体育祭が近づくと、不登校ぎみになる子がいる。因みに国が決めた不登校の正式な定義は、「何らなの心理的な、情緒的、身体的あるいは社会的要因・背景により、登校しない、あるいはしたくともできない状況にあるため年間30日以上欠席した者のうち、病気や経済的によるものを除いたもの」とある。なので、厳密にいうと2,3日さしたる理由もなく休むのは不登校とはいえない。
昔から「ずる休み」はある。しかし、昨今の学校に行きたくないという児童の声を軽々に扱ってはいけない。子どもの声を傾聴してその背後に何があるのか想像力を働かせて対話しなければならない。生徒によるいじめや先生がストレスの原因になっていることもある。
でも毎年、体育祭が近づくと体調不良を訴える子にも想像力を働かせる。そしてその気持ちに寄り添う。運動が苦手の子にとって体育祭は恐怖のイベントに違いない。そして片目をつぶって大目に見ることが必要な日もあるのだ。
運動会、足の速い子にとっては、絶好の見せ場自己アピールの場だ。でも遅い子にとっては、恥ずかしい気持ちもわかる。思春期だもんね。
みんなで調子を合わせて走る「百足競争」、伝統的な体育祭の競技です。こんな種目が中心であれば良いのにね。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます