今日のわたくしゴト

今日書いておきたいこと。

また、テンプレート、変えてみました。

第十回 上田城跡能「石橋」大獅子

2006年08月25日 00時42分27秒 | ins Theater
残業疲れのせいか、前半、ぐっすり眠ってしまいました。
目覚めた頃には、
白い牡丹の木がついた台が搬入。
橋懸と本舞台の境目にある梁に牡丹の枝がかからないかと見ていてヒヤヒヤ。
台自体、重そうだし。

白い牡丹に続き、赤牡丹も搬入。
おなじ梁のある位置で、ヒヤヒヤ。

獅子に牡丹。歌舞伎の連獅子のときも、牡丹登場しますよね?
獅子に牡丹は、花札だけじゃないんだなーと、
ヘンに感心してしまう、現代人です。

パキ、パキ、フワ。
獅子の筋肉のしなやかな躍動を思わせる振付。
そんな紅白獅子の動きのリズムが見ていて心地良い。
能というと、ゆったりなイメージですが、こんな勇壮な能もあるんですね。

能の衣装を見ていると、
着物ってやはり、二次元の産物だなあとおもいます。

能の衣装は、和服の折り目が新鮮。

トランプが踊っている姿を思わせる、能衣装の二次元さ加減。
裏と表、三次元の立体とはちょっと隔たった世界。

金糸が目に鮮やかに、裏になり、表になり。
くるくる回転する獅子。

舞台の板を踏み鳴らす足。
木の鳴る音が心地よい舞台でもありました。



上田城跡能「昆布売」

2006年08月25日 00時27分45秒 | ins Theater
数年前までは野外、櫓門のまえで、夜風に吹かれ、
蚊と戦いながら、見ていたのですが。
夜風に揺れる能衣装がまた、ゆるゆると揺れ、幽玄な世界だったのですが。

まあ、風情はありませんが、この時期、台風やら、夕立やら不確定要素があるので
仕方ないか。

明日には次の人に渡さなくてはいけない仕事があるので
残業。
番組のうち、能「俊寛」が終わって休憩時間のところへ到着。
狂言「昆布売」には間に合って、良かった。

狂言が楽しみで、毎年ついチケットを買ってしまいます。
毎年一度、夏の上田城跡能で、
すっかり御馴染みの顔となってまいりました
観世喜正さん、石田幸雄さん、野村萬斎さんです。

さて、「昆布売」。
まずは、袴ズリズリ、萬斎さん「松の廊下」のように登場。
萬斎さんといえば、どちらかと言えば、
モンペじゃなくて、
お雛さまでいえば、
一番下の段の沓持ってそうな人の装束、
軽装で登場することが多かったので、
珍しい大名姿です。

「にほんごであそぼ」でも取り上げられた「呼び声」系の楽しい音楽劇。
「昆布召され、昆布召され」の昆布売りの口上が、
三味線の効果音つき浄瑠璃風だの、
振り付きだの、色々なバージョンで披露されます。

