それもある意味散歩

散歩の横好き集団サンポー(https://sanpoo.jp)のメンバーが、好きなことや気になることを書きます。

傍観癖:「マニアマニア」という趣味

2020-06-24 11:16:26 | 日記
傍観癖:「マニアマニア」という趣味

川合裕之




植物は好きじゃない。でも植物が育つ早回しの映像がネットに転がっていると、ついつい見入ってしまう。


動いているものを見るのは面白い。止まっているとつまらないでしょ。回ってない風車なんて見るに値せず、てね。
Orochimaru


今日はそういうお話です。

***


手段の目的化マニア という記事を書きました。僕は手段を目的化することが好きで、そういうマニアです、と。補足するまでもなくそのまんまだな。そう思いましたが、そういう回り道こそ楽しいよね、というそういう回でした。そうでなくとも世の中にマニアはたくさんいる。コンビニのコーヒー牛乳を飲み比べ続ける王田さんとかすごかった。

どうして人はときに不必要なことをするのでしょうか。不思議でならない。そういう意味で
僕は「マニアマニア」だ。「マニアマニア」とは何かのマニアになってしまった人が、好きで、その生態を傍観するマニアのこと。いま適当に名づけました。

斜めに斜めにスタンスをとってまたメタな場所に引っ越そうとしている、と言われてしまいそうですが、本当なのです。

誰に頼まれたわけでもなく過剰な愛情を注いじゃっている人が僕は好きです。なにもきれいごとではありません。見ていて飽きない。タイムラプス動画を見ているような、gif 画像を見ているような、そんな心地よさがあるのです。

最近Yさんに会ってない。

Yさんは僕の友人で、「マニアマニア」にとってはある意味で必修科目のような一級マニアです。Yさんは何でも好き。ときおり音楽に関する文章を書いてはインターネットの媒体などに掲載されている。

僕は音楽のことがわかりません。南米の国チリの長さくらいわからない。縦に細長いことは知っているけれど、結局のところ何キロくらいなのかは全然わからない。南北は4329kmで、東西の幅は平均175kmしかないそうです。

調べればわかる。そんな具合です。

だから、正直なところYさんの書いた文章をどこまで理解できているのか。

でも実際にお会いして話している姿を見ていると「なんかわからんけど、楽しそう」ということだけはわかるのです。僕にとってこれがすごく大切で、内容はともかく、そのポーズがとにかく愛らしいのです。

さっきこの文章の冒頭では「過剰否愛情を注いじゃっている人が好き」なんて書きましたけれど、どっちかっていうか「溢れちゃっている」に近い。予想以上に泡が出てこぼれちゃったビールみたいなイメージでしょうか。注ぐ対象がないのに、それでも湧きだしちゃうみたいなさ。

文章で伝えるためにはYさんの語ったことを引用なり何なりしないとだめなのですが、困ったことに本当に1文字も覚えていない。けれどもとにかく1秒間に7文字くらい話している。口に予測変換がついている。ビートを付ければヒップホップになるかもしれません。こちらが聞いていようが、何なら聞いていまいが、あまり関係なく自分の好きなことをただひたすらに話す。風が吹いたらば最後、しまいにはYさんがニマニマとしながら早口で回収してしまう。ビートを付けて音源を売ればメイクマニーできるだろうか。「MC桶屋」の誕生の瞬間であります。


こうやって人が楽しそうにしているのが好きです。「好き」の対象が僕の興味から遠のけば遠のくほど、なんだか不思議な磁場が生まれる気がします。これが僕の「マニアマニア」の概略です。


いや待てよ。


この世に「マニアマニア」という嗜好が存在するのであれば。


もしそんなものが許されるのであれば、「マニアマニア」を眺めることに小さな喜びを感じる人だって存在するかもしれない。「マニアマニアマニア」説が誕生してしまいます。

マニアを見るのが好きなマニアマニア、そしてそのマニアマニアを見るのが好きなマニアマニアマニア。そしてマニアマニアマニアを鳥瞰するマニアマニアマニアマニア。

マニアマニアマニアマニアマニアマニアマニア。

アニマ。

アニマアニマ。

アニマ。


アニマとは、ラテン語で生命や霊魂を指すことば。

 

 

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川合裕之ギター、ベース、ドラム、作詞作曲など、全部が出来ない。映画のwebマガジンも運営している。川合裕之の散歩/ Twitter



