季節は流れて~サニーの日常~

2006年3月から乳がん患者になりました。2022年10月再発。これからの治療記録など残していく予定です。

入院から術前化学療法1回目のこと

2007-10-20 23:28:30 | 乳がんのこと
今日から地元の秋祭りが始まりましたこういう行事があるごとに一年って早いなぁ~としみじみ思います。
今日も乳がんのことを書きたいと思います。昨日書いたとおりあっというまに入院が決まったので、仕事は上司に事情を話して一週間ほど休ませてもらうことになりました。そしてバタバタと告知から3日後には入院生活が始まりました。乳がんについて調べる時間もなかったので乳がんに関しての知識は入院後に病棟の看護婦さんがくれた「乳がんの抗がん剤治療を受ける患者さんへ」という冊子の内容だけでした。入院して、マンモグラフィ、CT、針生検、骨シンチをしました。そして主治医から化学療法についての説明がありました。私がうけることになったのはFEC療法を3週毎で4回、それが終わるとウィークリータキソールを12回というコースでした。あと副作用の説明も長々とあったのですが、なかなか自分のこととは思えず実感がないままでした。その日の日記に「カツラがいるなぁ」とは書いてるんですけどね
そうしてるうちに一回目の抗がん剤の日がやってきました。次からは通院でうけることになるとの話でした。点滴するまですごく不安で緊張してたのですが始まると不思議に落ち着いてうけることができました。初めてというのもあってか、ゆっくりと点滴をおとしていたので時間がかかったのを覚えています。途中トイレに行くにも点滴台を押しながらなんて初めての経験だったので大変でした。半年後にはめちゃ上手になってましたけど
そして点滴も終わり特に体調も普通だったので、このまま副作用もでずに余裕かもと思って夕食もモリモリと食べたのですが、考えが甘かったです夜中くらいから体調不良で、吐き気、嘔吐、食欲不振、と説明どおりの副作用が退院前日まで続きました

2006年3月16日乳がん告知

2007-10-20 00:21:25 | 乳がんのこと
この一週間は頭の中は検査結果のことばかりでした。「悪性と言われたらどうしよう」「良性でも手術になるし」「もしかして検査結果で異常なしってことになるかも」などなど。予約の時間がきて待合室で次は自分の番という時にはものすごく緊張してました。とうとう自分の番がきて診察室に入りイスに座ってDrの方を見ると、一言め「悪性ですね」でした。その言葉で私は大泣きしばらくたってDrが「落ち着いてお話聞けますか?」と言ったので「泣きながらでも聞けます」と答えたのですが、もう少し落ち着いてからということになり診察室の隣にある処置室でしばし看護婦さんとお話することになりました。今思い返してもあの時の看護婦さんには感謝感謝ですこれから不安なことや病気のことなど話しているうちにだいぶ落ち着くことができました。Drからの説明で術前化学療法をすることを決めて、あっというまに一回目の化学療法をするための入院が決まりました。帰りに入院のための血液尿検査、肺活量の検査をして入院の手続きもしてこの日は帰りました。帰りは車を運転しながらまたまた泣いてしまいました家に帰って家族に話ながらも大泣きでしたとにかく泣いた一日となりました。この日から乳がんとのお付き合いが始まりました。