ものづくりあれこれ

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あんパンを作るために

2019年01月16日 10時49分50秒 | カフェ さんぽみち


今日は、あんパンにまつわる小豆のお話です。
上の写真は、昨年収穫した小豆です。

カフェで手作りパンを作っていますが、あんパンは、老若男女にかかわらず、なかなか人気があります。
ぶどうパン、豆パン、あんパンが並んでいると、二人に一人は、あんパンを買っていきます。

手作りあんパンへのこだわりは、まず、小豆あんを炊くところから。



時間をかけて小豆を柔らかく湯がき、徐々に砂糖を足してふっくらと炊き上げること。
あんこを炊くことも試行錯誤で、何とか柔らかく仕上げるこつを知りました。
小豆あんは、味見をしたときちょうどよくても、パンに包むと甘さが足りなく感じられます。
少し甘めに仕上げています。



こうして、全粒粉入りの生地に粒あんを入れたあんパンが焼きあがありました。


*** 小豆の栽培と収穫  ***

3年前、ここに転居してきたとき、地元の産直に、東産小豆が販売されていることを知りました。
小豆は買うものと思っていたけど、この地で自分でも育てられるかもしれない!
小豆は、とても丈夫な作物です。
種まきをしてもよく芽を出し、大きく成長するのです。

小豆の栽培には、種まきの時期が重要です。
秋の収穫は、10月頃。
それ以降になると、霜が降り、せっかく実った実も枯れてしまう。
7月上旬に種まきをするのが最適です。
母が、小豆や黒豆は、土用の丑の日ごろに撒くといい、とよく話していました。

そうとは、分かっていたのですが・・・

去年は、忙しくて種まきの時期を遅らせてしまい、秋の霜にやられうまく収穫できませんでした。
今年こそは、うまく育てていこうと思います。

2年前、初めて小豆を育てたときは、収穫の時期を逃して、半分以上虫にやられてしまいました。
さやが黄色く色づいたらもぎ取って乾燥し、さやをむいて豆を取り出さなければなりません。
小豆の成熟は、枝によって異なり、黄色く色づいたものもあれば、緑色でまだ熟れていないさやも残っています。
毎日畑に出かけ収穫するのも手間作業ですね。

さて、収穫した後の小豆の選別も、またまた大変です。


大きく実ったいい実だけではありません。
小さい実、未熟な実、虫にかじられた実など、入り混じった豆からいいものだけを選別するのが大変な作業です。

市販されている小豆は、色彩選別機という機械で屑豆は選別されて粒のそろったものを袋詰めされているのです。
自宅で育てると、手作業でいい豆をよらなくてはなりません。
それは、とても手間がかかりました。
最初の年は、せっかくより分けた小豆も、夏の間、冷蔵保存をおこたり、虫がつき、食べられなくなってしまいました。

こうして、いろいろと失敗を重ねながら賢くなっていくものなんでしょうね。
畑での野菜の栽培は、毎年苦心しながら楽しみでもあります。








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