北海道のぶどうのはなし

2020-06-10 00:00:00 | 日記
北海道のぶどうのはなし
少年B
みなさまこんにちは。ぶどうが大好きフリーライターの少年Bです。
 
前回に引き続き、今日もぶどうのはなしをさせてください。今回のテーマは「ぶどうと北海道」です。
 
 
2019年度における北海道のぶどう出荷量は6620t。これは山梨県、長野県、山形県、岡山県、福岡県に続く全国6位の数字です。日本を代表するぶどうの産地のひとつ、と言っても過言ではありません。
 
しかし北海道のぶどう栽培には、1~5位までの地域にはない特殊性があるのです。
 
 
それは、冬季における厳しい自然環境。北海道はほぼ全域が亜寒帯湿潤気候であり、日本屈指の豪雪地帯です。
 
みなさんが「ぶどう」と言われてまず思い浮かぶ品種は、恐らく「巨峰」じゃないかなと思います。
 
戦前生まれにもかかわらず、いまでもぶどう界の主役に君臨するぶどう of ぶどう。それが巨峰という品種です。
 
しかし、あまりにも寒い北海道の気候では、巨峰は栽培できません。つまり、もっともメジャーな品種である巨峰を抜きにして、これだけの量のぶどう栽培をしなければならないわけです。
 
そこには、いったいどのような謎が隠されているのでしょうか。
 
※ちなみに、巨峰栽培ができる北限は、秋田県横手市とされています。(横手市以北にも、園独自の工夫やハウス栽培などで巨峰を育てているぶどう園はあります)
 
 
北海道におけるぶどうの最優先事項は「耐寒性」と「早熟性」です。いったいどういうことでしょう。
 
寒さの問題はもちろんですが、山梨県では7月末に熟す最早熟品種の「デラウェア」も、北海道での熟期は9月半ばごろ。北海道では、ぶどうのシーズンは2ヶ月程度遅れます。
 
しかし、11月になると雪や霜の問題があるため、ぶどうの収穫ができなくなってしまいます。
 
 
そのため、北海道のぶどう栽培においては、過酷な寒さに耐えうる「耐寒性」と、本州で8月中に収穫できるだけの「早熟性」が重要になってきます。
 
ぶどうにはさまざまな品種が存在しますが、その両方を満たした品種はそう多くはありません。近年の品種改良によって生まれたぶどうも本州向けのものが多く、耐寒性が満たせません。
 
本州では徐々に数を減らしつつある、原種により近い頑強な品種がいまでも残っていたり、「北海道向け」として耐寒性と早熟性を意識した独自の品種改良が進められています。
 
そのため、北海道で栽培されるぶどうの品種は他の地域とはまったく異なっています。
 
◆ 
 
じゃあ、いったいどんな品種が育てられているんでしょう。北海道で主に見られる品種はこちら。
 
 
北海道のぶどうではまず名前の上がる「ナイヤガラ」。独特の強い芳香は好き嫌いが分かれますが、好きな人にはたまりません。
 
ウェブなどではマスカットの一種と書かれていることもありますが、まったく別の品種です。
 
ほのかな甘さと酸味が特徴の品種で、粒の大きさはデラウェアと同程度。種があります。本州でもむかしは栽培されていましたが、現在はあたらしい品種に押され、縮小の一途を辿っています。
 
本州のスーパーではたまに売られていることがあります。もし見つけたらラッキーかもしれません。
 
 
バッファロー」。アメリカ生まれのぶどうです。古い品種ですが、北海道の既存品種でおなじ黒ぶどうの「キャンベル」に比べるとはるかに糖度が高く、種なしになるのが特徴。
 
耐寒性に加えて味もいいので人気が高いですが、なぜか耐寒性がまったく必要とされない神奈川県の一部地域でも栽培されています。
 
本州のお店で見かけることは、ほとんどありません。直売所ではまれに見かける品種です。
 
 
旅路」。北海道のなかでも小樽や余市周辺でしか栽培されておらず、来歴は不明と謎に包まれた品種です。
 
北海道の一部地域以外ではほぼ栽培されることがなく、また道外で入手することは極めてむずかしいぶどうです。
 
 
おいしいぶどうですが、粒もそれほど大きくなく、比較的安価な品種なので、わざわざ道外に出荷するメリットがないのかもしれません。
 
特筆すべき点としては「1粒1粒にしま模様が入る」というものがありますが、わたしが旅路を入手した年は2回とも「縞が出づらい年」だったそうで、実際にしま模様が入った粒を見たことがないのが残念なところです。「赤い粒に白のしま模様」という見た目は、わたしの知る限り唯一のものなのですが……
 
