今年のお盆は久しぶりに、夫と『ツイスターズ』を観に劇場に足を運ぶ予定ですが、(『ミッション:インポッシブル デッドレコニング』以来😅)
映画は、wowowで録画して時間がある時に一人リビングで楽しんでます。
大切な癒しのひと時✨
HDDがそろそろいっぱいになりそうだったから、『太陽がいっぱい』と『メメント』を見ました。
『太陽がいっぱい』は64年前!『メメント』は24年前の作品。
どちらもまだ見てなかったので、wowow放送を楽しみにしていました。
『太陽がいっぱい』
監督・脚本:ルネ・クレマン
製作:ロベール・アキム、レイモン・アキム
原作:パトリシア・ハイスミス
音楽:ニーノ・ロータ
出演:アラン・ドロン、マリー・ラフォレ、モーリス・ロネ
1960年/フランス・イタリア合作
大昔小学生の時に映画『世にも怪奇な物語』のアラン・ドロンをテレビで見て、幼心にこんなカッコいいひとがいるんだって恋心?を抱いたことを思い出しました!
中学生になったらブルース・リーに夢中だったけど😆若かりし頃のアラン・ドロンは、子どものハートまで鷲掴みにするくらい美しかったです✨
リメイクといえば、レオナルド・ディカプリオ主演『華麗なるギャッツビー』を見たあとにロバート・レッドフォード主演のを見たらがっかりしたことがあったけど(※個人の感想です)
主演のふたりが全く別のタイプで、キャラクターの描かれ方もストーリーも違ったから、『太陽がいっぱい』と『リプリー』は別物の味わいがあってどちらも好きです。
美しい景色(デジタルリマスター版)と映像と音楽と若かりし頃のアラン・ドロン✨
レトロな雰囲気を楽しむうちに、ドキドキするスリリングな展開!目が離せなくなりました。
フィリップ・グリーンリーフを演じるモーリス・ロネとジュード・ロウは雰囲気がよく似ていてびっくり。
マット・デイモンのリプリーは、ちょっと粘着質な感じがあって、ほんとはいいひとそうなのにフィリップのひどい仕打ちのせいでついこんなことになっちゃって💦可哀そう…って同情したり共感できる部分があったのに
アラン・ドロンのリプリーは、もともと野心の塊、悪知恵が働いて、卑しくて、根っからワルの本性がむき出しになっただけなのかなって感じで、同情も共感もできない。
冷血で良心のかけらも感じられないのに、とびっきり美しくてミステリアスで
歌舞伎の色悪のような強烈な魅力!無条件に惹きつけられました。
そんな魅力にあらがえず、完全犯罪がうまくいくことを祈りながら、ハラハラ見て
ラストシーン、ニーノ・ロータの「太陽がいっぱい」の切ないメロディに、胸がきゅっと締め付けられるような感覚!
願わくばうまくいってほしかった!
切ない余韻に、もう一度見たくなりました。