかもしれない。
お餅つきでは頑張ったYちゃん、4月から年長組だね。