明日から、会社で使いたい言葉。
それは「やるまいぞ、やるまいぞ」。
「あぶない、あぶない」でもイイけど。

8月のクリスマス

2006年08月25日 00時10分45秒 | cinema
ラーメン作ったり、お風呂入ったりしながら見ていたので、
全部見れませんでしたが。

「アジョシー」と「オッパ」の違いを
印象的に使っていた、韓国版に対して、
日本版は「おじさん」が連呼されて、耳につきすぎかなあ。

路面電車、いいですね。

大倉孝二くんの出演シーンもちょっと見られて、幸せ。

私の名前はキム・サムスン 第9話「あなたは私があげた心をオモチャのように」

2006年08月25日 00時07分36秒 | Koreanisch ドラマ
今日は、薪能(といっても室内)を見に行っていて、
残り10分しか見れませんでした。

2週前はトビトビ、
先週は丸ごと見てないので、
かなり進んでいて、汗汗、、、。

果たして、サムスン姉は9時までに
ヒラメにジーンズを届けるのか、どうか。

サムスン母 VS ジノンの対決の中、
ジノンを上目遣いで見つめる、サムスン。
キム・ソナさんの三白眼、かわいい。
黒目の下のシロメの割合が、なんとも、キュート。

ジノンに食ってかかる母。
立腹のポイントがいいですね。
娘の心を傷つけておいて、お金で解決するつもりなのかと
ハデハデ模様のワンピースで掴みかかるサムスンママ。

まだ、姉のマンションは売れていないんですね。

退職願いをジノンにゴミ箱にポイされても
辞職の決意は変わらず、
「見送らないで」と
チャン・キャプテンを始め、ボナペティの仲間たちが見送る中、
タクシーで去る、サムスン。

次回、サムスンは、無事、コーヒーをブラックで飲み干すことができるのか。
そして、今週土曜日、私は、無事吹替え版を見ることができるのか。

今になって振り返れば、、、。

2006年08月23日 00時16分26秒 | ins Theater
「ダンス・オブ・ヴァンパイア」で、
違和感を覚えたもの、それは、なま肌。

ヴァンパイアダンサーのお姉さんの剥き出しの脚とか、
ヘルベルトのナマ脚とか。

で、ふと、思い出したのが
初上演の「エリザベート」雪組さんだったか、
続演の星組さんだったか
トートダンサーズの皆さんのこと。

素肌が見えないように、ストッキングで、
手首だったか、足首だったかを覆っていたという
こぼれ話です。

衣装と手袋のあいだの手首のナマ肌が見えないように
手首をストッキングで覆っていたんでしたっけ?

ヴァンパイアに限らず、
西洋の亡霊って、私にとって、露出度が低いイメージです。

素肌って、生きている人間の象徴のように思います。
たとえば、サラの真紅のドレスの露出した肩。

エリザベートのトートダンサーズが、
ストッキングで肌を覆っているという話を聞いた当時は、
「なんだかなー。そこまでする必要があるのかなあ」と思ってましたが、
「ダンス・オブ・ヴァンパイア」をみたら、
ヅカのトートダンサーズの努力もなるほど、と納得しました。

日本版「スウィート・チャリティ」9月5日から

2006年08月22日 21時59分50秒 | ins Theater
チャリティ役は、玉置成実さんだったんですね。
ぴあからお知らせが来ました。

三谷幸喜さんの「THE 有頂天ホテル」で、
曲が使われてから、気になっている作品ではありますが。

日本版を9月5日(火)より上演!

チャリティの恋の相手は、気の弱い会計士オスカーだそうで、
作品を知らないと、なんか「グランド・ホテル」?と思ってしまうのですが。

オスカー役 岡田浩暉さん(マリウス@「レ・ミゼラブル」だそうで)

チャリティの仕事仲間 樹里咲穂さん、初風緑さん

チャリティが憧れる映画スター役&新興宗教の教祖の2役 石井一孝さん(私にとって、マリウスは石井さんの方なんですが)

私が見ていたころの宝塚。
ダンスが得意な生徒さんで好きだったのが樹里咲穂さん。
その後、ダンスだけじゃなくて、歌もイケルことが分かったので、
ますます好きになりました。

そして、この夏、サンリオピューロランドで
サンリオ&宝塚のコラボで
「胡桃割りクン」として、声の出演をしていた樹里さん。
胡桃割りクン、見られなかったので、
リベンジで見に行きたいところですが、
お財布が、、、。


9月5日(火) ~ 17日(日) ル テアトル銀座
9月29日(金) ~ 10月1日(日) 梅田芸術劇場 シアター・ドラマシティ
10月3日(火)・4日(水) 名古屋市民会館 中ホール
[劇作・脚本]ニール・サイモン [作詞]ドロシー・フィールズ
[作曲]サイ・コールマン [演出][振付]川崎悦子
[出演]玉置成実/岡田浩暉/樹里咲穂/初風緑/赤坂泰彦/岡千絵/石井一孝/他

「ダンス・オブ・ヴァンパイア」を見にいって良かったコト

2006年08月22日 01時08分38秒 | ins Theater
1回しか観てないくせに、連日、つらつらと不満を述べておりますが
ここらで、劇場へ足を運んで良かったことも
書いておきたいと思います。

