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70の瞳

笑いあり涙あり、36人の子どもたちが生活する児童養護施設「さんあい」の出来事や子どもと職員の声をお聞きください。

退行(赤ちゃん返り)

2016-04-06 08:31:31 | 愛すべき子どもたち

さんあいでは、3月に2人の幼児さんが入所した。まだ環境に馴染めずに、担当職員以外が優しく話しかけても泣いてしまったり、夜寝付けなかったりという状況が続いている。職員みんなで大切に大切に彼らの安心・安全な環境を整えているのが4月だ。

そんな中で、他の子どもたち(特に男の子たちに)退行(赤ちゃん返り)が散見される。 小学生が幼児言葉を使って甘えてきたり。今まで1人で出来ていた歯磨きや着替えが出来なくなったり、突然のオネショもある。

これは、「寂しい」、「自分に注目して欲しい」、「関わってほしい」というサインだ。 職員は叱ることなく、関わる機会をつってあげる。忙しい中だが、言葉がけやほほ笑みでも良い。兎に角、「私はここにいて貴方のことを気にかけているよ」というサインを、発してあげるのだ。

考えてみれば、赤ちゃん返りのような現象は、大人にも起こりうる。親子の間だけでなく、夫婦の間でも、友だち関係の中でも起きるかもしれない。そんな時に大人は、寂しいとは言えず、人間関係をこじらせたしてしまうからたちが悪い。 子どもの赤ちゃん返りを見ていると、その正直なサインに学ばさせられる。

 

深谷市のゆるきゃらのフッカちゃんがさんあいに来てくれた(昨年7月)。そして大人も子どもも癒してくれた。

 


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