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コンビニのコーヒー牛乳を飲み比べる

2020-06-03 11:00:00 | 日記
コンビニのコーヒー牛乳を飲み比べる
王田土人

こんにちは。
外出自粛のせいでなかなかコーヒー牛乳を飲めない王田土人です。

今回は、コンビニが独自で販売しているコーヒー牛乳を飲み比べてみたいと思います。

プライベートブランドというやつですね。

プライベートブランドが時として、とんでもなく本気の商品を出してくることは、あまり異論がないところだと思いますが、コーヒー牛乳の世界でも結構頑張っています。

私の記憶が正しければ、2年前くらいからセブンイレブンが生乳50%超えのカフェオレを売り出したのを皮切りに、ファミリーマートやローソンも本格的なコーヒー牛乳を売り出すようになりました。

今回も、対象となるコーヒー牛乳を選ぶにあたり、第1回で紹介した以下の基準を使いました。

  • 生乳の使用割合を見る→50%以上
  • 原材料を見る→5つ以下
  • 無脂乳固形分、乳脂肪分を見る→2.0%、5.0%以上

→以上3つのうち、2つを満たしているというものです。


では早速。





1.カフェラテ(セブンイレブン)


・価格:149円(税込)
・内容量:240ml
・生乳使用割合:50%以上
・無脂乳固形分:2.4%
・乳脂肪分:6.0%
・原材料名:生乳、コーヒー、砂糖、乳製品
・製造者:オハヨー乳業株式会社

 

先ずはセブンイレブンから。

コンビニのプライベートブランドのなかでは、いち早く生乳50%以上のコーヒー牛乳を売り出したのがセブンイレブンのカフェラテだったと記憶しています。

使用している原材料も4つと少なく、無脂乳固形分・乳脂肪分も信頼できる数値です。

コーヒーのキリッとした苦みが強いのが特徴ですが、同時にミルクをしっかりと感じられる本格派です。どちらかというと大人向けでしょうか。

初めて飲んだ時は、ついにコンビニもここまで来たかと謎目線の感激をしてしまいました。

裏面を見ると、オハヨー乳業の製造であることが分かります。
プライベートブランドは、実際の製造者を見比べるのも楽しかったりします。

 


2.ダブルクリーミー(セブンイレブン)



・価格:149円(税込)
・内容量:240ml
・生乳使用割合:50%未満
・無脂乳固形分:2.2%
・乳脂肪分:6.7%
・原材料名:生乳、乳製品、砂糖、コーヒー、はちみつ
・製造者:オハヨー乳業、味の素AGF

 

セブンイレブンからもう1つ。

「ダブルクリーミー」です。

名称からミルク感が強くなっていることが想像されますが、実は生乳の使用割合は「50%未満」に、無脂乳固形分も2.4%から2.2%に下がっています。
一方で、乳脂肪分は6.0%から6.7%へ上がっています。

原材料名の表記を見ると、生乳の次に来ていた「コーヒー」が4番目に後退し、その代わりに乳製品が2番目へと出世しています。

そして、新たに「はちみつ」加えられています。この辺りが「ダブル」たる所以でしょうか。

実際に飲んでみると、「カフェラテ」とは対照的に苦みが弱く、まったりとした甘さが際立っています。

 

はちみつの風味を直接感じることはありませんが、このまったり感が、はちみつ効果なのかも。

はちみつが強すぎるとコーヒー牛乳とぶつかってしまう気もするので、隠し味程度の分量にとどめ、上手く抑えているのかもしれないですね。

 




3.カフェラテ(ファミリーマート)



・価格:138円(税込)
・内容量:240ml
・生乳使用割合:50%以上
・無脂乳固形分:2.4%
・乳脂肪分:6.0%
・原材料名:生乳、乳等を主要原料とする食品(砂糖、脱脂粉乳、ホエイパウダー、デキストリン、乳糖、全粉乳)、コーヒー、乳製品、砂糖
・製造者:協同乳業株式会社

 

次はファミリーマートです。

セブンイレブンと比べると、内容量は同じですが、少しだけ価格が安いです。

製造は、協同乳業です。

また、生乳使用割合と無脂乳固形分、乳脂肪分がセブンイレブンと全く同じになっているだけあって、セブンイレブンの「カフェラテ」と傾向は似ています。 こちらの方が苦みが抑えられて、まったりとしています。

セブンイレブンの「カフェラテ」と「ダブルクリーミー」の中間のようなバランスでしょうか。

 




4.ミルク生まれのカフェオレ(ローソン)