1.何よりもyukitsuriさんに、再会できたこと。
 やはり、観劇は一緒に見てくれる人がいると、観劇後色々お話ができて
 楽しさ3倍以上。
 そして、旅のお話を色々聴けたし、戦利品も見せていただけました。
 
2.帝国劇場食わず嫌いが、直ったこと。
 改装前、最後に行ったのは、いつのことかしら、、、。
 「レミゼ」かな。
 帝国劇場、今回はA席で、改装前のA席といったら
 舞台の出演者が豆粒にしか見えなかったのに。
 今回のS列と来たら、オペラグラスなしでも
 それほど、気にならない大きさに出演者が、みえるし、
 市村さんの意外に小さな手とハイタッチできたし、
 ヴァンパイアのお姉さんに流れ上、ハイタッチと強要されたし、、、。

 これまで、ちょっと見たいと思った作品があっても
 「けッ、帝劇か」と、諦めていたのですが、
 今回、改装後の帝劇の小ささを見直しました。
 「後ろのお客さんが見えないので。身を乗り出して、前かがみにならないでください」
 という注意が面白かった。

3.サラのダンスが気に入ったこと。

4.マグダの宮本さんが見れたこと。

5.泉見アルフレートくんの「その気にさせといて」の手の上げ下げのおかしさ。
 サラに自分が苦労して入れたお風呂を乗っ取られ、
 かといって、惚れた弱みで文句も言えず。
 木の柱だっけ?木の扉だっけ?を
 上下にスリスリして、気をなだめるシーンが可笑しくて。
 一番の笑いどころでした。

ポップな赤、シックなブルー

2006年08月20日 20時41分47秒 | 旅行
オランダで印象的だった窓枠の赤、ベルギーで多く見た窓枠の青。

初めて脚を踏み入れたベルギー、アントワープ。
アントワープは町全体がシックな色の印象。
グレーとブルーグレーの組み合わせ。

オランダの白壁、茶色の屋根、赤い窓枠。
赤がまとめつつ、際立って、ポップな印象。

これに対し、ブリュッセルで多く見かけた
白味が多いブルーというより
水色の窓枠。
洗練されて落ち着いた印象の引き締め色、ブルーでした。

窓枠の水色って、シニカルで都会的な色だなと思いました。
ちょっと一歩ひいて、斜に構えて見る感じです。

鐘の音を聴いた旅

2006年08月20日 20時36分04秒 | 今日のわたくしゴト
オランダ
アムステルダム、ユトレヒト、デンハーグ

ベルギー
アントワープ、ゲント、ブルージュ、ブリュッセル

私のこの旅のお薦めは
オランダのユトレヒトと
ベルギーのブルージュ。

ユトレヒトは、Dick Brunaハウスが目当てだったのですが
ドム広場に繋がる運河沿いの、そぞろ歩きが風情があって素敵でした。
運河の脇にカフェ等が軒を連ねますが、
その天井は道路になっています。

松田聖子さんの昔の歌に「ブルージュの鐘」というのが
あったと思うのですが、
15分おきに「カルメン序曲」やら、「第九 歓びの歌」やらカリヨン演奏される
鐘楼。

ブルージュに限らず、
アムステルダムのアンネの家の近くの西教会、
ブリュッセルなど、聞こえる鐘の音の印象的な今回の旅行でした。

「ダンス・オブ・ヴァンパイヤ」 夜の部 8月12日

2006年08月20日 19時58分14秒 | ins Theater
「アルフレッ」の開演前のアナウンス。

関係ありませんが、この手の開演前アナウンスで
初めて聞いて、「やられた」と思うのは
Motherの「shyban(シャイバン)」でした。

閑話休題。
「ダンス・オブ・ヴァンパイア」に関する私の知識は
ウィーン版のダイジェストCDと、
他の方のブログを見ると、
「好きな人は、ものすごくお気に入りの作品らしい」という
二つでした。