 
スイートレディ」。北海道立総合研究機構が育種し、2016年に品種登録された、北海道の最新品種です。
 
北海道の気候にマッチする耐寒性、熟期に加え、「ホルモン剤を投与しなくても、もともとの状態で種なし」という特性を持ち、次世代の北海道エース品種になることを期待されています。
 
まだ作付け面積が多いわけではなく、現在では六花亭(マルセイバターサンドが有名ですが、ぶどうの栽培もしているのです)など、一部のぶどう園で栽培されるに留まっていますが、今後は増えていくのではないでしょうか。
 
残念ながら、わたしが入手したものは酸味が強く、お世辞にも「うまい」とは言えなかったのですが、友人が購入したものはとても甘くておいしかったとのこと。ぜひともまた入手して、わたしなりの評価を定めて行きたいと思っています。この品種も、道外での入手は非常に困難です。
 
その他、古い品種の「ポートランド」(緑)や、「シャインマスカット」を作った国の機関・農研機構が耐寒性を重視して生み出した北海道・青森県向けの兄弟品種「ノースレッド」(赤)と「ノースブラック」(黒)があります。黒色品種はバッファローやキャンベルと競合があるため、ノースレッドのほうが多く作られているようです。
 
また、北海道はワイン用の品種も多数作っており、白ワイン用では「ケルナー」、赤ワイン用だと「ツバイゲルトレーベ」と寒冷地向けのドイツ系品種が主力ですが、さいきんは人気の高い「シャルドネ」(白ワイン用)、「ピノ・ノワール」(赤ワイン用)といったフランス系の品種も増えているようです。
 
また、池田町では町をあげて「山幸」や「清舞」といった山ぶどうを交配させたオリジナルの赤ワイン用品種を育種しています。また、品種登録ホームページを見ると池田町名義で「銀河」と「未来」という2品種が2019年12月に出願されています。出願中のためページ情報がなく、詳細は不明ですが、2016年に「町独自の白ワイン用品種を開発する」という報道があったので、もしかしたらついに育種に成功したのかもしれませんね!
 
◆ 
 
なんかつい「いかがでしたか?」と言いたくなってしまう感じに未確認情報を書き足してしまったのですが、北海道のぶどう品種はよくもわるくも独特だ!ということが伝われば幸いです。
 
ただ、最近では大粒品種が人気なこともあり、巨峰系品種の「サニールージュ」の試験栽培が始まったり、仁木町のグループがシャインマスカットを北海道で作る研究をしているそう。北海道では熟期が遅くなるため、もしシャインマスカットを作れることになったら、収穫時期は日本でいちばん最後になるはず。合言葉は「クリスマスにシャインマスカットを」だそうですよ。
 
大粒品種への切り替えが成功すれば、今後は状況も変わってくるかもしれません。もし独自の品種がなくなってしまったら、ちょっと寂しいですけどね。
 
いまのうちに、北海道のめずらしいぶどうをたくさん食べてみるのもいいかもしれませんよ。
 
さて、こんな感じでサンポー本編では引き続き散歩を、ブログではぶどうのはなしをさせていただきます、少年Bです。どうぞよろしくお願いいたします。
 
 
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少年B
ぶどうが好きなライターですが、ちゃんと散歩も好きです。
少年Bの散歩 / Twitter


コンビニのコーヒー牛乳を飲み比べる

2020-06-03 11:00:00 | 日記
コンビニのコーヒー牛乳を飲み比べる
王田土人

こんにちは。
外出自粛のせいでなかなかコーヒー牛乳を飲めない王田土人です。

今回は、コンビニが独自で販売しているコーヒー牛乳を飲み比べてみたいと思います。

プライベートブランドというやつですね。

プライベートブランドが時として、とんでもなく本気の商品を出してくることは、あまり異論がないところだと思いますが、コーヒー牛乳の世界でも結構頑張っています。

私の記憶が正しければ、2年前くらいからセブンイレブンが生乳50%超えのカフェオレを売り出したのを皮切りに、ファミリーマートやローソンも本格的なコーヒー牛乳を売り出すようになりました。

