越後集中登山、ラストは巻機山(1967m)。20日、mayuchan夫妻は北海道遠征に向かうため、朝は湖山荘でのんびり、mieさんは平ヶ岳のみで、巻機山に向かう途中、浦佐駅で解散、なべさん夫妻、こっとさん、satononatsuさんの4人で桜坂登山口へ。
天気予報はしばらく20日は曇り時々雨、21日は曇り時々晴れ、という感じでしたので、計画を20日は清水集落の民宿泊、21日日帰りアタック後、夜遅く帰宅、ということも考えていましたが、直前になって2日間とも曇り中心で雨は20日夜の間というように変わってきました。そこで、20日井戸尾根を登って巻機山避難小屋に素泊、21日山頂アタック後、下山という行程での行動としました。
20日10時過ぎに三合目桜坂登山口Pを出発、素泊まり用にシュラフや自炊道具、食糧をかついだので、ちょっと重荷になり、ペースは抑えめに。それでも平ヶ岳の様に打ち切り時間の制限がないので、じっくり登っていきました。五合目前後は井戸の壁と呼ばれる急登が続きましたが、6合目辺りから上の展望が開けました。右下にはなべさんが20年程前に登った米子沢、左下には一般ルートにはなっているが危険なコースであるヌクビ沢が見おろせます。両沢とも豪雪に磨かれたスラブ状のきれいな沢で、上部には雪渓が残っていますが、さすが豪雪地帯の山です。眼前に聳える前巻機山(別称ニセ巻機山)へは再び急登になりますが、キンコウカ等の花が現れてきて励まされます。4時間余の登りで14時すぎに前巻機山(1861m)到着。雲の切れ間から緩やかな緑の山頂稜線が覗き、緑の斜面はキンコウカやニッコウキスゲで黄色に染まっています。足元をよく見るとタテヤマリンドウ、トキソウ、モウセンゴケなどもたくさん咲いています。
ひと下りしたコルにある避難小屋は以前米子沢遡行後泊まった古い小屋が建て直され、トイレもバイオトイレになって快適でした。残念なことに先行の方がバイオトイレを利用しながら後処理をしないまま立ち去っていました。皆さん利用マナーを守っていきましょう。同宿は男性一名のみ、私たちは広い2階で荷物を広げてのんびり、コーヒータイムを楽しみ、17時頃から夕食、といってもお湯を沸かすだけのα米・ジフィーズ。楽な手抜きを憶えるとダメですね。夜中に雷雨が来たようですが、気づかずに眠っていた人も!
21日、朝はガスの中。朝食を済ませて5時に山頂アタックへ。山頂稜線に出ると巻機山山頂標識がありますが、ここはまだ山頂ではありません。少し東に緩やかに登ると大きなケルンがあり、その近くが最高点。しかし、登山道からは外れており高山植物保護のため踏み込めませんので、ケルンで山頂ということに。さらに一つ先の牛が岳ピークまで足を伸ばしました。そこはニッコウキスゲの群落が見事でした。山頂ケルンまで戻ってくると、ガスが切れ始め、青い空が覗き、北には越後三山の稜線もみえてきたので、しばらく写真タイム。7時すぎに避難小屋に戻ってモーニングコーヒーとパッキングをすませて8時半下山開始。ひたすら3時間下って11時半過ぎに桜坂Pに到着しました。
そこから金城の郷で温泉に入り、南魚沼の道の駅でへぎそばを食べ、お土産購入、お酒好きの人は「巻機」という銘酒を購入してご満悦でした。越後湯沢で川崎に帰るこっとさんと解散、あとは国道352~117号、上信越道~長野道~中央道をひた走って19時に春日井に帰着、解散しました。 by なべさん