で、1週間経って、思うのは、
お金を一番かけるべきは、
下っ端のヴァンパイアの衣装なのはないか、
と言うことです。

ウィーン版のCDブックレットを見て印象的なのは、
やはり、下っ端のヴァンパイアダンサーズの
衣装の興味深さと華麗さのような気がするんですが。
ゴスロリ好きな人がヨダレ流しそうな衣装が、
一番必要なのでは。

狭い舞台に、あんな大勢必要?
人数を減らして、ひとり当たりの衣装を豪華に出来ないものかしらと
妄想してしまいました。

で、その次にお金をかけるべきが、
伯爵様のお城のセットなのでは。

伯爵、空飛ばなくてもいいし、
書庫、あんなに大きくなくても良いような。
らせん状階段、電球が大きすぎませんか?
つい、トイレの裸電球を連想してしまいまして、、、。

ヴァンパイアの雰囲気作りがうまく行くかどうかが、肝だと思うんですが。

今回の観劇で、一番印象に残ったのは、サラの吹替えのダンサー。
大塚ちひろさん、「ダンス旨いね」と思ったら
yukitsuriさんに、「ダンス部分吹替」と教えて頂きました。

サラのダンサーさんに、一番惚れこんだ、観劇でした。
何が、素晴らしいって、踊っても踊っても、ぱんつが見えないこと。
ヒロインたるもの、スカートの中をあらわにしすぎてはイケません。

サラの軽やかで、柔らかなダンス。
ダンサーさんの名前を調べなくては。

伯爵の影として、踊ってるダンサーさんがいるのですが、
伯爵の後方、台の上で始まる踊りを
「クネクネ踊り」と命名し、yukitsuriさんに笑われました。

ダンサーの皆さん、頑張ってると思うだけに、
主要キャスト以外の衣装が惜しまれます、、、。

って、この不満て、どこかで覚えがありますが。

8月納涼歌舞伎 8月12日(土) 第一部 

2006年08月20日 19時26分20秒 | ins Theater
rukoさんにご指南いただいた、歌舞伎座の幕見。
二回目にチャレンジ。
第一幕と第三幕だけ見ようかな、と思ったら、
二幕と三幕は合計料金だったので第一部三幕通しで見ちゃいました。

11時ギリギリに窓口についたら「立ち見ですけどいいですか?」
混んでたんですね。

第一部の「慶安太平記」、前半、たるいなあ、「二幕は、パス」と
思った矢先の後半、立ち回り!
さまざまな見せ場の工夫があり、伝統の力、見せ方の知恵の集積ですね。

戸板で橋をかけ屋根に登る、
綱でネットをつくって、そこへダイブといった、
危険で華麗、目を引くアクロバットな技から
ちょうちんを塀の外に並べることで、
屋敷を囲まれたことを示すなど、
など、楽しいしかけの数々。

バック宙で、屋根から飛び降りたり、バック転したり、
軽く受身したり、
ジャパンアクションクラブか?と思ったら、
普通の若手の役者さん?


第2幕の「近江のお兼」。
高く脚を上げて、パカパカ走るお馬の姿の
ハリキリ振りが可愛らしく、印象に残ったのですが、
それは違う幕でしたっけ?


第3幕「たのきゅう」。
三谷幸喜さんが、暗転は好まないと聞いたことがあるのですが、
この幕の作家、わかぎゑふさんも、暗転や幕引きを排除したのかな?
と思わせるスピーディーな場面転換です。

暗転やセット替えのため幕を引くことなく、
360度舞台を使い切った展開。
一寸法師姿の初舞台口上月の小吉さんと
名題昇進の三津右衛門の口上も織り込んで舞台が進みます。

一寸法師姿で登場の小吉さんの
登場シーンのパッと鮮やかなこと。
仕掛けとしたら、なんてことないのですが、
その「ハッ」と観客がさせられる登場の仕方に、感嘆。
見せ方の旨さに、やはり伝統の力が光ります。

その一寸法師が、盆まわりする
小さなセットの緑と黄緑色の山を1つ2つと越える姿がカワイイこと。