今回も、対象となるコーヒー牛乳を選ぶにあたり、第1回で紹介した以下の基準を使いました。

  • 生乳の使用割合を見る→50%以上
  • 原材料を見る→5つ以下
  • 無脂乳固形分、乳脂肪分を見る→2.0%、5.0%以上

→以上3つのうち、2つを満たしているというものです。


では早速。





1.カフェラテ(セブンイレブン)


・価格:149円(税込)
・内容量:240ml
・生乳使用割合:50%以上
・無脂乳固形分:2.4%
・乳脂肪分:6.0%
・原材料名:生乳、コーヒー、砂糖、乳製品
・製造者:オハヨー乳業株式会社

 

先ずはセブンイレブンから。

コンビニのプライベートブランドのなかでは、いち早く生乳50%以上のコーヒー牛乳を売り出したのがセブンイレブンのカフェラテだったと記憶しています。

使用している原材料も4つと少なく、無脂乳固形分・乳脂肪分も信頼できる数値です。

コーヒーのキリッとした苦みが強いのが特徴ですが、同時にミルクをしっかりと感じられる本格派です。どちらかというと大人向けでしょうか。

初めて飲んだ時は、ついにコンビニもここまで来たかと謎目線の感激をしてしまいました。

裏面を見ると、オハヨー乳業の製造であることが分かります。
プライベートブランドは、実際の製造者を見比べるのも楽しかったりします。

 


2.ダブルクリーミー(セブンイレブン)



・価格:149円(税込)
・内容量:240ml
・生乳使用割合:50%未満
・無脂乳固形分:2.2%
・乳脂肪分:6.7%
・原材料名:生乳、乳製品、砂糖、コーヒー、はちみつ
・製造者:オハヨー乳業、味の素AGF

 

セブンイレブンからもう1つ。

「ダブルクリーミー」です。

名称からミルク感が強くなっていることが想像されますが、実は生乳の使用割合は「50%未満」に、無脂乳固形分も2.4%から2.2%に下がっています。
一方で、乳脂肪分は6.0%から6.7%へ上がっています。

原材料名の表記を見ると、生乳の次に来ていた「コーヒー」が4番目に後退し、その代わりに乳製品が2番目へと出世しています。

そして、新たに「はちみつ」加えられています。この辺りが「ダブル」たる所以でしょうか。

実際に飲んでみると、「カフェラテ」とは対照的に苦みが弱く、まったりとした甘さが際立っています。

 

はちみつの風味を直接感じることはありませんが、このまったり感が、はちみつ効果なのかも。

はちみつが強すぎるとコーヒー牛乳とぶつかってしまう気もするので、隠し味程度の分量にとどめ、上手く抑えているのかもしれないですね。

 




3.カフェラテ(ファミリーマート)



・価格:138円(税込)
・内容量:240ml
・生乳使用割合:50%以上
・無脂乳固形分:2.4%
・乳脂肪分:6.0%
・原材料名:生乳、乳等を主要原料とする食品(砂糖、脱脂粉乳、ホエイパウダー、デキストリン、乳糖、全粉乳)、コーヒー、乳製品、砂糖
・製造者:協同乳業株式会社

 

次はファミリーマートです。

セブンイレブンと比べると、内容量は同じですが、少しだけ価格が安いです。

製造は、協同乳業です。

また、生乳使用割合と無脂乳固形分、乳脂肪分がセブンイレブンと全く同じになっているだけあって、セブンイレブンの「カフェラテ」と傾向は似ています。 こちらの方が苦みが抑えられて、まったりとしています。

セブンイレブンの「カフェラテ」と「ダブルクリーミー」の中間のようなバランスでしょうか。

 




4.ミルク生まれのカフェオレ(ローソン)



・価格:168円(税込)
・内容量:200ml
・生乳使用割合:50%以上
・無脂乳固形分:3.0%
・乳脂肪分:8.0%
・原材料名:生乳、乳製品、乳等を主要原料とする食品、コーヒーエキス
・製造者:協同乳業株式会社

