70の瞳

笑いあり涙あり、36人の子どもたちが生活する児童養護施設「さんあい」の出来事や子どもと職員の声をお聞きください。

年の瀬の風景

2024-12-31 16:31:29 | 愛すべき子どもたち

大晦日。外泊に出かけない多くの子たちが、さんあいで年越しをします。厨房では今年もおせち料理を準備して、各部屋に配っていきます。

よく見ると門松があります。お正月を演出する小さな心づかいがうれしいです。

そんな年末、ねむのきは近隣に開設することになった地域小規模にお引越しでした。

新年を新しいホームで迎えます。

中庭は風もなく穏やかで、いつも通りの風景です。

カレンダーが一枚めくられるだけですが、「新年」というと何か気持ちが新たになるのはどうしてなのでしょう。子どもたちと一緒に、何か新しいことに挑戦してみたい心持になります。


たくさんのサンタさん

2024-12-28 18:37:36 | 愛すべき子どもたち

今年のクリスマスも各地のご支援者の方々からたくさんの寄贈品をいただきました。この場を借りて感謝申し上げます。
物価の高騰が止まらない中、運営の予算をそれに合わせて増やすことは困難です。皆様のご支援は子どもたちの生活に彩りを与え、同時に養育目標である「思いやりのある子」の基礎となる地域や社会の方々から思いやられている経験を子どもたちに与えてくださっています。

企業や労働組合、各種団体からいただいたものの一部ですがご紹介いたします。

 

また個人の方からいただく様々な形でのご厚志も感謝です。クリスマス・イブにはひとしれずさんあいの玄関におもちゃなどのプレゼントを置いていって下さるサンタさんもいます。

Vtuberの九条さんは、今年も仲間に呼びかけて集めたくさんの生活用品を含む寄贈品をお持ちくださいました。さらにはプレゼントだけでなく、子どもたちにVtuberとはどんな仕事なのか、実演までしてくださいました。

そしてスーパーカーに乗って、今年もサンタルギーニの皆さんがプレゼントを携えやって来て下さいました。

ご寄贈いただくだけでなく、日々、さんあいを含む社会的養護の下にある子どもたちのことを覚えてエールを送ってくださるたくさんの「サンタさん」の上にクリスマスの祝福が豊かにありますように祈ります。


クリスマス会

2024-12-24 16:34:13 | 愛すべき子どもたち

今年も来ました!さんあいクリスマス会!!
毎年、同じようにするクリスマスですが、なぜだかうきうきしてしまうのが子どもたち。さんあいのクリスマスは、プレゼントをもらうだけでなく、みんなで喜び、みんなで楽しむ、がモットーです。

最初は礼拝。理事長先生からのクリスマスの意味についてお話しがありました。続いて厳粛な雰囲気の中、キャンドルに点火しました。

 

続いて祝会です。はじめにサンタクロースが登場。そして美味しい食事をいただいて一息ついたら、お楽しみの出し物の始まりです。

最初の出し物はワクノビクラブ。先日の練習の成果がこれ。そう「ノアの箱舟」でした。

幼児さんの出し物。かわいい歌声でみんなの視線を一身に浴びていました。

小学生のマジック。昨年は事前に録画したものを披露しましたが、今年は皆の目の前で実演。種も仕掛けも見えないよね?!

男の子のダンス。近年は女の子に押され気味でしたが、今年はヘビーローテーションで巻き返しです。

女の子のダンスは職員の指導もあり、息がぴったりあっていました。

最後は新任職員の出し物。いろいろなクイズあり、ゲームあり。そして最後は子どもたちも交えてのダンスで終了。「えぇ、もう終わりなの?」という声が出るほど盛り上がった会となりました。来年が待ち遠しいですね?!


もうすぐクリスマス

2024-12-18 19:36:16 | 愛すべき子どもたち

週末のクリスマス会の日が迫ってきました。職員が準備に追われる中、役割がある子どもたちも準備に余念がありません。

こちらはダンスを披露するべくレッスンに励んでいます。

こちらは・・・・何やらペープサートのようです。

何のお話しか?もうおわかりですよね?!

本番で、うまくできてもできなくても良いのです。みんなの前で自分が練習したことを表現したい、その思いが大切です。

今年もどんなタレントが発揮されるか、今から楽しみです。


地上の星

2024-12-13 09:01:00 | 愛すべき子どもたち

この時期、日が暮れると夜空には月と並んで金星が光っているのを見ることができます。ツリーのイルミネーションと相まって幻想的です。子どもたちもあといくつ寝るとクリスマス、とカウントダウンを始めました。

そんな寒空の下、アニマル・クラブの子どもたちはトトとポニーを従えて地上の星を探しにお出かけです。

目が不自由なトトが「あれ、ぼくの友達?」と思ったかは定かではありませんが、トトの星を見つけた子どもたちは大喜びです。

もう一つ、子どもたちが喜んだのは、これでした!?

お金持ちにはなれなくとも、それぞれの人生の中で自分らしく輝いていってほしいと願います。

 


アドベント始まる

2024-12-02 11:55:48 | 愛すべき子どもたち

12月になりました。キリスト教会では12月1日の日曜日からクリスマスを待ち望む待降節(アドベント)が始まりました。教会では4本あるクランツのろうそくの1本目に火を点けます。さんあいでもこの日、飾りをした中庭のクリスマス・ツリーに灯りをともしました。

ツリーの点灯に先立って子どもたちはホールに集合。クリスマスは今から約2000年前、争いや混乱の時代に、神様から人間にイエス・キリストがプレゼントされたことを覚える日、争いは今も世界各地で続いていること、クリスマスの献金は、そのような困難な中にある人、子どもたちのためにささげます、というお話しが理事長先生からありました。

その後、中庭に移動。日没に合わせてみんなでカウントダウンをするとツリーが輝き始めました。

さんあい、そして世界各地の子どもたちの心の中にも平和の光が輝くクリスマスになるようにと祈ります。