¶タイタン号の宇宙探検¶

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クニャンな世界・・・韓国ドラマ「勝手にしやがれ」

2005年12月29日 10時20分14秒 | 韓国ドラマの話

年末年始に韓ドラを休む・・・つもりでした。マジで!

でもなんだか寂しいので「ニューノンストップ」をランダムにつなぎで見てました。
一話20分弱だし、連続ドラマではないので気楽に見られる。

そうしたら(皆さん、もう想像がついてますね?きっと^^;)なんだかむずむずするじゃあありませんか
あれよあれよと言ううちにDVDの棚に足が向かい、手が伸び・・・などと言い訳しつつ動揺を紛らわしておりますが、やっぱり見始めてしまいました──
「勝手にしやがれ」!!

もう一度見たいとは思ってましたよ、確かに。でも何故、よりによって年の瀬?!
まあ突然、無性に見たくなったんだからしょうがないんですが、本当に私は変わり者です(+_+)。このままいくと新年一発目はヤン・ドングンということになるわけで・・・。

最初に見たのは約1年前。好きなので内容はそこそこ覚えているんですが、その後にいろいろ韓ドラを見たので、それらと比較できるということ、そして多少言葉がわかるという点で受け止め方が随分違うはず。こっちも今や“にわか韓ドラのプロ”ですから、見る目は結構厳しいですよ。(ヤン・ドングン、覚悟しいや!)

さて、そうして見始めてみると「変わってる・・・」という印象が更に強いです。前はさほど思わなかったのに、なんだか不思議な気分。何より私にとって心地いいのは、押し付けがましい道理や情がない、そして破滅的言動を否定することなく、さらっと表現しているところでしょうか。
人としてこうであるべき、という『性善説』を高らかに唱えるでもなく、かといって否定することもせず、全てを見る側にゆだねている感じがします。

そもそも不思議系カルトドラマ「アイルランド」と同じ、女流作家のイン・ジョンオクの脚本ですから、起承転結を説明しろと言われても無理な話です。
ヒロポン、精神障害者、前科者、物乞い・・・これらの言葉が攻撃性なしにぽんぽん出てくる。勿論受け止める方も空気のように聞き流して「それで?」って感じです。

いきなり刑務所から出所してきたボクスが刑事のもとに真っ先に駆けつけ「でっちあげてぶち込んだろ?」ときくと「なんでわかった?」とニヤリ。

ミレ(コン・ヒョジン)はボクス(ヤン・ドングン)の首を本気で絞めあげるわ、その妹はスプーンをガリガリかじって「次は包丁を食ってやる!」とのたまうわ、ボクスがビルの前でしゃがんでいると「ウンコしてんの?」とミレ。「そうだ。だんな様が大仕事してんだから紙持ってこい!」とボクス。
わ~なんだ、この普通じゃないのに普通っぽい世界は・・・の連続です(^_^;)。

ヒロイン(ギョン:イ・ナヨン扮す)の父親も、いわゆる悪人キャラには見えないのに、ためらいもなく娘をビンタし「公務員に金払ってヤクザと商売してなにが悪い」「酔ったおまえを見ていると吐き気がする」と平然と言い放つ。
これを聞いて娘は傷ついているのか?と言えば、そこはこのドラマではまさしく“クニャン(何となく、別に)”なので過剰に同情する必要はないのです。
それでもなんだかじわ~~っときます。何故だろう?あの手袋の鬼刑事に至っても、なんだか哀しく見えたりなんかして・・・。

しかしボクス(ヤン・ドングン)仕事=スリ、恋=浮気って、そりゃないよ!なイメージが貼りついてます。これをこれから覆していくんだから大変だ・・・。(でも最初から夫婦気取りの女ミレがボクスにべったりだしな)

イ・ドンゴンもギョンに言いがかりつけて「俺の犬を食ったのか?」だの「チュー博士」だの「麻薬やってるのか?」「寝た(SEX)ことある?」「怒らせたら贈り物で挽回。俺って金持ちだからさ」って・・・本当にキャラのつかみどころがないです。

変なことばかり羅列してしまいましたが、実は既に何回か涙腺が緩んでしまった・・・。(いま第8話目)

ダメだ!ヤン・ドングンが肩で息してるだけで泣けてくる
涙をこらえて「舌かんだ!アッパ(父さん)のせいだ!」と言って外でおいおい泣いてる姿ももらい泣きしてしまった・・・(しかもご飯粒飛ばして)。

そんでもって自分が盗んだお金のせいで友だちが死んで「ただ(クニャン)あなたを憎んでいたい」と言っていたギョンに「好きになってもいいですか?」って言われて、ボクス狂喜乱舞!(バク転までしてた)今度はうれし泣きですよ~~!オットケ~!

スリを“退職”してカッコよく生きることに決めたボクス。これからスタントマン目指してアクションな日々です。

普通の韓ドラだったら『どうして前科者になったか』『突然病魔に犯されてどんなに苦しくて辛いか』『息子の苦労も知らずにたかっている母親にまとわりつくボクスが可哀想…』などなど涙のツボがたくさんあって、そこに言及するのだけれどこのドラマはそういうのがサラサラっとしか描かれていません。そこは見る側の感受性まかせです。
私も見るのが2度目なのだから、その料理方法をきちんと見極めねば・・・。

さて、年内視聴終了はさすがに無理なので、今度はどんな新たな発見があるのか楽しみにしつつ、【お正月またぎ(by「朝ズバッ!」)】をしたいと思います。もうボクスにかなりメロメロですが、今はまだ我慢、我慢・・・。

 

 


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