続いてローソン。「Uchi Cafe」ブランドの商品です。

何といっても、無脂乳固形分(3.0%)と乳脂肪分(8.0%)の高さが目を引きます。

価格も他のものよりも高めに設定してあり、内容量も少ないところを見ると、高級路線なのかも。

この数値は、砂糖を使わずに牛乳から甘味を引き出した謎のコーヒー牛乳「ホウライのミルクコーヒー」の数値に匹敵し、生乳95%の怪物「北海道ミルクコーヒー」に迫る高さです。

また、製造はファミリーマートと同じく協同乳業です。
強力なライバル同士の商品が実は同じ企業で作られていたというのは、いかにも「オトナの世界」、「シャカイの仕組み」って感じがして面白くないですか。

 

話が逸れました。

味の方は、さすがに牛乳が強くかなりまったりとしています。

セブンイレブンの「ダブルクリーミー」よりもさらにミルクが強く、舌ざわりさえもなめらかで、違いが感じられます。

甘さと苦さも抑えられており、ミルクをよりダイレクトに感じられるバランスになっています。


5.カフェラテクリーミー(100円ローソン)



・価格:108円(税込)
・内容量:280ml
・生乳使用割合:50%以上
・無脂乳固形分:2.1%
・乳脂肪分:5.8%
・原材料名:生乳、砂糖、乳製品、コーヒー、デキストリン
・製造者:トモヱ乳業株式会社

 

ローソンには「ローソンストア100」という思わぬ伏兵がいます。通称100円ローソン。

どうでもいいですが、私の知り合いは「100ロー」と略していてました。その語感にグッときて以来、私はこっちを使っています。

100回浪人して予備校内で隠然と権力を握っているヌシみたいな感じがして、奥ゆかしい響きではありませんか。

どうでもいいですね。

 

さて100ローの「カフェラテクリーミー」ですが、ダークホースです。

大体、「カフェラテクリーミー」がまず倒置法です。この時点で既に猛者の風格を備えています。しかも、製造はトモヱ乳業。

 

ヱ!ヱビスビールのヱ!。

 

100年の時の重みを感じます。

何といっても、内容量が280mlにも関わらず、値段が100円!

今までのなかで一番安く、量も入っているという優れもの。

安いからといって中身もそれなりという訳ではなく、味も普通に美味しいです。すごい!

100円でありながら、先ほどの「ミルク生まれのカフェオレ」に迫るミルク感があります。

こちらの方が甘さがだいぶ強く、さすがに「ミルク生まれのカフェオレ」ほどミルクをダイレクトに感じられることはないですが、コストパフォーマンスは群を抜いて高いといえます。

100ローの面目躍如といったところです。

 

 

ここまでコンビニのコーヒー牛乳を飲み比べてみました。

 

まとめると、ミルクをしっかりと味わいたいなら、ローソンの「ミルク生まれのカフェオレ」。

苦みを味わいたいなら、セブンイレブンの「カフェラテ」。

安い値段でおいしいコーヒー牛乳が飲みたいならローソンストア100の「カフェラテクリーミー」といったところでしょうか。

 

今回はプライベートブランドのコーヒー牛乳同士を比べてきましたが、実際のところ、コンビニにはそれ以外のコーヒー牛乳もたくさん置いてあります。

特に、前回の記事で紹介した「高千穂カフェ・オ・レ」は、どこのコンビニでも置いてある上にとても美味しいので、極めて強力です。

 

また、ナチュラルローソンには「ホウライのミルクコーヒー」が置いてあり、関西圏であれば私の大好きな「白バラコーヒー」がセブンイレブンで手に入ってしまいます。この2つも強敵です。

 

とはいえ、「高千穂」も「ホウライ」も「白バラ」も、どちらかと言えば苦みを抑えたまったり系です。
そう考えると、苦みのしっかりしたコーヒー牛乳が簡単に手に入るという点で、セブンイレブンの「カフェラテ」は、十分な価値のある商品ではないかと思います。

また、コストパフォーマンスを考えるとやはり、ローソンストア100の「カフェラテクリーミー」は優秀だと思います。

以上、プライベートブランドのコーヒー牛乳を飲み比べてきました。

個人的には、この機会に改めてそれぞれの味や値段、量などを比べてみたことで、ローソンストア100「カフェラテクリーミー」の優秀さに気づけたことが思わぬ発見でした。

それではまた、機会があれば。