サロベツでのびのび育てるママの会             ~さろママ・イベント情報・ニュース・活動報告~

北海道は道北、豊富・幌延・稚内市にまたがる広大なサロベツ原野。その広~い空の下でのびのび遊ぶママの会の情報発信です。

第5弾さろママイベント、あかちゃんと!秋の渡り鳥を見に行こうY0!!活動報告

2015年10月07日 | 27年度の活動報告


さろママイベント第5弾となる“あかちゃんと!秋の渡り鳥を見に行こうYo!!”が10月6日(火)に開かれました。

最終回となる今回は、親子でバスに乗り渡り鳥が羽を休める牧草地を見に行くというスペシャル企画。
楽しみにしていたみんなはいつもより早く集合場所である湿原センターに顔をそろえましたー!

バスが来ると喜んで、さっそく乗り込む1歳~3歳の子どもたち。



バスの中では、今回も特製“渡り鳥クイズ”や“渡り鳥すごろく”のついたカードを見ながら進みます。





今回見るオオヒシクイという鳥の重さを再現したぬいぐるみを抱いたり、ヒシクイの大好物の菱の実を実際に触ったりしながらみんなでクイズに答えていくと、鳥の大きさや食べ物、顔の特徴などもわかり、目的地に着くまでにみんな博士になりました。





さて、今日の目的地、幌延町下沼の展望台に着きました。
バスを降りて、展望台から牧草地を観察です。歩ける子はみんな頑張って自分の足で上りました!







双眼鏡でまわりの牧草地を念入りに探しましたが、今回はほとんど見当たりません。
先日の大風で、鳥たちどこかへ行ってしまったのでしょうか?

それでも、広い牧草地の1本道を思いっきり走るなどの気分転換をして、再びバスに乗り込んだ一行。
子どもたちも、お家で手作りしてきた双眼鏡を手に、車窓から一生懸命探しました。





いつもならこの時期この場所では、何百ものオオヒシクイが牧草をついばみ羽を休める姿がわりと間近で見られるのですが、今回は多くて10羽程度の群れが数か所見られただけでした。
たくさんのヒシクイが一斉に飛び立つ時の、まるで人のお喋りのような鳴き声、みんなに聞かせてあげたかったな~。そう思いながら、下沼の牧草地をあとにした私たち。
手作りべっこう飴をなめてホッと一息ついたその時です。先頭座席で道案内をしてくれていた湿原センタースタッフのユッカが叫びました。
「タンチョウがいるっ!!」
えっ?見るとバスのすぐそばです。右側の牧草地にタンチョウのつがいが…!!



このタンチョウはおそらくこの春~秋をサロベツのどこかで過ごしてきた仲良し夫婦ですが、今日はどこいいる、ということは決してわからないので、野生のタンチョウにこんなふうに至近距離で出会えることは本当にラッキーなのです☆
しばし車を止めてスマホで撮影会。子どもたちも近くで見られ、なんとな~く大人の興奮が伝わったようでした。

その後また車を走らせ、興奮冷めやらない気持ちで“お弁当箱の歌”なんぞ歌っておりましたら、センターまであと5分というところで、またまた奇跡が起きたのです。
ふと前を見ると、バスから数十メートル先の空を、無数の黒い点々が右から左に横切っているではありませんか!!
私たちが今日とっても会いたかったオオヒシクイの大群です!
それも100羽どころでなく…その列の横断は1分以上も続いたように思えました。
最後には私たちのバスが、そのアーチの下をくぐるようなかっこうになり…



「ボクタチの仲間、まだサロベツにたくさんいるよ~」そう教えてくれていたようでした。
その証拠に、イベント終了後の午後、湿原センターの北側にあたる落合の牧草地を通って帰ってみると、数百羽が羽を休める牧草地が何か所も見られました。
この日の午前はまだ風が冷たく、沼で休んでいたのかもしれませんね。



そんなわけで、最終的には400羽くらいの渡り鳥の姿を観察することができた今回のイベント。
ご参加いただいたみなさんの笑顔とともに、無事終了することができました。
ありがとうございました!



この度もポスター掲示のご協力をいただいた豊富町各店舗の皆様はじめ、バスを出していただいた豊富町社会福祉協議会様、双眼鏡などの貴重な備品をお貸しいただいたNPOサロエコにも、この場をかりて厚くお礼申し上げます。

さて、今年度5月より5回に渡り開催してきたさろママの湿原センターイベントは今回で終了となりましたが、私たちサロベツでのびのび育てるママの会は引き続き、サロエコ関連のイベントに誘い合わせて参加したり、稚咲内の交流スペースを利用した子育て交流を持っていくなどの活動を展開し、サロベツの自然と遊ぶ子育ての輪をより広くつなげていきたいと思っています。

ぜひ今後の活動にも、積極的なご参加をお待ちしております。
よろしくお願い致します。


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