・価格:168円(税込)
・内容量:200ml
・生乳使用割合:50%以上
・無脂乳固形分:3.0%
・乳脂肪分:8.0%
・原材料名:生乳、乳製品、乳等を主要原料とする食品、コーヒーエキス
・製造者:協同乳業株式会社

続いてローソン。「Uchi Cafe」ブランドの商品です。

何といっても、無脂乳固形分(3.0%)と乳脂肪分(8.0%)の高さが目を引きます。

価格も他のものよりも高めに設定してあり、内容量も少ないところを見ると、高級路線なのかも。

この数値は、砂糖を使わずに牛乳から甘味を引き出した謎のコーヒー牛乳「ホウライのミルクコーヒー」の数値に匹敵し、生乳95%の怪物「北海道ミルクコーヒー」に迫る高さです。

また、製造はファミリーマートと同じく協同乳業です。
強力なライバル同士の商品が実は同じ企業で作られていたというのは、いかにも「オトナの世界」、「シャカイの仕組み」って感じがして面白くないですか。

 

話が逸れました。

味の方は、さすがに牛乳が強くかなりまったりとしています。

セブンイレブンの「ダブルクリーミー」よりもさらにミルクが強く、舌ざわりさえもなめらかで、違いが感じられます。

甘さと苦さも抑えられており、ミルクをよりダイレクトに感じられるバランスになっています。


5.カフェラテクリーミー(100円ローソン)



・価格:108円(税込)
・内容量:280ml
・生乳使用割合:50%以上
・無脂乳固形分:2.1%
・乳脂肪分:5.8%
・原材料名:生乳、砂糖、乳製品、コーヒー、デキストリン
・製造者:トモヱ乳業株式会社

 

ローソンには「ローソンストア100」という思わぬ伏兵がいます。通称100円ローソン。

どうでもいいですが、私の知り合いは「100ロー」と略していてました。その語感にグッときて以来、私はこっちを使っています。

100回浪人して予備校内で隠然と権力を握っているヌシみたいな感じがして、奥ゆかしい響きではありませんか。

どうでもいいですね。

 

さて100ローの「カフェラテクリーミー」ですが、ダークホースです。

大体、「カフェラテクリーミー」がまず倒置法です。この時点で既に猛者の風格を備えています。しかも、製造はトモヱ乳業。

 

ヱ!ヱビスビールのヱ!。

 

100年の時の重みを感じます。

何といっても、内容量が280mlにも関わらず、値段が100円!

今までのなかで一番安く、量も入っているという優れもの。

安いからといって中身もそれなりという訳ではなく、味も普通に美味しいです。すごい!

100円でありながら、先ほどの「ミルク生まれのカフェオレ」に迫るミルク感があります。

こちらの方が甘さがだいぶ強く、さすがに「ミルク生まれのカフェオレ」ほどミルクをダイレクトに感じられることはないですが、コストパフォーマンスは群を抜いて高いといえます。

100ローの面目躍如といったところです。

 

 

ここまでコンビニのコーヒー牛乳を飲み比べてみました。

 

まとめると、ミルクをしっかりと味わいたいなら、ローソンの「ミルク生まれのカフェオレ」。

苦みを味わいたいなら、セブンイレブンの「カフェラテ」。

安い値段でおいしいコーヒー牛乳が飲みたいならローソンストア100の「カフェラテクリーミー」といったところでしょうか。

 

今回はプライベートブランドのコーヒー牛乳同士を比べてきましたが、実際のところ、コンビニにはそれ以外のコーヒー牛乳もたくさん置いてあります。

特に、前回の記事で紹介した「高千穂カフェ・オ・レ」は、どこのコンビニでも置いてある上にとても美味しいので、極めて強力です。

 

また、ナチュラルローソンには「ホウライのミルクコーヒー」が置いてあり、関西圏であれば私の大好きな「白バラコーヒー」がセブンイレブンで手に入ってしまいます。この2つも強敵です。

 

とはいえ、「高千穂」も「ホウライ」も「白バラ」も、どちらかと言えば苦みを抑えたまったり系です。
そう考えると、苦みのしっかりしたコーヒー牛乳が簡単に手に入るという点で、セブンイレブンの「カフェラテ」は、十分な価値のある商品ではないかと思います。

また、コストパフォーマンスを考えるとやはり、ローソンストア100の「カフェラテクリーミー」は優秀だと思います。

以上、プライベートブランドのコーヒー牛乳を飲み比べてきました。

個人的には、この機会に改めてそれぞれの味や値段、量などを比べてみたことで、ローソンストア100「カフェラテクリーミー」の優秀さに気づけたことが思わぬ発見でした。

それではまた、機会があれば。