ローカルバンドのボーカルから、一躍メジャーバンドに抜擢され、
栄光をつかんだかに見えた主人公でしたが、
言われるままに歌うだけの日々が続きます。
そんな自分自身に疑問を感じるようになり、
結局、脱退することに・・・。
こういうジレンマ、
ある意味、どんな世界、どんな所でも見受けられることかと思います。
その場所場所、その時々、自分が存在することの意味。
「このままでいいのだろうか?」
有名無名関らず、ことの大小に関らず、
そのことを意識するしないに関らず、
他人に認められようが認められまいが、自分の人生、
人の数だけ、物語があるのかとも思います。
くしくも私自身、
指示待ちでは行けないと思い、主体性をもって取り組んだつもりが、
立場をわきまえてないと、裏目に出てたばかり、
とても、タイムリーな映画となりました。
大事なことは、どんな時も腐らず投げ出さないこと、
なんてこと思いつつ、映画のあと、浸ってたところです。
「映画は、心の処方箋」に続き、「映画は、人生の教科書」(笑)
どなた様も、季節の変わり目、ご自愛ください。