ノグチサトキ

名もなきギタリストの物語

国宝『鳥獣人物戯画』

2014-11-02 | 家族のこと

「(前略)感動というのは、自分の中で自家発電的に起こせるものではなく、

 外から何かに媒体されなければ起こりません。(後略)」姜尚中氏著書より抜粋。

 

シーズンの三連休もあってか、多くの人が訪れた京都国立博物館

『国宝 鳥獣戯画と高山寺』展

 

妻子を先に入場させて、一人、駐車場の空き待ちに、車中で60分以上。

ようやく敷地内に入場できたかと思えば目を見張る長蛇の列で、

展示されてる建物に入るまでに更に90分以上立ちっぱなし。

更には、催し会場に入り、陳列棚の現物を前に、60分以上・・・。

 

妻子とは別行動となってしまったから、一人で計四時間待ってたことになります。

以前、大阪のどこかの美術館にフェルメールの『絵画芸術』を見に行った際も、

かなり混んでたけれど、今回ほどではありませんでした。

 

とは言え、その間、冒頭の姜生生が書かれた著書を読んだり、

懇意にしている人にメールを送ったりしてたものですから、

不思議と長くは感じませんでしたし、

むしろ、その間、あれこれ、テンションを上げるにいい時間になってたようにも思えます。

 

という訳で、ようやく順番が来て見ることができたその『鳥獣人物戯画』、

漫画のルーツと言われたり、何かと話題が取り沙汰されますが、

 

実際、現物を間の辺りにすると・・・、

表情の豊かさ、躍動感・・・、確かに、時代を超えて

筆舌しがたい魅力があります。

“昔の絵”のイメージが変わりますし、

何より、今も昔も、皆、当たり前ですが、“生きてる”みたいな、

そんな感じが、ひしひし伝わってきます。

 

下手な感想になりましたが、

人気の高さも伺いしれる感じはしましたし、

長い時間かけて並んだ甲斐があったと思えました。

 

それから、何よりも・・・、次項につづく



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